08/08/11 13:02:44 /mYIErNc0
三角縁神獣鏡は、中国神獣鏡の内区デザインに
倭製の三角縁外区デザインを装着して大型化を図ったもの。
ちょうど「アンパン」の発想と同じです（内と外は逆ですが）。
何か日本文化形成の源流を見るようですね。
「魏製の三角縁神獣鏡」をそっくり複写したのなら鏡作神社の
ご神体もそのままで残るはずですが、そうではありません。
三角縁神獣鏡の大きさは中国古尺で九寸、道教でいう「九寸のお守り」です。
これと棺の外側に列をなして埋納される状況から、死者を魔物から守る明器
（副葬用品）のようで、いわば「葬式の花輪」みたいなものでしょう。
本当に大事な鏡は、死者の頭や胸の位置に置かれています（黒塚古墳の場合は画文帯神獣鏡）。
関西の人がなぜ邪馬台国大和説にこだわるのかよくわかりません。
魏の臣国となった卑弥呼・邪馬台国よりも列島の中心で独立国家を
築いた大和朝廷の方がよっぽど「かっこいい」のに。