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2016年9月10日05時00分
ユネスコ（国連教育科学文化機関）の世界記憶遺産（世界の記憶）に、旧日本軍の慰安婦に関する資料の登録を申請した日中韓の民間団体が９日、東京都内でシンポジウムを開いた。団体関係者は「元慰安婦の女性らの闘いや、それで何が変わったかを歴史に残すべきだ」と意義を訴えた。
日中韓など８カ国・地域の民間団体でつくる「国際連帯委員会」などが、旧日本軍や連合軍の公文書、元慰安婦の証言などについて、来年の登録を目指している。
日本政府はユネスコに対し、記憶遺産制度の見直しを働きかけている。シンポには、記憶遺産の登録の可否を決める国際諮問委員会の元委員で、現在は見直し作業に携わるレイ・エドモンドソンさんも参加。慰安婦の申請について「現行のガイドラインに沿って判断する。これは公式指針に基づく」と述べ、見直し後の判断基準は適用されないと明言した。
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