09/02/24 20:15:55
「ガンダム…、私はガンダムを倒して統一世界を実現する…。
パパ…、ママ…、見ていてね…。」
イノベーターとして覚醒したルイスは新型モビルアーマーのコクピット内で戦場に向かう。
見回すと宇宙にはアロウズのモビルスーツの残骸が広がっている。
「ガンダム…、争いの種…。許さない…。」
その頃、CBのガンダム4機はアロウズの奇襲作戦により、苦戦を強いられていた。
「数が多過ぎる。まだ、トランザムは使えない…。どうする、このままじゃ…。」
すでにアリオスの機体のダメージはひどく、可変する事が出来ない。
「引け!私がやる!」
「マリー!!」
493:通常の名無しさんの3倍
09/02/24 21:24:38
突撃するマリー。
「目標を捕捉、駆逐する。」
そこへ現れたルイス。
ルイスは自らが躊躇したせいでアンドレイを死なせた。
そのアンドレイを殺害した人物こそマリーだったのだ。
「ルイス・ハレヴィー准尉!」
躊躇するマリーに容赦なくルイスは襲い掛かる。
「GN粒子砲、粒子充填完了!」
494:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 00:15:58
それから四十年の月日が流れ…
経済特区日本の田舎町。時代遅れの日本家屋の縁側でのお話です。
娘、息子夫婦と離れ、ふたり悠々自適な毎日を送る老夫婦。
春の日差しも暖かく、お茶を飲んでいるようです。
「…色々あったねルイス」
「あの時沙慈が止めてくれなかったら、私ソーマさんを…」
「僕が止めなくても大丈夫だったさ。それよりお茶のおかわりは?」
「緑茶☆ミルクと砂糖多目で!」
「どーしても馴れないよルイス。緑茶にミルクなんて」
「えー美味しいのに」
いつまでも変わらない毎日。平凡な日常。ゆっくりと時は流れて行きます。
495:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 00:40:23
次回 超兵強襲!決戦井戸端会議。
ご近所マダムのまとめ役はなんと沙慈?
ご期待ください
496:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:30:16
909 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/04(水) 22:35:35 ID:???
「あらあら、どーしたのその顔?」「ママ、わたしマリーちゃんともう遊ばない。絶交したの」
「どうしてなの?」「マリーちゃんわたしのあげたニャムの助無くしちゃうんだもん。ひどいよ」
「そうなの…本当にいいの?弟のアレルヤちゃんとも会えなくなるのよ」「う~、でも…」
「ママもね、沙慈、パパと絶交したことあるの」「うそだー」
「本当よ。パパの事信じられなくて、信じる事が出来ない自分がとても後ろめたくて。」
投げっぱなしジャーマン。携帯なのでしばし
911 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/04(水) 23:00:19 ID:???
>>909 続き
「それにね。パパと一緒にいてはいけないと思ってたの」「どーして、パパの事好きなんでしょ」
「ママには秘密があったの」「秘密?教えて」「大人になったら教えてあげる。」「ム~」
「でもね、パパ秘密なんて関係無いって言ってくれたの。嬉しかった…だから逃げようとしたの」
「えーなんで」「なんでかな?そしたらパパ強引にわたしを…」「ウソッ!」
「本当よ!私を無理矢理…」「ルイス!」
住人さんの迷惑など顧みないで続く。ペース間違ったなこりゃ。
912 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/04(水) 23:28:39 ID:???
>>911 続き。
「あら、パパお帰りなさい。」「おかえりなさい~」(パタタタタ、ムギュー)
「子供になんて話を!」「あら、本当じゃない。間違ってる?」「それは…
…!お隣のアレルヤ君玄関に来てるよ。なんでもニャムの助壊したのアレルヤ君なんだって」
「えーウソッどうしよう…マリーちゃん><」「玄関にアレルヤ君待っているから一緒に謝ってきなさい」
「でもひどいこと言っちゃった。許してくれないかも><」「マリーちゃんと仲直りしたいんでしょ」「うん!」
「じゃあ大丈夫。ママとパパも仲直りできたんだから。さあいってらっしゃい。」
「…わかった!アレルヤちゃん一緒に来て!」
「沙慈、あの時は…」「お腹がすいたよ。ルイス」「…今すぐ美味しいもの作るね」
935 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/05(木) 20:33:12 ID:???
「ママ、今度クラスで劇やるの。先生がわたしにお話作って来て欲しいっていうんだけど」「すごいじゃない!」
「どうしよう、わかんないよ><?」「そうねぇ…美しいお姫様と貧乏な騎士のお話なんてどう?」
「どんなお話?」「身分を隠したお姫様が町で貧乏な騎士に出会うの!騎士はお姫様に一目惚れ。」
「ふたりは毎日楽しく暮らしてたの。でもある時お姫様は呪いにかかって、しかも悪い魔法使いにだまされちゃうの!」
「…ルイス、まさか…」「悪い魔法使いはこう言ったの。あなたの呪いは貧乏騎士のせいだって!」
「え~ママ、なんでお姫様だまされちゃったの?」「王様石にされちゃったのよ。そこには盗まれた騎士の短剣が!」
「…ルイスさん?」「悪い魔法使いは言ったわ、騎士の仲間を倒さないと町の人たちみんな石になっちゃうって」
「ふ~ん」「それでお姫様、みんなの為に騎士を倒すことにきめちゃったの」
「お姫様バカ~」「ゴチン☆」「ママ痛い><」「最後まで聞きなさい。」
936 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/05(木) 20:34:56 ID:???
