【まだまだ】沙慈×ルイス萌えスレ4【これから】at SHAR
【まだまだ】沙慈×ルイス萌えスレ4【これから】 - 暇つぶし2ch599:通常の名無しさんの3倍
09/02/28 20:54:42
「私って美しい?」
ルイスが僕にそんなことを聞いてきたのは、僕たちが出会ったあの空間でのことだった。
そのとき、僕は煙草を吸いながら一人で地球を眺めていた。彼女と話すときは一人じゃないといけないのだ。
「美しいよ」
僕は言った。事実彼女ほど美しい女性を今までにみたことはなかった。
滑らかな曲線。洗練された外見。大胆な隆起。すべてが僕の心を掴んでいた。
「少し形而上的にすぎるけど、とても美しい」僕は言った。
「嬉しい」
彼女はその華奢な体を少し震わせて喜んだ。僕は彼女にもたれかかった。
背中に彼女の柔らかい皮膚を感じた。
「どのくらい美しい?」彼女が聞いた。
「GNアーチャーを100機集めてマス・ゲームをしているより美しい」
「素敵」
ルイスは体を震わせて喜んだ。あまりに喜んだのであたりにGN粒子が舞って仕方がなかった。
僕はアルマークには悪いけど、彼女と話せるようになってよかったと思った。
ルイス、つまり人類初のイノベーターと自由に話せるのはその創造主だけなのだ。それは上位種の特権だった。
僕は、それに気がついたとき、アルマークが羨ましかった。尊敬した。いや、この表現は正しくない。オーケィ、正直にいおう、僕は彼に嫉妬していたのだ。

「戦争はいつまで続くかしら」
ルイスが心配そうに言った。
「さあね。僕にはわからないな。けど、そんなに長くかからないと思う」
僕は、煙草を足元に捨てると、今度はビールを取り出した。
「私きっと殺されちゃうわ」
「大丈夫。君は僕が守るよ」
「ほんとに?」
「本当さ。僕が一度でも嘘を言ったことがあるかい?」
「私信じるわ」
僕は彼女の頬にキスをした。少し冷たかったけれど、それは決して嫌な感触じゃない。
「私のこと好き?」ルイスが聞いた。僕はビールを飲みながら答える。
「好きだよ」
「どのくらい?」
「君を乗せているエンプラスに嫉妬するくらい」
「あなたって最高だわ」ルイスがくすくすと笑った。そして、ひとしきり笑った後、「守ってね」といった。
もちろん、と僕はこたえた。


けれど、結果的に僕は彼女に嘘をついたことになった。


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