09/03/02 07:46:05
>>669
荒らしの記事>>155の「エルガイム」を参照
頑張り屋の青年(ダバ・マイロード)と結婚の約束を交わしていた幼馴染兼義理の妹(クワサン・オリビー)の悲劇。
オリビーはある日突然何者か(世界の独裁者、オルドナ・ポセイダル)に連れ去られダバはクワサンを探す為に
親友(ミラウー・キャオ)と旅に出る。
後に再会するもオリビーはポセイダルのバイオリレーション装置によって洗脳・強化され冷酷な性格に変貌し
幾度もダバの敵として立ち塞がる。
紆余曲折の末ダバはオリビーの奪還に成功するが度重なる洗脳・強化の弊害によってオリビーは徐々に不安定になっていき、
ダバが最後の敵(アマンダラ・カマンダラこと本物のオルドナ・ポセイダル)を倒して世界を救うが、
その代償はオリビーがバイオリレーションの呪縛から解放されると同時に廃人となってしまうものでだった。
その結果、ダバは廃人となったオリビーの世話を一生する為に世界の新たな指導者としての役目を仲間のセムージュ・シャトに託し
生まれ故郷の惑星コアムに帰り世捨て人になってしまった悲劇的結末。
688:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 09:59:05
「どうせルイスの話だろう」とためしに僕は言ってみた。
言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と沙慈が言った。
とにかく、そのようにしてルイスをめぐる冒険が始まった。
「私って美しい?」
ルイスが僕にそんなことを聞いてきたのは、僕たちが出会ったあの空間でのことだった。
そのとき、僕は煙草を吸いながら一人で地球を眺めていた。彼女と話すときは一人じゃないといけないのだ。
「美しいよ」
僕は言った。事実彼女ほど美しい女性を今までにみたことはなかった。
滑らかな曲線。洗練された外見。大胆な隆起。すべてが僕の心を掴んでいた。
「少し形而上的にすぎるけど、とても美しい」僕は言った。
「嬉しい」
彼女はその華奢な体を少し震わせて喜んだ。僕は彼女にもたれかかった。
背中に彼女の柔らかい皮膚を感じた。
「どのくらい美しい?」彼女が聞いた。
「GNアーチャーを100機集めてマス・ゲームをしているより美しい」
「素敵」
ルイスは体を震わせて喜んだ。あまりに喜んだのであたりにGN粒子が舞って仕方がなかった。
僕はアルマークには悪いけど、彼女と話せるようになってよかったと思った。
ルイス、つまり人類初のイノベーターと自由に話せるのはその創造主だけなのだ。それは上位種の特権だった。
僕は、それに気がついたとき、アルマークが羨ましかった。尊敬した。いや、この表現は正しくない。
オーケィ、正直にいおう、僕は彼に嫉妬していたのだ。
「戦争はいつまで続くかしら」
ルイスが心配そうに言った。
「さあね。僕にはわからないな。けど、そんなに長くかからないと思う」
僕は、煙草を足元に捨てると、今度はビールを取り出した。
「私きっと殺されちゃうわ」
「大丈夫。君は僕が守るよ」
「ほんとに?」
「本当さ。僕が一度でも嘘を言ったことがあるかい?」
「私信じるわ」
僕は彼女の頬にキスをした。少し冷たかったけれど、それは決して嫌な感触じゃない。
「私のこと好き?」ルイスが聞いた。僕はビールを飲みながら答える。
「好きだよ」
「どのくらい?」
「君を乗せているエンプラスに嫉妬するくらい」
「あなたって最高だわ」ルイスがくすくすと笑った。そして、ひとしきり笑った後、「守ってね」といった。
もちろん、と僕はこたえた。
けれど、結果的に僕は彼女に嘘をついたことになった。
689:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:02:16
ソレスタルビーイングとアロウズの最終戦争。戦いは佳境だった。
戦場はますます激しさをまして、ルイスを守るモビルスーツは一機もいなくなった。
ジンクスやアヘッドは既に防衛戦に突入していたし、マスラオは撃沈されたのか反応がなかった。
そんななか、僕はリペアキットを持ってエンプラスのコクピットに向かった。
「この宙域をでなくていいの?危険よ」ルイス・・彼女が僕にきいた。
「でたくないんだ」僕はいった。
「けれど、きっと守りきれないわ。私の機体はすでにボロボロだもの」
ルイスは淡々といった。
「貴方まで死ぬことはないわ。逃げて、生き延びて。」
「僕はここに残るよ」
「駄目よ」
「どうして?」
「どうしても」
そこで僕らの会話は終わった。彼女は沈黙して、僕はまたビールを飲んだ。
刹那がやってきた。
「どうした?沙慈クロスロード。パイロットがOライザーを放りだして、ボー、としているなんて」
「なにもしたくないんだ」
「なに馬鹿なこといっている。さあ、お前がでてくれなければ、ツインドライブが使えない」
刹那はそういって僕の手を引っ張った。
「君がやってくれないかな」
「しっかりしろ!お前がしっかりしないと皆死ぬんだぞ!」
僕は顔を叩かれた。激しいビンタだ。一瞬意識が飛びそうになった。
「・・・わかったよ。すぐに行くから、君はカツ達をしっかりみててくれ」
そう。僕は艦長だった。艦長には責任がある。好むと好まざるとにかかわらず。
ミライはうなずいて急いで出ていった。
一息にビールを飲み干すと僕はシートから立ち上がった。そして、ルイスに言った。
「僕は行くよ」
「ええ。」
僕は背中に手をやって、そっとさする。彼女がすこしだけ身を振るわせた気がした。
