16/09/01 14:00:43.19 CAP_USER.net
1日午前の韓国株式市場でサムスン電子の株価が大きく下落している。
一時は前日比5万7000ウォン(3.5%)安の156万3000ウォンまで下げた。
8月19日に米国や韓国など同社の主要市場で発売した新型大画面スマートフォン(スマホ)
「ギャラクシーノート7」の出荷に遅れが生じていることが下落の背景だ。
発売後の8月23日には上場来高値となる169万4000ウォンを付けていたが、その高値からは7.7%下落したことになる。
出荷の遅れについて日本法人のサムスン電子ジャパンは「想定していた以上に需要が集まり、供給が追いついていないため」とし、
「供給体制を整えるべく取り組んでいる最中だ」と説明している。
一方でノート7については「サムスン電子が品質管理のために追加の調査を行っており、出荷が遅れている」と報じる海外メディアもある。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で「バッテリーが充電中に爆発した」といった報告が相次いでいる。
サムスン電子側もこういった報告があるのは認識しており、「情報を精査している」という。
ノート7は米アップルや中国・華為技術(ファーウェイ)の大画面スマホと比べてさらに画面が大きく、
瞳の虹彩を使う個人認証機能や防水機能などの特徴を持つ。
米調査会社IDCによると、サムスン電子の世界スマホシェアは数年前まで30%を超えていたが、
新興国需要の鈍化や中国製の格安スマホの登場によって低下。
引き続きトップシェアではあるものの、2016年4~6月期には22.4%にまで下がった。
ノート7はシェアを挽回するための有力な1手になると期待されている。
ただ、実際に不具合があると認められれば、予約が殺到しているとされるノート7の人気に影を落とすほか、
不具合の状況次第ではサムスン電子の業績にも打撃を与えかねない。
発売早々、ノート7に暗雲が漂い始めている。
2016/9/1 11:02
URLリンク(www.nikkei.com)