16/11/13 22:59:06.07 CAP_USER.net
オバマ政権、TPPの議会承認を断念
米国と日本が主導し、アジア・太平洋地域の12か国が参加する自由貿易協定、環太平洋経済連携協定(TPP)が事実上、破棄されることになった。
米国大統領選で当選したドナルド・トランプ氏が「就任100日以内に実施する課題」としてTPP離脱を掲げ、オバマ政権も議会承認を断念する意向を明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが11日(現地時間)に報じた。
WSJは同日「(米国の)民主・共和両党の指導部がTPP批准手続きをこれ以上進めないことをホワイトハウスに通知し、オバマ政権も現段階ではこれ以上進展させる方法がないことを認め、議会での批准を断念した」と伝えた。
トランプ氏はこれまで、不公平な貿易協定によって米国の雇用が失われたと批判した上で、既存の貿易協定について再交渉を行い、TPPからは即時離脱すると公言してきた。
しかし日本の安倍晋三首相は17日に米国ニューヨークで予定されているトランプ氏との会談で、TPPのメリットを説明するなど、最後まで説得を続けることが予想される。これは日本経済新聞など日本メディアが報じている。
TPPの合意が難しいと見て加入を見送った韓国政府は、世界最大の貿易協定から疎外される危機を脱した格好だ。韓国政府の関係者は「米国の新政権がTPPを破棄したとしても、新たな貿易体制の議論を始める可能性がある」として「韓米自由貿易協定(FTA)の改正に向けた話し合いを含め、さまざまなシナリオを念頭に置いて対策を考えたい」と述べた。
ニューヨーク= 金徳翰(キム・ドクハン)特派員、 , 金承範(キム・スンボム)記者
URLリンク(www.chosunonline.com)