16/08/31 09:01:07.16 CAP_USER.net
リオ五輪で韓国のメダル獲得数が日本のほぼ半分にとどまり、メディアは日本の選手育成法を学べと危機感をあおっている。
韓国の中学、高校では、各校に運動部が一つか二つしかなく、徹底したエリート育成で、選手たちは全国大会や将来の五輪を目指す。生徒の多くは勉強に追われ、部活とは無縁の生活を送る。体育館がある学校もわずかだ。
ソウルに勤務して、学生はほとんど「金づち」で、男性は約二年の兵役期間中に初めて泳ぎを覚えるのだと知った。「学校にもっとプールを造るべきだ」と思い、会合などで何度か提案したことがある。
勉強の成績に関係なく水泳ができれば楽しいし、障害がある子も水の中でまったく違う経験ができるはずだと説明したのだが、韓国側の反応は「受験が厳しく体育の時間を増やす余裕はない。学校も父母も賛成しない」というものだった。
韓国紙「中央日報」によれば、全国の小学校でプールがあるのはわずか1・1%というから、十年たっても変わっていないようだ。
韓国も最近は少子化で、空き教室が増え、地方では学校の統廃合が進む。だったら、改築してできたスペースに、プールや体育館を造ればいいのにと思う。
多くの人がスポーツに親しむ場所と機会をつくる。五輪のメダル数より、スポーツ愛好者の裾野を広げる努力が必要ではないか。 (山本勇二)
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