>>935
「びっくりしたのは騎士よ。好きな人がお姫様で、しかもいきなりお尋ね者になっちゃうし」「…ハハハ」
「騎士は弱虫だったけど、お姫様の為に魔法使い倒すことにきめたの!」「…弱虫…なんだ」
「愛馬のオライザ号と喋る無口な魔法の剣刹那を使って頑張るの!」
「でもね、お姫様の作った魔法の人形で何度も死にそうになっちゃうの。」「騎士カッコ悪い~」「…orz」
「だけど騎士はあきらめなかったの。お姫様大好きだったから。」
497:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:32:04
75 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/08(日) 23:39:58 ID:???
「お姉さまから聞いてきたけど、本当にここが雪女の里なの?沙慈。」
「嘘はついてないと思うけど…もっと寒い場所だと思ってた。」
「もーどっちなの!民俗学のレポートが、かかってるんだからしっかりして」
「だって都心から1時間かからない場所に里があるなんてだれも知らないよ~」
「だ・か・ら いいんじゃない。多摩川沿いが雪女の誕生の地なんてインパクトあるわ」
「雪女のどこが気に入ったのルイス?」「そーね。気に入ったんじゃなくて怒ってるのかな」
76 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/08(日) 23:40:42 ID:???
>>75続き
「怒ってる?どうして?」「巳之吉に一言言いたいの!」
「約束破るなんてひどいって言いたいの?」「ちーがーうー!沙慈ったらわかってない。」
「ごめんルイスわかんないや」「もー。どうしてお雪さんのこと諦めちゃうのって言いたいの!」
「だって相手は妖怪で、巳之吉のこと殺そうとしてたんだよ」
「妖怪なんて関係ない!それに結局殺せなかったじゃない。」「そうだね」
「すぐ追いかけなきゃ駄目。お雪さんも待ってたはずよ」「そうなのかなあ」
「そうよ!」
77 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/08(日) 23:41:38 ID:???
>>76続き
「…もし沙慈だったら諦めちゃうの?」「そんなこと…」
「もし、もしもよ。わたしがスペインで…」「ルイス」「…沙慈…」
「大丈夫だよ。そんなこと絶対に起こらないから」
「…わかってない。」「えっ」「なんでもな~い。さっ早くレポート済ませちゃいましょ。」
「ルイス、あの…」「さっき駅前通りに素敵なお店見つけたの。急がなきゃ!」
「ええ、ちょっとルイス。」
(僕は絶対に、なにがあってもキミのそばに…まだ言えないよ。もう少し待ってて)
134 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/09(月) 08:34:13 ID:???
「さっ、お粥ができたわ。パパ起こして来てくれる」
「はーい(パタタタタ)パパ!早く起きて」
「ルイスもう少し待って」
「ママじゃないよう。もー。そうだ!(モゾモゾ)お布団の中あったか~い♪」
「くすぐったい。コラコラ風邪うつっちゃうよ。」
「ふたりともなにやってるの」「ママ、今日は1日ゴロゴロしよ」
「…いいけど、マリーちゃんそろそろ迎えにくるわよ?」
「あっそうだった。パパママいってきま~す」
「沙慈、お粥寝室まで運ぶわね」「…すまないね」
「それは言わない約束でしょ。おとっつぁん」
「…おとっつぁん?ルイス?」
498:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:35:33
156 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/09(月) 16:19:25 ID:???
「ただいま~…ママいないの?(パタタタタ)あ~こんな所でねちゃってる」
「しーっ!静かにして」「パパ!もう大丈夫なの?」
「すっかり元気だよ」「じゃあママは?」
「ママはね、昨日からパパの看病で疲れてるんだ。起こしちゃかわいそうだよ」
「じゃあシーッ」「そうそう、ルイスママの為にしーっ」
「(ヒソヒソ)ねえパパなにつくってるの?」「葱味噌と梨の味噌塗り、卵酒」
「なにそれ?」「風邪気味の時パパの姉さんが作ってくれたんだ。ママ風邪ひいたら困るでしょ?」
「ふーん…少し食べたい♪」「はい、お姫様どうぞ」「おいしい♪」
「…沙慈~。私もお腹すいた。」「ルイス起きてたの?」
「さっき♪それよりベッドまで連れてって!お姫様抱っこで!」
「ちょっとルイス!恥ずかしいよー」「駄~目!」「やれやれパパもママも、わたしあきれちゃうよ」
>>150へ お詫びの品です
実は私も風邪でふせってます。きつい~
202 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/10(火) 20:47:35 ID:???
>>195
ルイス「あたしと娘どっちを愛してるのぉ!?」
沙慈「えぇっ!そんなこと言われても・・・」
娘「パパは私のこと好きだよね?いっつも好きって言ってくれるもん」
ルイス「うわーん!やっぱりあたしのことなんて愛してないんだー沙慈のばかー」
沙慈「え、ちょっルイスぅ!」
みたいなやり取りがナチュラルに受信できてしまったw
206 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/10(火) 21:57:45 ID:???
