【まだまだ】沙慈×ルイス萌えスレ4【これから】at SHAR【まだまだ】沙慈×ルイス萌えスレ4【これから】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト500:通常の名無しさんの3倍 09/02/25 07:40:07 444 :2/3:2009/02/23(月) 22:02:45 ID:??? 部屋の奥で柔らかい声がする。 見れば愛する人…ルイスがグラスをふたつ、手にしていた。 透明感のある赤い液体が涼やかに揺れる。 「お茶入れたけど、飲む?」 いつもの彼女より少しだけ遠慮しがちな声でルイスはそう聞いた。 アセロラだろうか? いや、彼女は今も甘いものが好きだからベリーティーかもしれないな。 歳をとり甘いものが少し苦手になった沙慈は、彼に合わせてくれているとはいえ 甘党の彼女が作り出す紅茶の甘さを想像し苦笑した。 「ありがとう、じゃあそっちで貰おうかな」 その返事にルイスは軽く微笑み、彼女愛用のフロアデスクにグラスをコトリと 置いた。 薄暗い部屋にいるルイスの元へと一歩踏み出した沙慈は、その時初めて遠目から では見えなかったがデスクの上にあるものがグラスだけではない事にふと気づく。 一緒に暮らそうと決めた時に教会で映した二人だけの結婚式の写真が2枚と、 数枚の便箋。 お互いもう身寄りもないので沢山焼き増ししないと決めて現像した数少ないもの の内の数枚だろうか。 「ルイス、それは?」 「ああ、お姉さんには見てもらったけどまだパパとママに見せてなかったでしょ? それと…どこに送ればいいのかわからないけど、刹那にも今の私たちのことを 知らせたいなと思って」ふ、と便箋に目を送るルイス。 刹那にも知らせたい、でもどこにいるか解からない。 もう何ヶ月もCBに足を運びトレミークルーに状況を聞いたりして彼を探してき たが刹那の消息は以前不明のままだった。 何度も何度も消息を聞きにCBの本部とコンタクトを取り、そしてまた情報を 集めに走る事を繰り返す内に、沙慈は半ば諦めに近い思いに捕われたのだが、 それは刹那が身を置いていたCBでも同じ認識だった。 刹那の消息は不明となっているが、実際はもうこの世にいないんじゃないかと 囁かれていたからだ。 というのも、あのあと発見された00ガンダムは壊滅的ダメージを受けていて パイロットは見つかっていないものの生きていればむしろ奇跡だといえるほどの 駆逐されたような姿だった。 それぞれ発見された残りの機体も全て同じようなひどい有様だったが、パイロッ トはみな無事に生還していた。 が、その中にあって刹那・F・セイエイのみが消息及び生死不明だった。 そんな状況ではCB内で生存が絶望視されてるのも無理はなかったが、 それでも彼は必ず生きていると唱え続けたのはトレミーメンバーと自分と、 CBにとっては絶対悪とも言うべき組織にいたアロウズのルイスだった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch