18/01/30 12:55:06.62 iqL/JJJt.net
通貨とはなにかといわれて次の3つを上げる者がいる。
1、価値をはかる尺度があること。尺度がなければその価値は保証されておらずどこまで行っても不安定で通貨として機能しない。
2、決済の手段があること。
3、価値の貯蔵となれること。
だが、これだけでは通貨にはならない。
たとえば偽札はすべてを満たしている。
偽札は法定通貨と同じ価値という尺度があり、
法定通貨のかわりに決済ができ、
偽だと断定されるまで法定通貨と同じ価値として貯蔵できる。
だが偽札は禁止されている。上記の貨幣としての機能をみたしているのにだ。
なぜなら本当の通貨とはもっと広い範囲を含んだものだから。
法定通貨はその価値を、その国の営みや、その国が持っている資産や、防衛能力や運営能力などに裏打ちされている。
法定通貨はそれらと等価交換できるものだ。
円を買って円を使うということは、その国の中で受けるサービス、その国でうっている物、
その国の実力を信用してその国の中にある価値を手に入れることを意味している。
偽札は横からその価値にフリーライドし、その価値をかすめ取る存在だから禁止されている。
仮想通貨はこれと全く同じことをしている。
「通貨とは国が保障して信用を付加しているので機能する。
同じように、ブロックチェーンで多数の人に暗号化して台帳を保管してもらって、計算能力限界によって改ざん不能にすれば、
それは信用になりえるので、新しい信用の生成方法の発明だ。それは価値だ。
だからブロックチェーンを使った電子コインは通貨になれるのだ」というのが、
仮想通貨は違法ではないという者の言い分なわけだが、
このペテンを暴こうと思う。
>>2- に続く