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いまや日本社会は外国人労働者なしには成り立たない。それは健全なのか。
作家・相場英雄氏は最新刊『アンダークラス』(小学館)で、外国人技能実習生の問題を取り上げた。
相場氏は「日本人は貧乏になった。だから労働力を外国人に頼らざるを得ない。
その事実に気付いていない人が多すぎる」という―。(前編/全2回)
■「日本人はとっくにお金持ちじゃなくなった」
―作中に登場するベトナム人技能実習生の「日本人はとっくにお金持ちじゃなくなった」というセリフが印象的でした。
それが外国人の実感だと思いますよ。
4年前、取材旅行で訪ねた香港で、紹介制の高級レストランに行きました。
店の前にはリムジンがずらりと並び、店内にいるさまざまな国の人たちは一目で裕福だとわかりました。
日本人のわれわれが、明らかにもっとも金がない存在でした。
活気にあふれた香港から東京に戻ると、日本全体が寂れたシャッター街のように見えました。
にもかかわらず、ほとんどの人が日本が転落した現実に気づいていません。
2000年代に入り、タイやベトナムなどの東南アジアの国々も一気に経済成長しました。
日本が1950年代から70年代に約20年もかけて達成した高度経済成長を、わずか5年から10年程度で成し遂げつつある。
少し前まで、アジアの国々に対して、日本が面倒を見ている発展途上国というイメージで
捉えていた人が多かったのではないかと思いますが、いまその国々が日本を上回りつつある。
日本はもはや先進国ではない。まずは、その現実を直視するところから考えていかなければならないのではないでしょうか。(後編に続く)
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