21/05/09 12:23:39.64 0.net
大阪大学社会経済研究所の実験(論文のPDF)によると、
日本人は他国よりも顕著に「スパイト行動」をするとのこと。
「スパイト行動」とは「いじわる行動」のことです。
もう少し具体的に言うと
「自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動」です。
実験としては、お互いにお金を出資して公共財(道路)を作ろうというゲームですが
プレイヤー同士がお互いにどんな行動をとるかによって自分の損得が決まるので
心理的な駆け引きが見えてくるようになっています。
この実験によれば日本人は「スパイト行動」、
つまり「自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動」が顕著であったと。
日本人は他人が利益を得ようとタダ乗り(出し抜くこと)をするのを嫌うため
「ズルは許さない」と躍起になり、自分が損をしてでも他人の足を引っ張ろうとする傾向にあるのです。
そしてゲームが進むにつれて協力的になります。
というのも「ここで協力せずに自分が出し抜こうとしたら仕返しされそうで怖い」という心理があるから。
他国ではこのような傾向が見られませんでした。
要するに「日本人は他人が得するのを許せないので意地でも他人の足を引っ張るのが好きであり
協力的な姿勢になるのは自分も同じ目に遭うのが怖いから」と言えます。
スパイト行動は協調性という名の道連れ
日本人はスパイト行動をする傾向にあるという話をしてきました。
このスパイト行動は「協調性という名の道連れ」と言えるのではないでしょうか。
他人が得するのを許せないという精神がある時点でwin-winな考え方ができない。
そして私が損をしているのだからお前も損をすべきだと考えるのでlose-loseになってしまう。
結果的にお互いを潰し合うことになります。
自分が得する側になったとしたら今度は自分が潰されるのが怖いので無難に仲良くlose-loseする。
つまり、「協調性という名の道連れ」をしていることになります。
足の引っ張り合いをして何も進歩しません。