15/04/08 02:55:38.78 .net
やっぱりフェルナンデスはスペインマネーのお買い上げカネメダルだった
TSLの男子版ワールド総括、上位3名の演技に絞ってざっと聞き取り訳してみました。
PCSやGOEについても多く話題がでているので、お勉強シリーズの番外編でもあります。
大変量が多いので、抜けや間違い、誤字脱字があるかもしれません。また、いつものように辛口注意のホンネ丸出しなので、悪しからずです。
ゲストコメンテーターのスコット・デイヴィスさんは、全米で93、94年と2度チャンピオンに輝いた元スケーターでリレハンメルオリンピックにも出場、
現在はISUテクニカルスペシャリスト兼コーチ。新採点システムを大変高く評価していて、ワールドでもコールした経験があるそう。現役時代はとにかく練習熱心、とても穏やかな方で、
ハイテンションのTSLペアと対照的です。
J=ジェニー、D=デイヴ、S=スコットです。
…
(11:38あたりから)
J:…彼(ハビ)のフリーはPCSで一位を取ったわ。確かに素晴らしい演技を見せてくれたけど、お二人的にはトップスリー(ハビゆづデニス)の中でスケーターとしてコンプリート・パッケージ
(全てが揃っている選手)は誰だと思う? また、ハビはPCS一位に価すると思う?
S:うーん、えーと、難しい質問だね…。全てが揃っていると言う意味ではユヅルが凄いと思う。スケーティングスキル、SP・FS共に音楽への感情的な関わりとかね。
フリーでは冒頭1分ほど調子が狂ってたけどその後ステップには入ってからもう少しほぐれてきてプログラムに入り込めたね。ショートはその点素晴らしかった。技術的な問題が2~3あるようだけど。
D:技術点に無神経な人間もいるけど、僕はコンポーネンツに無神経な人間(笑)。ハビのPCS最高点は値しないと思う。ジャッジがフリーのSSでハビとデニスに同点を付けたのはひどいと思った。
もちろんハビは優勝には値したけれど、PCSが正確だったとは思わない。デニスはちょっと硬かったかな。ハニュウが今シーズンすごく大変で、自分に優勝のチャンスがあることを意識したのが
プレッシャーになったかも。実際にその位置についたのはハビだったわけだけれど。一番洗練されているのはデニス。姿勢については、背中にもしっかり伸ばされたフリーレッグにも
フランク・キャロル流の強迫症的クォリティがある(笑)。本当に好きだな。ハニュウを見ると、僕は彼の才能や氷上での敏捷性、能力に圧倒されてしまう。ただ、デニスができること(姿勢)
がもう少し彼にもできるといいなと思うこともあるし、デニスにはハニュウの自由さがもう少しあるといいなと思う。(聞き取れず)ハビのスケーティングスキルは彼らのレベルにはない。
今回は頭と体が一体だったよ。すでにスタートから気づいたけれど、しっかりブレード上でバランスが取れていて。時々コンペでは速度を上げすぎてマインドとボディがバラバラになっているけど、
今回は彼のベストだったと思うよ。