09/01/17 01:35:55 Aq66S8T3
銀と銅の合金が酸化すると酸化銅を形成して結晶間に入り込み
もろくて使えない合金になるんよ。
銀は溶解すると体積の何倍も酸素を含むけど、冷えて固まるにつれて
その酸素を吐き出す。表面が軽石みたいにクレーターになる。それを
防止するのに一番性質の良いのが銅なんじゃ。
だけど、銅と銀は一緒に溶けていると混ざるが、液相と固相に幅があって
冷めてくるとそれぞれバラバラに固まり始める。
水と油をシャッフルして瞬間冷凍したような状態、それが銀と銅の合金じゃ。
鍛えれば硬くなるし、熱を加えれば柔らかくなるのはそういう事なんじゃ。
巻き管のしごきや引き抜き管のナマシ過程で、管の状態はいかようにもなる。