>>182>>186
「…スペイン発の到着口は…ルイスどこかな」「もー沙慈遅い!」
「ゴメンねルイス。…なにこの荷物?」「ママが持っていきなさいって☆すぐに着たいから持ってきたの」
「そう…なんだ。…運ぶのはボクだよね」「すぐに見てみたいとは思わないのか?沙慈」
「とんでもない。」「じー。 まあいいわ。それより疲れちゃった。」
「じゃあ喫茶店に…」「抱っこ」「えっ?」「足疲れちゃった。抱っこ」
「人が見てるよ~ルイス」「むーっ」「!それに荷物も運ばなきゃ。早くルイスの洋服見たいな。」
「じー。そうね。じゃあ行きましょ」「ちょっと待ってよルイスー」
245 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/14(土) 08:30:40 ID:???
「ねえパパ起きて」「おはよう。どうしたのお姫様?」
「パパ今日は何の日だ?」「うーん。わかんない」
「とぼけて!バレンタインだよ。はい!」「ありがとう」
「沙~慈~!」「ルイス?!」「毎年一番最初のチョコは私から受け取るって約束でしょ!」「えっと、そうだった?」
「ひどい!忘れるなんて。」「ご、ごめん…」「ママ、今年はわたしが一番なの!」
「駄~目。やり直し!もう一度眠って。沙慈」「ルイスもう時間が…」
「じ~。」「…おやすみなさい。」「よろしい。」
「あーあ。本当にママもパパもしょうがないなあ」
499:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:39:19
372 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/21(土) 19:53:07 ID:???
>>228>>337がんばりましょう!
「パパママ!おはようございます☆」「おはよう」「顔はちゃんと洗ったの?」
「は~い。ぴっかぴかになったよ。ママ」「よろしい。あら、沙慈そろそろ時間よ」
「パパ今日もお仕事~?」「ハハハ。昼過ぎには帰れそうかな?」
「じゃあ、帰ったらお料理教えて!ママビックリさせたいの」「ママいるんですけど…」「バレちゃった☆」
「沙慈そろそろ…」「そうだねルイスじゃあ…」
「きおつけ~!」「ハイ!」「ネクタイ直してあげる。…届かない><」「ゴメン。少しかがむね。」
「よし!完璧。後は行ってきますのチューだけね」「ちょとルイス子供の前じゃ恥ずかしいよ」
「駄~目。はやく~」「も~!毎朝あきないよね。パパもママも」
443 :1/3:2009/02/23(月) 22:00:20 ID:???
流れ読まずにトンギリサーセン昼間書き込みました430です。
以前貼られた>>347さんから>>349さんに至る沙慈ルイ文を見て妄想が
膨らみまして、稚拙ながら勝手に続きを作ってしまいました。
(347さん349さんすみません)
SSとか書くの初めてなので勝手が解からないんですが、あくまでも一個人の
妄想程度のものということをご了承下さい。
(別スレで見た刹那ラスト生死不明説も一部混ざってるのでそういうのが嫌な人は
ざっくりスルーして下さるとありがたいです)
初夏の日差しの降り注ぐベランダで全身に受ける潮風の心地良さを感じながら
沙慈は少し目を伏せ想いを巡らせた。
あの激戦から数カ月。
戦場の只中にいた自分と、愛する人が今こうしてこんなにまで穏やかに
生きているなんてなんだか不思議な感じだ。
そして自分達がこんなに穏やかに生きていけるまで数え切れないほどの
手助けをしてくれた二人にとっての恩人である彼の消息、その生死さえもが
解からなくなるようになるなんてこともしなかったな、と。
あの時自分達を引き合わすため、00ライザーを切り離しルイスを助けに行けと
言ってくれた刹那がいなければきっと今頃自分達はまだ...と
考えたところで沙慈はかぶりをふる。
もう過去の事を「あの時ああじゃなければ」と考えるのはやめにしよう。
例え何があろうと人は過去には戻れない。
それでも人は前を見て生きていくしかないんだ、どうせ前を見て生きていくなら
できるだけいい方向で生きていけるよう今生きているこの時を精一杯生きる方が
良いのだから。
それに例えどんな状況であったとしても自分は必ずルイスと二人で生きている。
今と同じように。
強い確信めいたものが当時の自分にはあった。
必ずルイスを取り戻すと。二人で日常に戻ってこれると。
勿論、不安がなかった訳ではない。アニューを失ったライルと自分を重ねあわせ
予測できない未来に絶望した事もあった。
が、それでも彼女と共に生きたかった。
ルイスの笑顔の傍で生きていきたかったからこそ、自分もあの戦場にたったのだ。
人殺しのためではなく、平和のためなんて大それた考えでもなく、
ただ愛する人を取り戻すために。
「…沙慈、どうかしたの?」
500:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:40:07
444 :2/3:2009/02/23(月) 22:02:45 ID:???
部屋の奥で柔らかい声がする。
見れば愛する人…ルイスがグラスをふたつ、手にしていた。
透明感のある赤い液体が涼やかに揺れる。
「お茶入れたけど、飲む?」
いつもの彼女より少しだけ遠慮しがちな声でルイスはそう聞いた。
アセロラだろうか?
