09/02/25 22:13:49
沙慈「うわああ――っ!!」
沙慈がルイスの攻撃に吹き飛ばれるが、ジャンプして避けるも、もう1つの攻撃で倒れる。
ルイス「はっはっは……私の勝ちだな。地獄へ行け、沙慈! ハハハハ!!」
沙慈「なぜだ!? ルイス……なぜ僕の想いをそこまで踏みにじることができるんだ!?」
ルイス「ふっ、とどめを刺してやる! はあっ!!」
沙慈「負けてたまるか! ルイス、目を覚ましてくれぇ!!」
ルイス「うわっ!!」
沙慈が捨て身でルイスに突進し、2人は崖下に転げ落ちていく。
ルイス「うわああ――っ!!」
沙慈は傷を負いながらも立ち上がり、うずくまるルイスに対して黙って拳銃を突きつける。
ルイス「おのれ、沙慈…」
沙慈「覚悟、ルイス…」
その時、沙慈の足元に天使の羽根が落ちる。
羽根が輝きだし飛んでいくと、沙慈の拳銃が空気の中に溶ける様に消えてしまう。
沙慈「銃が…」
そしてどこからか、沙慈の名を呼ぶ懐かしい声が聞こえてくる。
「沙慈…沙慈…!」
沙慈が声の主の方向へ振り向くと、それは見上げるほどの高い岩の柱にいる光から発したものだった。
光はやがて人の姿に変わり、現れたのはなんとルイスだった。
しかもその姿は4年前に沙慈の元を去った時そのままの姿であり、
背中に白き翼を有した、まさに天使そのものの姿であったのだ。