09/05/10 10:38:51 DJ97Ddq30
いじめとの因果関係断定せず 皇学館高が自殺報告書(中日新聞5/1)
3月に伊勢市の私立皇学館高校の当時1年の男子生徒がいじめを受けたとの遺書を残して自殺した問題で、同校がまとめた報告書。
30日の会見で、中村貴史校長は「最終的な報告書」としながらも「(認定した)いじめと死との因果関係についてまだ断定しにくい」とし、
十分な原因究明ができていないとの認識も示した。
会見によると、報告書はA4判9ページで、事実認定、反省事項と課題、再発防止の方針などで構成。生徒への聞き取り調査や保護者
アンケートの結果をまとめた事実認定では、これまで学校側がいじめと認定している暴言、暴力、嫌がらせを記載。それ以外は出てこな
かったとした。再発防止の方針では、学内にいじめ防止委員会を既に設置したほか保護者伝言サービスの開設や対策マニュアル作成
などを挙げた。
28日に報告書を受け取った生徒の父親は「調査も不十分で納得できるものではない」と憤る。いじめにかかわったと学校が把握する
生徒5人のうち、3人の保護者と面会できていないことについても「加害者の責任として反社会的な行為だ」と糾弾した。
学校側は「保護者の気持ちにも複雑なものがある。(会いに)行ってくださいと言えないところがある」とした。