16/11/02 22:20:57.99 CAP_USER.net
宗教的な理由で兵役を拒否するいわゆる良心的兵役拒否者について、先月、控訴審で初の無罪判決が示されましたが、別の控訴審で、有罪だとする判断があらためて示されました。
水原（スウォン）地方裁判所控訴部は2日、宗教的な理由で兵役を拒否し、兵役法違反の罪で起訴された男性に対する控訴審で、無罪を言い渡した一審の判決を破棄し、懲役1年６か月を言い渡しました。
判決文で、「被告人たちの兵役拒否は、兵役法第88条の第1項で定めている『正当な事由による兵役拒否』には該当しない」としました。
この問題について、これまで一審では、良心的兵役拒否が兵役法で定めている「正当な事由」に該当するのかをめぐって、裁判所ごとに解釈が異なることは多くありましたが、控訴審では、一貫して「良心的兵役拒否は正当な事由には該当しない」としてきました。
しかし、先月18日、光州（クァンジュ）地方裁判所控訴部は、良心的兵役拒否で起訴された男性3人に対して「被告の成長過程などから、宗教的信念と良心により兵役を拒否していると判断される。宗教と個人の良心は憲法が保障する権利であり、刑事処罰によりこれを制限することはできない」として、控訴審で初めてとなる無罪を言い渡しました。
今回有罪となった被告の弁護士は判決について、「国際社会では宗教や良心の自由による兵役拒否を認める判決が相次いでいる。韓国も良心的兵役拒否を明確な権利として認識し、代案を設ける必要がある」と話しています。
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