【朝鮮日報社説】サムスン病院に対して国は何をしてきたのか [6/16]at EDITORIALPLUS
【朝鮮日報社説】サムスン病院に対して国は何をしてきたのか [6/16] - 暇つぶし2ch1:餡子 ★
15/06/16 16:02:50.43 *.net
 韓国政府は15日、民間の専門家10人と保健福祉部(省に相当)の防疫官6人、感染経路の調査担当者4人などを含む
計24人からなる官民合同の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス対応チーム(以下、対応チーム)」を
サムスン・ソウル病院に常駐させ、殺菌作業や感染経路の調査などを総括指揮させることを決めた。
またこれとは別に、首相室、保健福祉部、ソウル市などの実務担当者13人からなる
「防疫管理・点検・調査チーム」もサムスン・ソウル病院に派遣し、対応チームの活動を支援させることになった。
 しかし政府によるこれら一連の対応は完全に後手だ。サムスン・ソウル病院では先月30日に14番目の患者が発生してから、すでに2週間以上が過ぎている。
これまでわずか数日でMERSが全国に広まった現状を考えると、このような後手の対応は、国民の生命と安全を守るにはどう考えても不十分だ。
 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が官民合同チームの立ち上げを指示したのは今月8日だが、その際大統領はこのチームに病院の閉鎖命令を
含む強い権限を与えると明言していた。ところが14日にサムスン・ソウル病院で行われた部分閉鎖は、
対応チームの指示ではなく病院側による自発的な措置だった。前日の13日にサムスン・ソウル病院の救急病棟で患者の移送を担当する職員が
MERSに感染していたことが確認された直後、対応チームは病院に対してこの職員と接触した人物を
全て把握し、その管理のための特別対策の取りまとめなど、必要な措置を直ちに実行に移すことしか指示していなかった。
 しかし事態の深刻さや緊急性を考えると、首相代行あるいは閣僚がこの時点で直ちに病院の閉鎖を
命じるべきではなかったか。大統領から大きな権限が与えられた対応チームも、病院に対して何かをするよう要求するのではなく、自分たちが
直ちに病院を完全管理下に置き、一刻の猶予も置かず病院閉鎖の措置を取るべきだった。ところが
実際は対応チームも病院側に対し、閉鎖を含む自発的な対応を促すための時間的余裕を与えていた。これらはどう考えても理解し難い。
 サムスン・ソウル病院は医療分野における最高レベルの専門家が数多く勤務している。この病院の院長も感染学の世界的権威だ。ところが
MERSの感染拡大という事態を受けて病院側に独自の対応を認めてしまえば、病院は「国民の安全」よりも「病院が被る損失の最小化」を
まず考えるのは誰でも予測できる。ところが国はサムスン・ソウル病院に対して感染リスクの度合い
や、誰を隔離対象とするのかなどについて自ら判断させてしまった。その影響でサムスン・ソウル病院の医師は感染から10日以上にわたり
外来患者の診察を行い、救急病棟で患者の移動を支援する職員は病院内を自由に動き回り、ウイルスを病院全体にばらまいていた。
 今回の事態を受けて国が犯した最初のミスは、先月20日に平沢聖母病院で最初の患者が確認された際、
MERSの感染力を過小評価し、消毒を行う範囲を患者が入院していた病室の中に限定したことだ。
それ以上に大きなミスは、サムスン・ソウル病院の救急病棟に搬送された14番目の患者が30日に
感染を確認された後、8日間にわたって病院側に何の措置も下さなかったことだ。サムスン・ソウル病院
が感染の疑いのある患者のリストを作成し、これを国に報告したのは今月3日で、これはこの14番目
の患者の感染が確認されてから5日後のことだ。しかもこのリストには救急病棟を訪れた患者の保護者や見舞客などは含まれていなかった。
国がサムスン・ソウル病院から報告を受けたこのリストに基づき、感染の疑いがある人物の追跡調査を開始したのは今月6日だった。
 後にサムスン・ソウル病院でMERSに感染した患者が全国各地に散らばったのは、国によるこれらの非常に低レベルなミスが重なったからだ。
今後はこのような信じられないミスが続いた原因を究明しなければならないが、その際には国と
病院の癒着なども視野に入れながら、司法もこの作業に加わらねばならないだろう。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
URLリンク(www.chosunonline.com)


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