16/12/15 18:07:43.78 CAP_USER.net
[インタヴュー] 作家・仲村清司は新刊『消えゆく沖縄─移住生活20年の光と影』をなぜ書いたのか
■沖縄移住20年というターム■
藤井: 今回の『消えゆく沖縄』(光文社新書)はタイトルや帯のコピーも意味深ですね。発売前からSNSでは、仲村さんが沖縄を出て行くのではないかという憶測が飛び交っていました。
帯に「変質してしまった、この島への遺言」と書いてありますから、読者は否応にもそういうふうに勘繰ったのだと思います。20年前に東京から沖縄に移住してきて、結果としてある種の沖縄との「惜別」へと向かっていく内容ととらえていいのでしょうか。
仲村:「遺言」を「遺書」と勘違いしてる読者もいるようです。けっしてそういう意味ではありませんので、ご心配なきように(笑)。
でも、けっして笑い事ではなく、今の僕には「沖縄」が重たくなっているのは事実です。そのことは前から意識はしていたのですが、移住してちょうど20年目の節目なので、本書では今の自分の心境を吐露させてもらいました。
もっとも20年という歳月が長いのか短いのかと言うと、僕もよく分からないところがあるのですが、作家の吉村昭先生が興味深いことを指摘しています。
幕末の時間軸で例えると、桜田門外の変が発生するのは1860年で、明治維新が成立するのはわずかその8年後の1868年なのですね。僕の頭の中ではもっと長いイメージがあった。
戦前で言うと、二・二六事件が起きるのが1936(昭和11)年で、敗戦が1945年(昭和20)年です。
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