16/12/03 08:39:52.11 CAP_USER.net
金英漢(キム・ヨンハン)民情首席秘書官(当時)の業務について記されたメモは、「懲らしめてやる」と産経新聞を名指ししていた。当時、産経新聞と私が韓国政権中枢の激しい怨嗟(えんさ)の的になっていたことを改めて感じる。
朴槿恵(パク・クネ)大統領の意向をどの程度反映しているのか判然としないが、韓国検察による捜査、事情聴取、起訴といった一連の行為が政権中枢からの指示によるメディア攻撃であったこと、また政権総掛かりの個人攻撃だったことが明らかとなり、怒りというよりも恐ろしさを覚える。
韓国の民情首席秘書官といえば大統領府(青瓦台)にあって検察、情報機関、警察など政権を守るために動く権力機関の元締、司令塔として知られる。
出国禁止措置の8カ月間、日常生活の中で警察や情報機関の影を常に意識していた。メモでは「リストを作り、追跡し処断するよう情報収集」としたうえで、「警察 国家情報院をチーム構成するように」という記載もある。青瓦台が産経新聞と私に対する監視包囲網を作っていたということなのだろうか。
崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件でも明らかになったように、朴氏は周囲にほとんど胸の内を明かさない。一握りの取り巻きが朴氏の考えを勝手に忖度(そんたく)し、「閣下(朴氏)のご意向だ」として権力を私物化していた。果たして朴氏は、金秘書官に「懲らしめ」ることを指示していたのだろうか。
さらには、検察高官出身で事件捜査をよく知る金秘書官は、外国特派員の起訴という暴挙が諸外国から不信を買い、政権を揺るがせることを予測できなかったのか。不通・忖度政権の不気味な謎である。(社会部編集委員)
URLリンク(www.sankei.com)
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【韓国首席秘書官メモ公開】「沈黙が良薬 産経」 大統領府メモ、韓国メディアも速報
元民情首席秘書官のものとされるメモについて、東亜日報系のテレビ「チャンネルA」は、加藤達也元ソウル支局長への捜査が継続中だった2014年9月10日の記述を紹介。「沈黙が良薬 産経」と記され、産経の記事への対応について言及していたと報じた。
経済紙「ソウル経済」(電子版)は「産経を忘れてはだめだ。懲らしめてやらなければ」との記述を引用して速報。「加藤達也(元支局長)の起訴も大統領府の作品」との見出しで報じるインターネットメディアもあった。
メモには情報統制に関するものとみられる内容も多数あり、ハンギョレ新聞(同)は「大統領府が、報道だけでなく大統領を批判する文化活動まですべてを『大統領に対する冒涜(ぼうとく)』と規定し、国家機関や与党、保守団体などを動員していた状況が明らかになった」と指摘した。(時吉達也)
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産経新聞の加藤達也元ソウル支局長(川口良介撮影)