16/11/14 22:24:39.72 CAP_USER.net
科学者は関連を否定
「スーパームーンが観測される14日から17日までが、地震発生の可能性が最も高い」「2度の慶州地震はいずれも月曜に発生した」
1948年以来、68年ぶりの大きさのスーパームーンが観測される14日を前に「スーパームーンの影響で大地震が起きる可能性がある」という「怪談」が口コミやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで広まり、不安が拡大した。月と地球が最も近づくため、月の引力が地殻を刺激し、9月の慶州地震のような天変地異が発生する恐れがあるというわけだ。
13日の午後にはニュージーランドでマグニチュード(M)7.8、アルゼンチンでM6.2の地震が発生したのに続き、韓国中西部の忠清南道保寧でもM3.5の地震が観測され、不安は一層拡大した。SNSには「やはりスーパームーンと地震は関係があると思う」「月を見に江原道まで行こうと思ったが、不安になって家で様子をみていた」などの書き込みが相次いだ。
2005年のインドネシアの津波や、11年の東日本巨大地震の際にもスーパームーンが出ていたという「スーパームーン地震影響説」は、数年前からささやかれていた。しかし科学者たちはこれを「根拠のない俗説」とみている。14日にスーパームーンが観測される際、月と地球の距離は35万6509キロメートルで、月と地球の平均距離(38万4400キロメートル)より2万7000キロメートルほど近くなる。だがこの程度近づいただけでは潮の満ち引きが多少大きくなるだけで、地震を呼び起こすレベルではないというわけだ。専門家は「地震は地球内部で熱い溶岩の力によって起きるもので、外部の力である月の引力で起きるとは考えにくい。科学的に証明されていないものを既成事実化して不安を助長するのはよくない」と指摘した。
一部ネットユーザーもスーパームーンに関するうわさについて「月の話はもうやめてほしい」「証明されていないのに恐怖をあおって楽しいのか」などと批判した。
キム・ミンジョン記者
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