16/06/30 23:17:30.29 CAP_USER.net
蜜月ぶりを演出する中国とロシアの間に、微妙なすきま風が吹き始めた。
中露両国と中央アジア4カ国が参加する上海協力機構(SCO)首脳会議が6月23、24の両日、ウズベキスタンで開催された際、懸案だったイランの新規加盟問題で両国は一致できなかったためだ。
SCO内で主導権を競う中露両国の対立が原因との見方が有力だ。(モスクワ 黒川信雄)
「各国の意見に差異が生じた」。ロシアのメディアは、イランの新規加盟協議が行き詰まった理由を、こう解説した。
ロシアは核問題をめぐる国際社会の制裁が解除されたイランの加盟を後押しして影響力の拡大をもくろんでいた。だが、「ロシアに主導権を奪われる懸念を抱いた中国の意向で見送られた」(外交筋)という。
これに対し、中国が加盟国の開発案件などへの融資を目的として2010年に設立を提案した「SCO発展銀行」をめぐっては、今回の共同宣言で「検討を進める」との表現にとどまった。
同銀の設立が実現すれば約8割の経営権を中国が握るとされ、中国に主導権を奪われる事態を懸念するロシアが、設立に反対したと指摘されている。
ロシアのプーチン大統領は自国が主導する「ユーラシア経済連合」と中国の現代版シルクロード構想「一帯一路」の連携を繰り返し訴えている。
だが、中国の習近平国家主席は今回、キルギス、ウズベク首脳との個別会談で農業や鉄道、発電分野などで相次ぎ協力案件を打ち出すなど、中央アジア諸国との2国間協議を積極的に推進した。
中央アジア側も、「物事が迅速に決まる」(露紙)と、中国との直接対話を重視しているとされ、プーチン氏が強調する多国間の枠組みには、関心が薄まっているのが実態だ。
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■上海協力機構 中国と旧ソ連諸国の国境問題を協議するため、1996年に中露とカザフスタン、キルギス、タジキスタンの中央アジア3カ国が発足させた「上海5(ファイブ)」が前身。2001年に中国・上海でウズベキスタンを加えた6カ国の組織に発展した。
安全保障や経済、文化など幅広い分野での協力を協議する。準加盟国に、イランやインド、パキスタンなどがある。
URLリンク(www.sankei.com)
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