09/05/19 23:34:54 Re1+12hY0
投影的同一視
ボーダーの人は 自身を省みる力が弱いので、
自分を問いただす代わりに、人を自分の鏡のように利用してやり込めることがあります。
例えば、利己的な自分の姿を 相手の中に映し出し、鏡に向かうように 相手を身勝手だとつるし上げたりします。
自分で自分を嫌悪するのは辛すぎるからです。
自分の欠点や不具合な気分を抱えきれないために、その影を相手のほうに投げ映すのです。
「投影性同一視」 (移しかえ)と言われる、無意識の自己防衛のメカニズムです。
自分の難点を 他人に移しかえ、主観で その人への見方を変えてしまいます。
自分のフィルターを通して 相手を見ていると 言い換えることができるでしょう。
色眼鏡をかけて 落ち度を人の責任にしてしまうのです。
かつ、自分と他者は 別の人格だという区別(境界) が充分できていないため、自身の延長線上で 他を見てしまいます。
相手も 自分と一緒の気持ちや考えを 持つべきだと見なし、先方がそれに反すると その人のほうが悪いと決めつけます。
自分の中にあるものを相手に「投影」しているのです。