いや、彼女は今も甘いものが好きだからベリーティーかもしれないな。
歳をとり甘いものが少し苦手になった沙慈は、彼に合わせてくれているとはいえ
甘党の彼女が作り出す紅茶の甘さを想像し苦笑した。
「ありがとう、じゃあそっちで貰おうかな」
その返事にルイスは軽く微笑み、彼女愛用のフロアデスクにグラスをコトリと
置いた。
薄暗い部屋にいるルイスの元へと一歩踏み出した沙慈は、その時初めて遠目から
では見えなかったがデスクの上にあるものがグラスだけではない事にふと気づく。
一緒に暮らそうと決めた時に教会で映した二人だけの結婚式の写真が2枚と、
数枚の便箋。
お互いもう身寄りもないので沢山焼き増ししないと決めて現像した数少ないもの
の内の数枚だろうか。
「ルイス、それは?」
「ああ、お姉さんには見てもらったけどまだパパとママに見せてなかったでしょ?
それと…どこに送ればいいのかわからないけど、刹那にも今の私たちのことを
知らせたいなと思って」ふ、と便箋に目を送るルイス。
刹那にも知らせたい、でもどこにいるか解からない。
もう何ヶ月もCBに足を運びトレミークルーに状況を聞いたりして彼を探してき
たが刹那の消息は以前不明のままだった。
何度も何度も消息を聞きにCBの本部とコンタクトを取り、そしてまた情報を
集めに走る事を繰り返す内に、沙慈は半ば諦めに近い思いに捕われたのだが、
それは刹那が身を置いていたCBでも同じ認識だった。
刹那の消息は不明となっているが、実際はもうこの世にいないんじゃないかと
囁かれていたからだ。
というのも、あのあと発見された00ガンダムは壊滅的ダメージを受けていて
パイロットは見つかっていないものの生きていればむしろ奇跡だといえるほどの
駆逐されたような姿だった。
それぞれ発見された残りの機体も全て同じようなひどい有様だったが、パイロッ
トはみな無事に生還していた。
が、その中にあって刹那・F・セイエイのみが消息及び生死不明だった。
そんな状況ではCB内で生存が絶望視されてるのも無理はなかったが、
それでも彼は必ず生きていると唱え続けたのはトレミーメンバーと自分と、
CBにとっては絶対悪とも言うべき組織にいたアロウズのルイスだった。
501:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:40:47
447 :3/3改め3/4:2009/02/23(月) 22:09:39 ID:???
ごめんなさい、長すぎるとのエラーが出たのでいまさらながら少し細かくします
特に「彼は絶対まだ生きてる」と断言していたルイスの姿が沙慈にとっては意外だった。
以前はあれほど嫌っていて、しかも刹那は機体が違うとはいえ仇とも言える
存在のガンダムパイロットだ。
真っ先にもう死んでると言っていてもおかしくないと思っていたからだ。
だが、彼女の「刹那は生きている」という断言はそういい加減なものではない
と沙慈にもすんなりと理解できるものだった。
「ルイスと刹那はあの脳量子に侵された者同士だから存在の確認ができるんだよね」
「確証は持てないけど、でもこの同じ空の下で私達みたいに穏やかに生きてい
るって気がするの」
自分には到底解かり得ない感覚。自分がルイスを取り戻そうとしていた時の独り
よがりのものとは違う確証。
正直、羨ましくないとは言えない。どこかで彼女の意思や存在を確かめることが
出来るなんて素晴らしいことだろうと思った。
「なんかそれって妬けちゃうな」
でも自分は彼女らと同じにはなれない、だからこそ自分とまったく違うルイスを
こんなにも守りたいと思うし愛おしく想うのだと思う。
「どうして?あたしは沙慈が同じような状況になるなんていやよ。だ…」
だって、沙慈があたしの考えてる事とか全部知れちゃうようになったらあたしが
朝起きて隣の沙慈を見て安心してから夜に沙慈の腕の中で眠りにつくまでずっと
沙慈の事しか考えてない事がバレちゃうじゃない。
そんなの恥ずかしくて死んじゃうわ、とあけすけもなく自分が言い出して
しまいそうで慌てて口ごもるルイス。
顔が赤くなっていくのが自分でも解かる。
502:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:41:32
448 :4/4:2009/02/23(月) 22:12:29 ID:???
