16/07/07 20:36:09.03 CAP_USER.net
長崎県対馬市から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像について、韓国の寺などが「中世の高麗時代に自分たちの寺で作られ、略奪されたものだ」として返還するよう求める裁判が始まりました。
この裁判は４年前、対馬市の寺から盗まれ韓国で見つかった仏像について、韓国の寺が所有権を主張し、窃盗事件の証拠品として仏像を保管している韓国法務省を相手取って返還するよう求める訴えを起こしたものです。
７日、中部のテジョン（大田）にある地方裁判所で初めての裁判が開かれ、寺側の弁護士は「盗まれた仏像は中世の高麗時代に自分たちの寺で作られたものだ」と述べました。そのうえで「仏像は日本に略奪されたものだ。自分たちが所有していることを証明するため、証人として学界の専門家などを裁判に呼びたい」として所有権を主張しました。
これに対して、韓国法務省側は「寺側が提出した資料だけでは、略奪のいきさつやどこで作られたのかを示す証拠が足りない。政府としては、本当の所有者に返還したいので、所有者が誰なのか裁判所が明らかにしてほしい」と述べました。
裁判の終了後、寺の住職は報道陣の取材に対して「公正な判決が出ることを望んでいる」と述べました。
裁判は次回は来月２４日に開かれ、双方の主張の論点をさらに詳しく整理する予定です。
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