21/03/04 12:44:03.68 0.net
米カリフォルニアの高校教師が、アジア人を差別するジェスチャーを授業中に説明し、物議を醸している。LAタイムズなど現地メディアが1日(現地時間)、報じた。
外信によると、カリフォルニア州サクラメントにあるグラント・ユニオン高のスペイン語教師兼進路指導担当、ニコール・バーケット教師が最近、オンライン授業の途中で「つり目」ポーズについて説明した。
これはアジア人の目の形をからかうジェスチャーで、アジア系の人種に対する代表的な人種差別行為とされる。
公開された授業動画の中で、バーケット教師は「目尻が上がれば中国人、下がれば日本人」とした上で「真横に細い目は分からない」と話した。動画には「私、この授業から出ていかなくちゃ」という声も入っていたという。
この動画はツイッターなどのSNS(会員制交流サイト)で拡散され、批判を浴びている。カリフォルニア州のリチャード・ファン上院議員は現地メディアに対し「(カリフォルニアの住民の中に)アジア人が多数いるのに、そのような(アジア人差別)ジェスチャーはわれわれにとって親しめるものではない」
「われわれは不幸にも、生きていく上でこのようなことを繰り返し目にしてきた」と批判した。この高校のダリス・ヒンソン校長も「この動画は衝撃的で失望させるものであり、われわれの価値を代弁してはいない」との立場を表明した。
今回の事態が波紋を呼んで以降、バーケット教師にはネット上で批判が殺到している。ツイッターなどではバーケット教師を解雇すべきという批判も出ている上、同教師自身もインスタグラムのアカウントで殺害脅迫を受けた。
これについて、バーケット教師の生徒の一部は、人種差別をしてはならないという説明の途中で出た話が「話の流れを無視した編集」になったと同教師を擁護した。
アジア系米国人向けのインターネットメディア「ネクストシャーク」は、今回の問題について「(最近)アジア人に対する憎悪(ヘイト)犯罪が増加している中で発生した」と説明した。サクラメント市議会のマイ・バンク議員は「反アジアンの憎悪と暴力はわれわれの社会にとって新しいものではない」と指摘した。
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