ああ、もう!とばかりにルイスは自棄気味に言った。
「あたしはそのまんまの沙慈がいいの!」
そんなの知られちゃったらもう強く出れないじゃない。だからこんな事絶対に言
ってやらない。
急に口ごもったり赤くなったり怒ったりする忙しいルイスを見て沙慈が笑った。
「ああ、一日中僕の事ばっかり考えてるのがバレるから?・・・なーんてね」
ルイスはぎょっとした。沙慈が自分や刹那と同じ脳量子に侵されているとは考え
られない、考えたくないが
この人は時々自分のことをすべて見透かしているような気がする。
それはもうずっと以前からの事で、見透かすというよりもそれはむしろ
自分が言うわがままの理由なんて彼には全部お見通しで、
その上ですべてを許容してくれていると言った方が近いのかも、と考える。
この人の前では自分は偽る事も強がってみせる事もみんな無駄な事なのかもしれ
ない。脳量子なんてものがあってもなくても自分がこの人に本当の意味で適うこと
なんかきっと一生ないんだろうな。
そう考えてそんな一生でもきっとすごく幸せなんだわ私、とフフと笑った。
急に笑みを浮かべたルイスの姿に訝しがりながらも、沙慈も釣られるように微笑む。
「刹那が見つかったらきっと無表情で“そんなのは予測してた姿だ、沙慈・クロ
スロード”っていうんだろうね」
「ぷっ、言いそう!あと“余計な写真なんかは不要だ、ルイス・ハレヴィ”とか
も言いそうじゃない?」
「そんな事言ったらまたきみは食べ物投げて怒りそうだ」
「ひどい!もう子供じゃないんだからそんな事しませんー」
「じゃあ刹那が見つかったらまたピザでも取ろうか?」
「うん!約束ね!」
過去に戻りたい訳ではないが、少し大人になった今の自分達なら、
自分を取り巻く環境しか知らなかったあの頃とは違う話ができるんじゃないか、
と思う。
お互い理解できあえなくて話が平行線をたどるしかなくても、それはそれで
きっと昔とは違う何かがみつけられるのではないか。
むしろ、互いに違う考え方があって当然だろう、それが人間というものだから。
違う存在だからこそ互いを補い合い、理解したり反発したりしながら1が10にも20
にも成長していけるのが人間のいいところなのだから、と。
そして目の前にいる人間も、きっと自分と同じことを考えている、と二人は確信
していた。確信しているが互いに言葉にはしない。
この二人にとっては、それを言葉に出して確認しあう必要などないと理解しあっ
ていたから。
ただ次に彼と会う時が楽しみだねと、近所に住む親しい友人の来訪を待つように
語りながら二人は窓から見える青空を見上げ微笑みあった。
終わり
回りくどい文体の上無駄に長文のssで失礼しました
文才があればもっとコンパクトにまとめられたんでしょうが
今の自分ではこれが限界ですorz 347さん349さん本当に申し訳ない・・・
沙慈視点が多いのはそれはきっと自分が沙慈好きだからですw
ルイスの心情をもっと深く表現できたら…とは自分でも思いますorz
503:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:43:44
460 :通常の名無しさんの3倍:2009/02/24(火) 00:42:29 ID:???
>>453 せっかくSS投下されたんだ。ここはひとつ空想するんだ!
町外れの小さな教会。心地よい海風が、頬をなでる昼下がり。チャペルの音が鳴り響きます。
この町に引っ越してきたばかりの若いカップルが、今日、式を挙げます。
知り合いがいないのか、参列する人がひとりもいません。
でもふたりはとても幸せそう。
ただ指輪の交換が変わってました。
男は女の左手から指輪を抜き取るとまたはめ直し、女は男のネックレスから指輪を外して男の左手にはめました。
「誓いのくちづけを」牧師の声はどこか事務的。聞こえているのかいないのかふたりは見つめ合ったまま。
やがて男の方から動きだし、女に優しくくちづけを交わしました。
次回文金高島田!ルイスの和服は似合いすぎ。
478 :349:2009/02/24(火) 04:10:25 ID:???
>>448さんへ。
良SS乙です、自分の何気ない妄想をネタにしてくれてありがとうございます。
また何となく妄想。
最終決戦の戦場に現れた、ルイスのレグナントとリボンズの機体。
沙慈「ルイス、もう戦わなくていいんだ…一緒に帰ろう」
ルイス「……」
リボンズ「残念だったね、彼女はもう僕達の仲間、人類初のイノベイターなんだよ」
沙慈「そんなの関係ない!ルイスはルイスなんだ!」
沙慈の叫びをリボンズは笑い飛ばす。
そしてリボンズは脳量子波を使って、ルイスに撃墜するように指示。
↓
ルイスが00ライザーに攻撃、ルイスは沙慈の叫びに応えない。
刹那「トランザム!」
すかさずトランザムを発動する刹那、不思議空間発動。
↓
沙慈とルイス、不思議空間の中で再会(お互いに裸)、お互いの素直な気持ちを確かめ合う、そしてルイスは正気を取り戻す。
↓
リボンズ「な、何故だ、脳量子波が遮断された?通信が出来ない!何故だ!何故なんだ!」
動揺するリボンズ、更には他のイノベイター達との通信も途絶え、それによって混乱したイノベイター達は次々と撃破される。
↓
そして最後にリボンズに向かって、ガンダムの集中砲火。
リボンズ「そ…そんな…僕らが…イノベイターが死ぬ?…そんな…うわぁぁぁぁぁぁ」
一昨日の放送を見た後、もう最終回はこんな展開しかないだろと思ってる自分がいる。
また長くてゴメン。
504:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 07:54:41
483は明らかにルイス寄りだろ・・・ぶっちゃけ
アンルイのガキを沙慈が育てるとか沙慈が死んだ後に刹那とルイスがくっつくとか、ルイス寄りだから余裕持てるんだろ
沙慈寄りは沙慈同様我慢しろってか、で、ルイスを助けろと
ふざけんな、だからルイス厨のオナニースレとか言われるんだよ
こんなオナニースレを延々と続行するよりも世のため人のためいい加減スレ閉じろよ
この前の話でちょっと応援しようとしたらこれだ
505:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 08:33:45
なにこれ
なんで同スレ内で投下されたSSがべったり貼られてるの?
506:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 11:56:23
人為的な強化改造&大型MAはガンダムの伝統に従うなら
死 亡 フ ラ グ
であるw
しかも今月のダムAにより、17日のなのねんバレが確定したので22話でネーナをぷちっと殺します
ここまで来たらもはや沙慈ルイは終了宣告されたも同然、
おめでとうございますww
507:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 12:17:57
アンチはアンチスレへ移動してください
サジルイアンチスレ
URLリンク(c.2ch.net)
ルイス・ハレヴィ アンチスレッド2
URLリンク(c.2ch.net)
508:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 12:33:55 9lM/B9S3
>>506
キモいなぁ
509:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 14:50:52
>>508
>>491
沙慈ルイがんばれ、超がんばれ
510:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:08:56
「あらあら、どーしたのその顔?」「ママ、わたしマリーちゃんともう遊ばない。絶交したの」
「どうしてなの?」「マリーちゃんわたしのあげたニャムの助無くしちゃうんだもん。ひどいよ」
「そうなの…本当にいいの?弟のアレルヤちゃんとも会えなくなるのよ」「う~、でも…」
「ママもね、沙慈、パパと絶交したことあるの」「うそだー」
「本当よ。パパの事信じられなくて、信じる事が出来ない自分がとても後ろめたくて。」
投げっぱなしジャーマン。携帯なのでしばし
「それにね。パパと一緒にいてはいけないと思ってたの」「どーして、パパの事好きなんでしょ」
「ママには秘密があったの」「秘密?教えて」「大人になったら教えてあげる。」「ム~」
「でもね、パパ秘密なんて関係無いって言ってくれたの。嬉しかった…だから逃げようとしたの」
「えーなんで」「なんでかな?そしたらパパ強引にわたしを…」「ウソッ!」
「本当よ!私を無理矢理…」「ルイス!」
住人さんの迷惑など顧みないで続く。ペース間違ったなこりゃ。
「あら、パパお帰りなさい。」「おかえりなさい~」(パタタタタ、ムギュー)
「子供になんて話を!」「あら、本当じゃない。間違ってる?」「それは…
…!お隣のアレルヤ君玄関に来てるよ。なんでもニャムの助壊したのアレルヤ君なんだって」
「えーウソッどうしよう…マリーちゃん><」「玄関にアレルヤ君待っているから一緒に謝ってきなさい」
「でもひどいこと言っちゃった。許してくれないかも><」「マリーちゃんと仲直りしたいんでしょ」「うん!」
「じゃあ大丈夫。ママとパパも仲直りできたんだから。さあいってらっしゃい。」
「…わかった!アレルヤちゃん一緒に来て!」
「沙慈、あの時は…」「お腹がすいたよ。ルイス」「…今すぐ美味しいもの作るね」
「ママ、今度クラスで劇やるの。先生がわたしにお話作って来て欲しいっていうんだけど」「すごいじゃない!」
「どうしよう、わかんないよ><?」「そうねぇ…美しいお姫様と貧乏な騎士のお話なんてどう?」
「どんなお話?」「身分を隠したお姫様が町で貧乏な騎士に出会うの!騎士はお姫様に一目惚れ。」
「ふたりは毎日楽しく暮らしてたの。でもある時お姫様は呪いにかかって、しかも悪い魔法使いにだまされちゃうの!」
「…ルイス、まさか…」「悪い魔法使いはこう言ったの。あなたの呪いは貧乏騎士のせいだって!」
「え~ママ、なんでお姫様だまされちゃったの?」「王様石にされちゃったのよ。そこには盗まれた騎士の短剣が!」
「…ルイスさん?」「悪い魔法使いは言ったわ、騎士の仲間を倒さないと町の人たちみんな石になっちゃうって」
「ふ~ん」「それでお姫様、みんなの為に騎士を倒すことにきめちゃったの」
「お姫様バカ~」「ゴチン☆」「ママ痛い><」「最後まで聞きなさい。」
「びっくりしたのは騎士よ。好きな人がお姫様で、しかもいきなりお尋ね者になっちゃうし」「…ハハハ」
「騎士は弱虫だったけど、お姫様の為に魔法使い倒すことにきめたの!」「…弱虫…なんだ」
「愛馬のオライザ号と喋る無口な魔法の剣刹那を使って頑張るの!」
「でもね、お姫様の作った魔法の人形で何度も死にそうになっちゃうの。」「騎士カッコ悪い~」「…orz」
「だけど騎士はあきらめなかったの。お姫様大好きだったから。」
511:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:10:55
「お姉さまから聞いてきたけど、本当にここが雪女の里なの?沙慈。」
「嘘はついてないと思うけど…もっと寒い場所だと思ってた。」
「もーどっちなの!民俗学のレポートが、かかってるんだからしっかりして」
「だって都心から1時間かからない場所に里があるなんてだれも知らないよ~」
「だ・か・ら いいんじゃない。多摩川沿いが雪女の誕生の地なんてインパクトあるわ」
「雪女のどこが気に入ったのルイス?」「そーね。気に入ったんじゃなくて怒ってるのかな」
