09/11/30 11:22:53 jJ6+6mggO
アンパンマンも一度でも勝手に顔をちぎって食べるのを容認したら相手はそれを自分の権利と思っていつも勝手にちぎって食べるようになる。痛いし減るのに……。
さらに相手が『これで飢え死にの心配はいらない』と安心してアンパンマンの顔を当てにして依存してしまうと、もうアンパンマンが自由に空を飛ぶのも許さなくなる。『俺の食料、勝手に飛んで行くな』と主張し始める。
ここでアンパンマンが自分の苦しみを誰かに訴えたとしても、みんな本音では自分が飢えた時にはアンパンマンの顔を食べたいから、アンパンマンの顔を勝手にちぎって食べるのを本気でやめさせようとはしない。
(顔を食べられるのが嫌になって家に帰らず夜遊びしたり引きこもったりし始めたアンパンマンを助けようとする「夜回り先生」みたいな人も極まれには居るが……)
あの物語の奥にはドロドロとした人間の欲望が隠れている。