16/08/10 23:47:34.11 CAP_USER.net
URLﾘﾝｸ(www.pressian.com)
▲ピースボート、野平晋作共同代表. (c)チョン・ジンハン
7月30日から8月7日まで環境財団で主催するピース・アンド・グリーンボート航海があった。上海、沖縄、長崎などを訪問しながら韓日両国間の多くの問題を扱って解決策を模索する席だ。
行事期間、腹では多くの講演が開かれた。その中でも軍慰安婦関連、平和の少女像を作って話題になったキム・ウンソンの講演は多くの注目をあびた。特に行事期間中、過去に軍慰安婦は合法で、南京虐殺は虚構と妄言した稲田朋美が新任日本防衛相が内定した。
キム・ウンソンは少女像を作った原則として「攻撃性を表わさないで、余韻を引き出す方法を悩んだ」と説明した。少女像は強制的に切られた感じを与える短い髪、亡くなった被害者ハルモニと私たちの絆を意味する左肩の上の鳥、最後まで日本の反省を引き出そうという意味のぎゅっと握った手など作品の意味を説明した。
特に少女像は日本大使館だけでなく、国内に29個が建てられ、海外でも建てられているとし、これ自体が大きな運動だと説明した。実際、最近オーストラリア、シドニーに'平和の少女像'が建ち、米国、カナダなどに少女像が建てられている。キム・ウンソンは「韓日両国の問題ではなく被害者と加害者の視点で見なければならない。」と言い、歴史的事件の中で加害者の反省を促すために多様な作品を作ると抱負を語って多くの拍手を受けた。
ところがこの席である日本人の発言が大きな注目をあびた。彼はピースボート共同代表であり日本の様々な市民団体で活動をしている野平晋作（ノヒラ シンサク, 52)だ。彼は軍慰安婦交渉で「不可逆的」という表現を使ったことに対し各種の比喩を使って、強く批判した。
「日本政府が使った不可逆的という言葉は、慰安婦問題を再論するなという意味です。また、さらに少女像を無くしてくれと言います。これは加害者が被害者に言う言葉ではありません。もし米国大統領が広島、長崎原爆投下について謝るが、日本の被害者らにこれを再論しないでくれと言ったらどうでしょうか。このように不可逆的と言い出したことはまた別の暴力です。」
少女像をなくせという言葉についても「日本政府と市民は少女像の意味を正しく理解することができずにいる。少女像の意味をちゃんと日本に知らせる運動をしなければならないと考える」と話した。また「米国が長崎にある原爆被害資料館の建物をなくせ、といえば日本はこれを受け入れるのか」と問うた。日本政府が少女像をなくしてくれとする行為を批判する発言だ。
シンサクは軍慰安婦被害者1000回目の水曜集会が開かれた時、日本で日本人1500人を集めて東京にある外務省を取り囲む人間の鎖をつなぐ行事を主導したこともある。講義が終わった後、シンサクは出てきた場で、日本政府の最近の右傾化がかえって日本市民、社会団体を活性化するのに多いに役立っていると説明した。
シンサクの発言を聞いてみよう。「韓国で軍慰安婦関連平和碑開幕式をする時、日本でも関連行事を東京、大阪、広島などで行ったし、台湾でも同じ行事をしました。日本メディアでも関心が集中して大部分がこれを報道して行事の広報に多いに役立ちました。かえって日本右翼らが日本の市民運動に役に立ったのです。これは東アジア連帯の大きな希望だと考えます。」
（中略：上海の南京大虐殺追悼館訪問とシンサクの政府批判）
彼は韓国政府が軍慰安婦財団を作ることについても批判した。「軍慰安婦交渉は被害者の人権を解決する次元で解決すべき問題です。韓日政府の関係改善のためではありません。今の状況は被害ハルモニに合意を強要していると考えます。被害者が納得できる方法を模索しなければなりません。」
軍慰安婦被害者に関連した交渉から被害者は徹底的に疎外されている。このような現実に韓国だけでなく日本市民・社会も怒っている。シンサクは韓国政府が軍慰安婦被害者らの人権をまともに考えていないと批判した。軍慰安婦被害者交渉で本来、被害者らは疎外されるこの奇妙な状況は私たちにどんなメッセージを与えてるのか。韓日両政府の非常識な動きについて両国の市民社会が共に会って、批判の声を一層高めなければならないと考える。
チョン・ジンハン知る権利研究所所長
ソース：プレシアン(韓国語) 日本に'原爆被害'を再論しないならば…
URLﾘﾝｸ(www.pressian.com)