16/07/31 10:24:17.28 CAP_USER.net
「任天堂IPには莫大な価値がある」。
任天堂は「マリオ」などの人気キャラクターを活用したライセンス事業で収益増を図りたいと考えている。
その手本はDisneyだ。（ロイター）
スマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」が爆発的人気となる中、
任天堂は「スーパーマリオ」などの人気キャラクターを活用したライセンス事業で
収益増を図りたいと考えている。
そこで手本となるのが、ミッキーマウスやその仲間たちで毎年何十億ドルもの利益を上げている
Walt Disneyの戦略だ。
だがDisneyアニメのキャラクターが映画だけでなくさまざまな関連グッズで利益を
生み出しているのに対し、スーパーマリオやポケモンといった任天堂の人気キャラクターは
まだそこまでの活躍は見せていない。
これまで任天堂はゲーム機販売の低迷にもかかわらず、
ほかのプラットフォームにキャラクターを展開することに対して消極的だったからだ。
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東京、7月29日 REUTERS/Thomas Peter/File Photo
Pokemon GOは任天堂と株式会社ポケモンとGoogleからスピンオフした米Nianticが共同で
開発したゲームだ。
その成功は、自社の人気キャラクターをゲーム機以外の世界に解き放つという任天堂の判断が、
同社を復活へと導く可能性を示唆している。
任天堂は19世紀に京都で花札屋としてスタートし、
コンピュータゲームソフトおよびゲーム機の分野で世界のトップメーカーへと成長した。
任天堂の君島達己社長は投資家に向けたメッセージで
「これまでビデオゲーム専用機に集中させてきた任天堂IP（知的財産）をさまざまな形で活用していく」
と述べている。
任天堂は今、金鉱の上に座っているのかもしれない。
「任天堂IPには莫大な価値がある。向こう3～5年でその規模が明らかになるだろう」。
投資銀行Jefferiesのアナリスト、アトゥル・ゴヤル氏は7月25日、調査メモでそう指摘している。
また玩具メーカー、タカラトミーの広報担当者によれば、
「Pokemon GOの配信開始以降、ポケモン関連グッズの人気が再燃している」とのことだ。
任天堂は27日に2016年4～6月期の決算を発表し、営業赤字の要因として円高の影響を挙げた。
同社は今後、「ゼルダの伝説」などさまざまな人気キャラクターをビジネスに活用していく方針という。
「かつて任天堂にはライセンス事業の担当者が数人しかおらず、
限られた数の企業としかライセンス契約を交わしていなかった。
だが任天堂はIPビジネスへの注力を明言し、そうした状況は徐々に変わりつつある」。
ある玩具メーカーの幹部は、メディアへの発言を禁じられているとの理由から、
匿名を条件にそう語った。
子どものころは操り人形で遊んでいたというスーパーマリオの生みの親、
宮本茂氏によれば、任天堂は今や、キャラクターをゲーム専用機以外の分野に展開し、
収益性の高いライセンス事業に活用していきたい考えだという。
6月29日に行われた任天堂の株主総会で、
宮本氏は「こうしたプロジェクトが成果をもたらすには時間がかかるが、楽しみでもある」と語り、
テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」（USJ）のアトラクションに
任天堂のキャラクターを登場させるライセンス契約など、
キャラクタービジネスへのさらなる注力を明言している。
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7/29 ITmedia ニュース
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