20/02/02 19:01:44 0.net
ずっと、心細かったんですよ。人と違う選択をしているから、誰にも頼れないような気がして。
和田:そうなんです。小学校に入るときなんですけど、ピンク色のランドセルが欲しかったんですね。でも周りはみんな赤色を選んでいたんですよ。仲良しの幼馴染も赤色で、どうしてか聞いたら
「みんなが赤だから赤だよ」って。幼馴染と同じ色にしたいけどピンクがいいからどうしようか迷っていて、結果赤を選んだんです。今になってすごく後悔している
そういう後悔の記憶があるから、だんだんと自分の意思を大切にできるようになっているのかもしれません
野村:今日は和田さんにも「今の私を形作る一冊」を持ってきていただきました。紹介いただけますか?
和田:持ってきたのは、2010年に開催された大好きな画家のエドゥアール・マネの展覧会『マネとモダン・パリ』展の図録です
フェミニズムやジェンダー論は興味がある考え方だからどんどんのめりこんでしまったんですけど、私が学んでいるのは社会学ではなく美術史。
美術史の視点からすると、フェミニズムやジェンダーの解釈だけでは、その作品の良さを捉えきれないと先生に言われて気がついて、その時に、本当にショックで。
和田:私は自分の名前について深く考えたことがなかったんですけど、『あいちトリエンナーレ』でキュンチョメさんという作家が『声が枯れるまで』という作品で、さまざまな性自認を持った人たちが、
自分の名前を変えることについて表現されていて、自分の中に眠っていた違和感に気がつくきっかけになりました
ソース
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)