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The Huffington Post | 執筆者: 吉野太一郎
投稿日: 2016年07月28日 14時09分 JST 更新: 2016年07月28日 23時37分 JST
7月25日の昼下がり、東京の下町にあるターミナル駅。約50~60人の聴衆の前で、31日投開票の東京都知事選に立候補している男性の演説が始まった。サングラスやマスクで顔を覆った人に加え、車いすの高齢の女性から若い男女まで年齢層は様々だ。
歴史的に在日コリアンの住民が多く、朝鮮学校もあるこの街で、この候補は30分弱の演説のうち25分近くを、朝鮮学校の話に費やした。
演説では終戦直後に朝鮮学校が設立され、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が閉鎖命令を出して在日朝鮮人らが抗議した歴史を語り始めた。「講義」の間、聴衆は静まりかえる。やがて、テンションが上がってきた。
「大阪で朝鮮人たちが大暴れしたんです。この事件がきっかけで日本の制服警官は拳銃を持つようになりました。いかに朝鮮人が大暴れして危険かということがこの時点で分かるでしょう。そうやって朝鮮学校が我々のすぐそこにあるんですよ」
「キンショウオン(金正恩)、あのブタが、テロブタが、朝鮮学校の校長を決めると言ってるんですよ」
この候補がかつて会長を務めていた団体は、在日コリアンの多く住む地区で「叩き殺せ」などの言葉でデモ行進を繰り広げていたことが社会問題化した。2009年から10年ごろには、京都の朝鮮学校前で「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「朝鮮人を保健所で処分しろ」などと拡声機で発言したとして、刑事ではメンバー4人の有罪判決が確定。民事でも約1200万円の損害賠償を命じられた。しかしこの日の演説では「間違ったことをやったとは、これっぽっちも思っておりません」と述べ「日本から朝鮮学校、このテロ組織をたたきつぶす必要があるんです」と叫んだ。
最前列の聴衆から「そうだー」と野太い声が上がり、他の聴衆が拍手する。
「どうしても民族教育をしたいのであれば、祖国に帰って存分にやっていただきたい。我々日本人が、他国の民族教育のために、我々が働いて収めた税金が使われる。こんなことは認められないんですよ」
「あなたたちの暮らしている所は朝鮮でも支那でもない。それが日本に反日行為を続けるのであれば、批判されて当然なんですよ」
演説を終え、候補者は聴衆と記念撮影や、著書のサインに応じていた。
URLリンク(www.huffingtonpost.jp)