20/05/04 20:59:07 0.net
大林監督の愛情は、エンドロールでも表現されていた。
「映画の最後は、撮影現場で知世が、ミュージックビデオのように主題歌を歌っています。彼女の伸び伸びとした姿も、記録として残しておきたいと思ったんですね。
僕は映画のなかで、知世を大正ロマンチシズムの世界に閉じ込めてしまっていた。だから、『カット!』のあと、『さぁ、ふだんの、いつもの知世に戻ろう!』と言って、撮っていったんです。
地上波で最初に放送したとき、時間の関係もあって、この部分をカットしました。 すると、『監督がかわいそうだ』という投書が届いたそうです。いえいえ、僕がカットしましたよ。
エンドロールの映像は、知世のために作ってあげたシーンで、映画館で観てもらうためのもの。『テレビの前の人に観せるものか!』という思いで切りました(笑)」
大林監督は、「不思議な至福の映画だった」と振り返った。
「角川春樹が愛した知世。僕も、『僕が愛した知世』の映画(を作った)。それを通して、観客は、純愛ラブレターを見せてもらったような感覚になった。ファンのみんなにとっての『僕が愛した知世』になったのでしょう」
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