16/11/05 06:25:44.88 CAP_USER.net
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が親友で民間人の崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)を国政に介入させた疑惑の影響で4日、朴氏の支持率が同国歴代最低の5%まで低下した。同国ギャラップ社が発表した。朴氏はこの日、国民に向けて談話を発表し、検察の捜査に協力すると明言。退陣、政権交代となれば、日韓関係に影響が出ることも懸念される。
支持率はついに1桁まで落ち込んだ。10月28日発表の17%から12ポイントの大幅減。9月3週から7週連続の低下となった。韓国の大統領では歴代最低で、政権の継続に暗雲が立ちこめている。
朴氏はこの日、テレビを通じ国民向け談話を発表し、謝罪した。「検察の捜査に最大限協力する」とし、自らへの捜査も受け入れると表明した。検察の事情聴取を受ければ、現職の大統領としては初めて。「過ちが明らかになれば私も全ての責任を取る」と述べた。しかし、国政の空白が生じてはならないと強調し、退陣する意思がないことを明らかにした。
5%の低支持率にもかかわらず、今のところ、国会内で辞任を求める動きは少ない。朴氏が辞任すれば60日以内に新大統領を決めなければならず、野党は急ごしらえで候補選びを進めるよりも、来年12月の大統領選での確実な政権交代をもくろんでいるからだ。
一方で、国民の声を無視することもできない。コリア・レポートの辺真一編集長は「政権は完全な死に体」とし、野党にとって今後の支持率の動きと12日に予定される大規模デモがポイントになると指摘。「翌週も支持率が1桁なら、野党の退陣を求める動きも加速する」とした。12日のデモには20万人以上が参加するとされており「本当に20万人規模になれば無視できない」と話した。
朴氏が辞任した場合、日本にはどのような影響が出るのか。韓国最大野党の「共に民主党」は昨年結ばれた慰安婦問題に関する日韓合意に反発している。辺氏は「政権が交代すれば日韓合意の見直しを要求される可能性もある」と話した。また、12月開催で調整されていた日中韓首脳会談が見送られれば、朴氏の初来日もなくなる。もしそうなれば、朴氏は8人目にして初めて一度も訪日しなかった大統領になる。辺氏は「日韓関係には悪い影響ばかり」と懸念した。
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