「怒ってる?どうして?」「巳之吉に一言言いたいの!」
「約束破るなんてひどいって言いたいの?」「ちーがーうー!沙慈ったらわかってない。」
「ごめんルイスわかんないや」「もー。どうしてお雪さんのこと諦めちゃうのって言いたいの!」
「だって相手は妖怪で、巳之吉のこと殺そうとしてたんだよ」
「妖怪なんて関係ない!それに結局殺せなかったじゃない。」「そうだね」
「すぐ追いかけなきゃ駄目。お雪さんも待ってたはずよ」「そうなのかなあ」
「そうよ!」
「…もし沙慈だったら諦めちゃうの?」「そんなこと…」
「もし、もしもよ。わたしがスペインで…」「ルイス」「…沙慈…」
「大丈夫だよ。そんなこと絶対に起こらないから」
「…わかってない。」「えっ」「なんでもな~い。さっ早くレポート済ませちゃいましょ。」
「ルイス、あの…」「さっき駅前通りに素敵なお店見つけたの。急がなきゃ!」
「ええ、ちょっとルイス。」
(僕は絶対に、なにがあってもキミのそばに…まだ言えないよ。もう少し待ってて)
512:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:16:24
「さっ、お粥ができたわ。パパ起こして来てくれる」
「はーい(パタタタタ)パパ!早く起きて」
「ルイスもう少し待って」
「ママじゃないよう。もー。そうだ!(モゾモゾ)お布団の中あったか~い♪」
「くすぐったい。コラコラ風邪うつっちゃうよ。」
「ふたりともなにやってるの」「ママ、今日は1日ゴロゴロしよ」
「…いいけど、マリーちゃんそろそろ迎えにくるわよ?」
「あっそうだった。パパママいってきま~す」
「沙慈、お粥寝室まで運ぶわね」「…すまないね」
「それは言わない約束でしょ。おとっつぁん」
「…おとっつぁん?ルイス?」
「ただいま~…ママいないの?(パタタタタ)あ~こんな所でねちゃってる」
「しーっ!静かにして」「パパ!もう大丈夫なの?」
「すっかり元気だよ」「じゃあママは?」
「ママはね、昨日からパパの看病で疲れてるんだ。起こしちゃかわいそうだよ」
「じゃあシーッ」「そうそう、ルイスママの為にしーっ」
「(ヒソヒソ)ねえパパなにつくってるの?」「葱味噌と梨の味噌塗り、卵酒」
「なにそれ?」「風邪気味の時パパの姉さんが作ってくれたんだ。ママ風邪ひいたら困るでしょ?」
「ふーん…少し食べたい♪」「はい、お姫様どうぞ」「おいしい♪」
「…沙慈~。私もお腹すいた。」「ルイス起きてたの?」
「さっき♪それよりベッドまで連れてって!お姫様抱っこで!」
「ちょっとルイス!恥ずかしいよー」「駄~目!」「やれやれパパもママも、わたしあきれちゃうよ」
「あたしと娘どっちを愛してるのぉ!?」
「えぇっ!そんなこと言われても・・・」
「パパは私のこと好きだよね?いっつも好きって言ってくれるもん」
「うわーん!やっぱりあたしのことなんて愛してないんだー沙慈のばかー」
「え、ちょっルイスぅ!」
「…スペイン発の到着口は…ルイスどこかな」「もー沙慈遅い!」
「ゴメンねルイス。…なにこの荷物?」「ママが持っていきなさいって☆すぐに着たいから持ってきたの」
「そう…なんだ。…運ぶのはボクだよね」「すぐに見てみたいとは思わないのか?沙慈」
「とんでもない。」「じー。 まあいいわ。それより疲れちゃった。」
「じゃあ喫茶店に…」「抱っこ」「えっ?」「足疲れちゃった。抱っこ」
「人が見てるよ~ルイス」「むーっ」「!それに荷物も運ばなきゃ。早くルイスの洋服見たいな。」
「じー。そうね。じゃあ行きましょ」「ちょっと待ってよルイスー」
「ねえパパ起きて」「おはよう。どうしたのお姫様?」
「パパ今日は何の日だ?」「うーん。わかんない」
「とぼけて!バレンタインだよ。はい!」「ありがとう」
「沙~慈~!」「ルイス?!」「毎年一番最初のチョコは私から受け取るって約束でしょ!」「えっと、そうだった?」
「ひどい!忘れるなんて。」「ご、ごめん…」「ママ、今年はわたしが一番なの!」
「駄~目。やり直し!もう一度眠って。沙慈」「ルイスもう時間が…」
「じ~。」「…おやすみなさい。」「よろしい。」
「あーあ。本当にママもパパもしょうがないなあ」
513:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:21:33
「パパママ!おはようございます☆」「おはよう」「顔はちゃんと洗ったの?」
「は~い。ぴっかぴかになったよ。ママ」「よろしい。あら、沙慈そろそろ時間よ」
「パパ今日もお仕事~?」「ハハハ。昼過ぎには帰れそうかな?」
「じゃあ、帰ったらお料理教えて!ママビックリさせたいの」「ママいるんですけど…」「バレちゃった☆」
「沙慈そろそろ…」「そうだねルイスじゃあ…」
「きおつけ~!」「ハイ!」「ネクタイ直してあげる。…届かない><」「ゴメン。少しかがむね。」
「よし!完璧。後は行ってきますのチューだけね」「ちょとルイス子供の前じゃ恥ずかしいよ」
「駄~目。はやく~」「も~!毎朝あきないよね。パパもママも」
初夏の日差しの降り注ぐベランダで全身に受ける潮風の心地良さを感じながら
沙慈は少し目を伏せ想いを巡らせた。
あの激戦から数カ月。
戦場の只中にいた自分と、愛する人が今こうしてこんなにまで穏やかに
生きているなんてなんだか不思議な感じだ。
