08/11/12 23:51:14 Q1mo7B1F0
秋ドラマをオールチェック!気になる作品&女優をあげると……
堀北真希のまなざしって、なんてまっすぐなんだろう、と思う。なんて心の
清らかさが、そのまま映し出されれているのだろう……。こういう風に成長し
ていく「女優」という存在を久々に見せつけられた思いがする。
彼女のまなざしのすがすがしさは、常にあるものではない。ふっと、なにげ
に斜め上を見上げたときに、ふだんの100倍の力で出現するのだ。それは「
眼力(めぢから)が強い」というものとは、絶対に違う。
正義感……。日本語にするなら、間違ってるかもしれないが、(死語になり
つつある)そんな言葉がいちばん近いような気がする。
自分の卑屈さ、心弱さが、急に恥ずかしくなる、揺るぎのない、まなざしな
のだ。
「イノセント・ラヴ」はおそらく堀北のこのまなざしを活かそうとしている
。確信犯だ(今の、この年齢で、いちばん魅力的に発現すると考えているよう
だ)。
「ラスト・フレンズ」の流れを引き継ぎ、登場人物に、おのおの現代特有の
病や障害があるという設定だが、群像劇のリアリティという点においては実は
今は、この描き方しかない。
要するに、プロデューサーの志の問題なのだ。「連続ドラマは時代を反映し
ていなければ意味がない」と考えるかどうか。
原作ものでなく、オリジナル脚本であるということも評価したい。少しずる
いような気がしないでもないが、早いもの勝ちで、うまく宇多田ヒカルの音楽
が寄り添っている。
かつて業界関係者と「10年後も第一線で残っている女優は誰だろう」という
議論になったとき、残ったのが、宮崎あおい、石原さとみ。……だが、3番手
が混沌としていた。長澤まさみ、蒼井優、上野樹里、大穴で新垣結衣……これ
に、堀北が加わったことになる。