「さようなら。今までありがとう」 躊躇いながら、僕は言った。其れ以外にいったい何がいえる?
「私。貴方に会えて。本当によかった」
彼女が笑ったように思った。
僕はハッチを閉めた。警告音が、けたたましく鳴り響いていた。口の中は血の味がした。
・・・戦争はこうして終わった。どんなものでもそうなように終わってしまえば実に馬鹿げた戦争だった。
戦争が終わった後、暫くしてから僕は暇を見つけて軌道エレベータに行った。
エンプラスが大破していたと思わしき場所に、僕は小型艇を走らせた。
僕はそこでエンジンを切った。
ここでルイスと話してから半年も経っていない。けれど、僕にはあれから何年も経ったような気がした。
星は相変わらず、変わらない光を保って柔らかな色を降り注いでいた。
僕はシートを倒し横になったまま手元の携帯端末を眺める。それは今にも鳴り出しそうに見える。
690:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:05:43
不意に端末が鳴り出す。それは現実の世界の空気を震わせている。
僕はすぐに受話ボタンを押した。
「もしもし」
「ねえ帰ってきたのよ」とルイスは言った。とてもリアルに。
「いろいろと大変だったけど、それでもなんとか帰ってきた」
「それはよかった」と僕は言った。未だにうまく信じられないのだ。彼女の声が聞こえることが。
「それはよかった?」とルイスは(たぶん)顔をしかめて言った。
「何よ、それは。わたしがせっかく苦労して戻ってきたというのに。よくなかったら私の立場はどうなるのよ」
「今どこにいる?」
「そんなに遠くじゃないと思うな。たぶんけっこう近くだと思う。」
「迎えに行くよ」
「そうしてくれるとうれしいわね。場所を調べて、メールで送る」
「君にとても会いたかった」と僕は言った。
「わたしもあなたにとても会いたかった」と彼女は言った。
「あなたと会わなくなってから、すごくよく分かったの。わたしにはあなたが本当に必要なんだって」
「ここに迎えにきて」
そして唐突に電話が切れた。僕はシートを起こし端末がメッセージを受信するのを待ち続ける。
なかなか受信しない。しかしぼくは急がない。もう得に急ぐ必要などないのだから。
君の孤独を分けてほしい。
光でも闇でも
喜びでも悲しみでも
どんなに君が道に迷っても傍にいるよ。
ふたりならば信じあえる。もう、離さないで。
691:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:14:54
そろそろ次スレの用意しないと…
692:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:25:25
思い出の宇宙でルイスと再会した沙慈だったが、そこにいるのはもはや沙慈の知る以前のルイスではない。
必死に説得する沙慈に対し、聞く耳を持たないルイスは巨大MA・レグナントを駆りオーライザーに襲い掛かる。
トリガーを構える沙慈。だが、狂気に満ちた叫びを発しながら襲い掛かるルイスには手を掛けられない。
確かにここでトリガーを引いてしまっては、ルイスとの思い出を全て消してしまう事になる。
攻撃を一切せずに回避するオーライザーだが、レグナントの標的になるのは時間の問題で、ついに追いつかれてしまう。
「うふふふふ…沙慈・クロスロード…あたしを捨てたバカな男…
ふふふ…昔のよしみであたしが楽にしてあげる…ふふっ…パパとママの敵…地獄へ堕ちろぉぉぉッ!!」
その時、オーライザーの前に00が現れた。
「00、目標を駆逐する!」
しかし、00はレグナントにやられるだけで戦おうとしない。沙慈の気持ちを優先していたからだった。
そして-
「…刹那!…頼むーッ!!」
沙慈の悲痛な叫びを受けて、00とオーライザーがドッキングし、00ライザーに。
ツインドライヴよりトランザムを発動し、無数の砲撃をはじき飛ばしながらレグナントを圧倒すると、
最後はGNソードⅡを突き立ててレグナントの暴走を止める事に成功した。
そして…
「あっははは…沙…慈…あっ…あたし…宇宙…で…あっはは…は…ファ…アアアアアアアア―――ッ!」
ルイスの狂気に満ちた笑いとかすかに残った沙慈への想いの言葉とともに
赤いGN粒子が大量の血しぶきを上げるかのようにレグナントは爆散した…。
ルイスを失った悲しみと救えなかった無力さにひざまずく沙慈。
「…刹那…僕は結局…ルイスを救えなかった…これから一生、お前と同じ様に
人殺しの十字架を背負って生きて行くんだ!…うっ…ウワァ――ッ!!」
宇宙の闇の中、沙慈の慟哭だけがこだまする。
「わかっている、沙慈。お前の大事な人を奪ったのは他ならぬこの俺だ、罰は受けるさ。」
悲しみに打ちひしがれる沙慈に、刹那はただ一言だけ言葉を返した。
693:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:29:44
>>691
重複スレ乱立させるなゴミクズ
それに1000行ってないだろうが
どうしてもスレ立てたいなら先に下の重複スレを消化してからにしろ
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694:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:54:21
摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄 舎利子 色不異空
空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中
