18/02/07 22:37:02.12 0.net
東京都大田区の町工場が中心となって国産そりを開発する「下町ボブスレー」のプロジェクト推進委員会は
5日、ジャマイカ連盟から平昌冬季五輪で使用しないと連絡があったことを受けて、同区内で記者会見した。
推進委は「約束したことがなぜこんなに簡単にひっくり返るのか。何を信じたらいいのか残念で悲しい気持ちしかない」と述べた。
また、実際に使用されなかった場合は法的措置を取る方針を明らかにした。
会見には推進委の国広愛彦委員長と細貝淳一ゼネラルマネジャーが出席した。
ジャマイカは女子2人乗りで五輪の出場権を獲得。
今季のワールドカップ(W杯)でラトビア製のそりを使用して好結果を残したことから、
五輪でも継続してラトビア製を使用する可能性を推進委に伝えてきていた。
両氏によると、昨年12月になって連盟側から「(下町ボブスレーの方が)タイムが何秒遅い」「危険だ」といった指摘や
ラトビア製のそりと比較した話が出るようになって対応が変わり始めたという。
細貝氏は今回の連絡について「ラトビア製のそり(との比較)に何らかの原因があると思う」としたうえで、
「契約には比較という言葉はない。互いに改良、成長し運命共同体で頑張っていこうと契約を交わしたはずだ」と無念さにじませた。
平昌冬季五輪でジャマイカチームが下町ボブスレーを使う可能性については「『使わない』とはっきりした書面を頂いていない」としたが、
ドイツの空港に放置されていたことなど最近のジャマイカ側の対応にふれ「『私たち(のそり)は切られているんだな』と感じてはいた」と悔しさもにじませた。
また、既に推進委のメンバーが平昌入りし、ジャマイカのチームに整備を申し出たが「(下町ボブスレーは)われわれのそりではない」と拒否されたという。
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