09/01/08 02:31:24
「大阪が東京に対抗意識を燃やせば燃やすほど、両者の差はどんどん広がって
いくだろう」という説を唱えるジャーナリストや学者が多くて、興味深い。
自動車会社にたとえると、かつてトヨタ(東京)と同等か勝っていた日産(大阪)
はトヨタに(東京)覇権を奪われ、売り上げがトヨタ(東京)の半分になっても、
トヨタ(東京)に対抗する形で、販売車種数や販売店数、見せ掛けだけはトヨタ
(東京)と同規模を保とうとした。そのため、自分(大阪)の身の丈にあった
ペースで経営ができず、結局ホンダ(名古屋)にまで並ばれた。
ようやく日産はゴーンによる大改革(「ライバルはトヨタでもホンダでもなく、
日産自身だ」との理念)により、現実を見つめた改革を成功させつつある。
が、大阪にはまったくその気配がない。
他人の芝ばかり見ている間に、ますます現実を逃避されていく。
首都圏は人口で関西圏の2倍、GDPで2.3倍で、その差はますます開きつつある。
同等に対抗しようとすれば、当然相手の土俵での取り組みにならざるを得ない。
東京への対抗意識を捨て、大阪独自の政策が施されたとき、大阪は埼玉と同程度に
なるだろう。