無色無受想行識無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死
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亦無老死尽無苦集滅道 無智亦無得以無所得故菩提薩捶依般若波羅蜜多故心無罫礙無罫礙故 無有恐怖
遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三貌三菩提故知般若波羅蜜多
是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪即説呪曰 羯諦羯諦
波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 般若心経 婁威子破霊非 人生終了魔人遺之瞑汰悪巨大棺桶 魂滅永眠
695:通常の名無しさんの3倍
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た と え ル イ ス が 強 化 人 間 に な ろ う と も
沙 慈 と ル イ ス が ハ ッ ピ ー エ ン ド に な る っ て 信 じ る よ っ !
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696:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:56:30
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川川川川川川川川川川川从从从从川川川川川川川川川川川川
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09/03/02 10:57:32
摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄 舎利子 色不異空
空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中
無色無受想行識無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死
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亦無老死尽無苦集滅道 無智亦無得以無所得故菩提薩捶依般若波羅蜜多故心無罫礙無罫礙故 無有恐怖
遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三貌三菩提故知般若波羅蜜多
是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪即説呪曰 羯諦羯諦
波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 般若心経 婁威子破霊非 人生終了魔人遺之瞑汰悪巨大棺桶 魂滅永眠
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う ・ う ふ っ ふ ふ ふ ふ 、 ぼ っ 、 ぼ く っ 、 ぼ く は ね っ !
た と え ル イ ス が 強 化 人 間 に な ろ う と も
沙 慈 と ル イ ス が ハ ッ ピ ー エ ン ド に な る っ て 信 じ る よ っ !
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, ニ ヘ\ / /ノ ____》メ>x:.__ , ´
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699:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 10:58:34
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う ・ う ふ っ ふ ふ ふ ふ 、 ぼ っ 、 ぼ く っ 、 ぼ く は ね っ !
た と え ル イ ス が 強 化 人 間 に な ろ う と も
沙 慈 と ル イ ス が ハ ッ ピ ー エ ン ド に な る っ て 信 じ る よ っ !
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700:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 11:01:02
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G A M E O V E R
な ん だ よ お っ ! ば ぁ か ! !
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701:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 11:02:09
このスレは終了致しました。
重複スレにつき後継スレはありませんので、御了承下さいませ。
702:通常の名無しさんの3倍
09/03/02 11:02:55
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