08/06/13 03:16:20 maRSRKnc0
毎日新聞夕刊に今年のギャラクシー賞受賞作品について、
授賞式に行った演出家が興味深いコラムを書いてた。
第45回ギャラクシー賞受賞作品
URLリンク(www.houkon.jp)
テレビ部門の大賞となった東海テレビ制作「裁判長のお弁当」と大賞を争ったのが、
優秀賞を獲得した毎日放送「夫はなぜ死んだのか~過労死認定の厚い壁」と言う番組。
受賞式典で「大広告主相手に、よく踏みこめましたね」との司会者の質問に、
担当者は「疑惑を素直に問えなくなったら、テレビに未来はないのでは」とコメントし、
そのコメントが会場にしみ入るように響いていた、と演出家が書いてる。
で、今年のテレビ関連の受賞作を見ると、地方民放局とNHKの受賞が多く、
キー局で受賞しているのは戦争、ネットカフェ難民で、
唯一放送局の広告主になりえる私企業を取り上げたのがTBSのエコ偽装だけ。
コラムを以下のようなことで締めている。
「これら3本のドキュメンタリーは東京で日の目をみていない。
すべて放送は地元ローカル局だけで、私も視聴したのはDVDだった。
省略
今月末にNHK-BSでテレビ各賞のグランプリ番組を一挙に放送する計画があると聞いた。」
キー局ではスポンサータブーはもちろん、系列局で扱った番組すらも放送できず、
ゆるい報道番組しか作れないと言うのが分かった気がする。
JNNなんてキー局より毎日放送を筆頭に系列局の方がスクープを多く作ってる印象があるし。