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【7月8日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)は7日、サンドラ・ダグラス・モーガン(Sandra Douglass Morgan)氏を球団社長に招いた。NFLチームのトップに就任する初の黒人女性となる。
モーガン氏は2024年にラスベガス(Las Vegas)で開催される第58回スーパーボウル(Super Bowl LVIII)実行委員会の副会長のほか、2019年から2021年まではネバダ州カジノ規制委員会(NGCB)の委員長を務めてきた人物。ノースラスベガス(North Las Vegas)市の弁護士や、MGMリゾーツ・インターナショナル(MGM Resorts International)の法律顧問としても働いてきた。
モーガン氏は就任に際し、「チームの歴史上最も重要とも言えるこの時期に、レイダースに加わることは生涯の栄誉」だと述べた。
レイダースはこれまでもNFLの歴史の壁を打ち破ってきた球団で、1979年にはリーグ初のヒスパニック系ヘッドコーチ(HC)としてトム・フローレス(Tom Flores)氏、1989年には現代では同じくリーグ初の黒人指揮官としてアート・シェル(Art Shell)氏を抜てきした。
レイダースは、マーク・バデイン(Marc Badain)氏が昨年7月に球団社長を辞任。それに伴い暫定職に就いていたダン・ベントレル(Dan Ventrelle)氏は5月に解任されており、モーガン氏はこの1年で3人目の球団社長となる。
最近では不適切な球団環境が問題になっているレイダース。オーナーのマーク・デービス(Mark Davis)氏はモーガン氏の加入を歓迎し、「彼女の経験と誠実さ、そしてこの地域への情熱は、組織にとってかけがえのないものになるだろう」と述べた。(c)AFP
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