【産経】本多勝一氏の「中国の旅」が後世に残した禍根[8/14]at NEWS4PLUS
【産経】本多勝一氏の「中国の旅」が後世に残した禍根[8/14] - 暇つぶし2ch1:ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/
16/08/15 21:37:17.47 CAP_USER.net
 少々前の話ですが、5月の産経新聞1面で本多勝一氏の名前を久しぶりに目にしました。本多氏は1970年代、
先の日中戦争を取り上げた「中国の旅」をはじめ数々の著書を出していた当時、朝日新聞の記者です。
 学生だった私は本多氏の「日本語の作文技術」や「そして我が祖国・日本」など、ほとんどの著書を読みました。
新たな視点から読者に問題提起し考えさせるという書き方に興味を抱き、引き込まれました。
 しかし本多氏の代表作でもある赤い表紙の「中国の旅」を読んだ後、砂をかむような違和感を覚えるようになりました。
 「中国の旅」の内容は日中戦争の折に日本軍が中国で行ったことを現地の中国人に取材し、まとめたものです。
日本軍の兵士から受けた刃物による傷や銃創の痕を撮影した写真と本人の証言、人の骨が堆積した「万人坑」と呼ばれる
生々しい現場写真の多くが中国側から提供されたものでした。また、被害に遭った中国人の顔写真と本人が現場で当時の
生々しい日本軍の行動や状況を語る様子が、克明かつ具体的に書かれていました。
 こうした写真や証言の数々を目にした私は、しばらく後味の悪さに耐えましたが、やがて数々の疑問が湧いてきました。
 最大の疑問は、この本の文章が中国人からの聴き取り取材だけで書かれていることでした。また、日本軍はどこまで
行っても加害者で、中国人は被害者の立場で書かれ、それが前提であることにも気付きました。
 それらの疑問を自分なりに解明するため当時、私は実際に中国大陸で日中戦争に従軍した人々に直接会って、
「中国の旅」の中国人証言などについて尋ねてみたのです。今から45年前なので従軍された方々もお元気で、
さまざまな方から事実や真相を伺うことができました。
 全員が異口同音に語ったのは「一方から聴いただけでは結果として相手に都合のよいことだけ掲載することになる。
双方から聴き、すり合わせて文章にしなければ駄目だ」ということ。また「中国人は『白髪三千丈』のように物事を
大げさに話すし体面を保つ『面子』に人一倍こだわる国民性がある」とも。
 さらに当時の中国大陸では、中国国民党軍や共産軍、さらに農民らの蜂起軍などが入り乱れており、一般人の
居住地域にも民間人を装って紛れ込む輩もいて、混乱の中、こうした軍人から危害を受けた中国人住民がいたことも伺いました。
 「中国の旅」に対する受け止め方は、総じて冷静で穏やかな様子の方が多かったように思います。日本の故事を引いて
「勝てば官軍、負ければ賊軍なんだよ」と敗戦国・日本の悲哀をしみじみと諭す方もいました。
 冒頭の産経新聞記事によると、中国の南京にある日中戦争の記念館では、「中国の旅」を書いた本多勝一氏を
「勇気ある日本のジャーナリスト」として経歴などを紹介し、称賛しているそうです。
 その中国は現在、韓国とともに南京事件や慰安婦問題などをめぐり、当時の日本や日本軍を世界に向け非難する
「歴史戦」を仕掛けています。「中国の旅」を読み、かつての日本人の行為に深く落胆した人も多かったと思います。
そうした人々が「歴史戦」に備えるのは容易なことではないでしょう。
 歴史は史実に沿って公正、公平、中立の立場で検証され、語るようにしないと後世や末代に至るまで「禍根」を残します。
「中国の旅」を生きた警鐘として肝に銘じることが大切であると痛感するのです。
(石田成人・東京未来大非常勤講師)
産経ニュース 2016.8.14 07:03
URLリンク(www.sankei.com)


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