そして自分達がこんなに穏やかに生きていけるまで数え切れないほどの
手助けをしてくれた二人にとっての恩人である彼の消息、その生死さえもが
解からなくなるようになるなんてこともしなかったな、と。
あの時自分達を引き合わすため、00ライザーを切り離しルイスを助けに行けと
言ってくれた刹那がいなければきっと今頃自分達はまだ...と
考えたところで沙慈はかぶりをふる。
もう過去の事を「あの時ああじゃなければ」と考えるのはやめにしよう。
例え何があろうと人は過去には戻れない。
それでも人は前を見て生きていくしかないんだ、どうせ前を見て生きていくなら
できるだけいい方向で生きていけるよう今生きているこの時を精一杯生きる方が
良いのだから。
それに例えどんな状況であったとしても自分は必ずルイスと二人で生きている。
今と同じように。
強い確信めいたものが当時の自分にはあった。
必ずルイスを取り戻すと。二人で日常に戻ってこれると。
勿論、不安がなかった訳ではない。アニューを失ったライルと自分を重ねあわせ
予測できない未来に絶望した事もあった。
が、それでも彼女と共に生きたかった。
ルイスの笑顔の傍で生きていきたかったからこそ、自分もあの戦場にたったのだ。
人殺しのためではなく、平和のためなんて大それた考えでもなく、
ただ愛する人を取り戻すために。
「…沙慈、どうかしたの?」
514:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:23:54
部屋の奥で柔らかい声がする。
見れば愛する人…ルイスがグラスをふたつ、手にしていた。
透明感のある赤い液体が涼やかに揺れる。
「お茶入れたけど、飲む?」
いつもの彼女より少しだけ遠慮しがちな声でルイスはそう聞いた。
アセロラだろうか?
いや、彼女は今も甘いものが好きだからベリーティーかもしれないな。
歳をとり甘いものが少し苦手になった沙慈は、彼に合わせてくれているとはいえ
甘党の彼女が作り出す紅茶の甘さを想像し苦笑した。
「ありがとう、じゃあそっちで貰おうかな」
その返事にルイスは軽く微笑み、彼女愛用のフロアデスクにグラスをコトリと
置いた。
薄暗い部屋にいるルイスの元へと一歩踏み出した沙慈は、その時初めて遠目から
では見えなかったがデスクの上にあるものがグラスだけではない事にふと気づく。
一緒に暮らそうと決めた時に教会で映した二人だけの結婚式の写真が2枚と、
数枚の便箋。
お互いもう身寄りもないので沢山焼き増ししないと決めて現像した数少ないもの
の内の数枚だろうか。
「ルイス、それは?」
「ああ、お姉さんには見てもらったけどまだパパとママに見せてなかったでしょ?
それと…どこに送ればいいのかわからないけど、刹那にも今の私たちのことを
知らせたいなと思って」ふ、と便箋に目を送るルイス。
刹那にも知らせたい、でもどこにいるか解からない。
もう何ヶ月もCBに足を運びトレミークルーに状況を聞いたりして彼を探してき
たが刹那の消息は以前不明のままだった。
何度も何度も消息を聞きにCBの本部とコンタクトを取り、そしてまた情報を
集めに走る事を繰り返す内に、沙慈は半ば諦めに近い思いに捕われたのだが、
それは刹那が身を置いていたCBでも同じ認識だった。
刹那の消息は不明となっているが、実際はもうこの世にいないんじゃないかと
囁かれていたからだ。
というのも、あのあと発見された00ガンダムは壊滅的ダメージを受けていて
パイロットは見つかっていないものの生きていればむしろ奇跡だといえるほどの
駆逐されたような姿だった。
それぞれ発見された残りの機体も全て同じようなひどい有様だったが、パイロッ
トはみな無事に生還していた。
が、その中にあって刹那・F・セイエイのみが消息及び生死不明だった。
そんな状況ではCB内で生存が絶望視されてるのも無理はなかったが、
それでも彼は必ず生きていると唱え続けたのはトレミーメンバーと自分と、
CBにとっては絶対悪とも言うべき組織にいたアロウズのルイスだった。
515:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:26:45
特に「彼は絶対まだ生きてる」と断言していたルイスの姿が沙慈にとっては意外だった。
以前はあれほど嫌っていて、しかも刹那は機体が違うとはいえ仇とも言える
存在のガンダムパイロットだ。
真っ先にもう死んでると言っていてもおかしくないと思っていたからだ。
だが、彼女の「刹那は生きている」という断言はそういい加減なものではない
と沙慈にもすんなりと理解できるものだった。
「ルイスと刹那はあの脳量子に侵された者同士だから存在の確認ができるんだよね」
「確証は持てないけど、でもこの同じ空の下で私達みたいに穏やかに生きてい
るって気がするの」
自分には到底解かり得ない感覚。自分がルイスを取り戻そうとしていた時の独り
よがりのものとは違う確証。
正直、羨ましくないとは言えない。どこかで彼女の意思や存在を確かめることが
出来るなんて素晴らしいことだろうと思った。
「なんかそれって妬けちゃうな」
でも自分は彼女らと同じにはなれない、だからこそ自分とまったく違うルイスを
こんなにも守りたいと思うし愛おしく想うのだと思う。
「どうして?あたしは沙慈が同じような状況になるなんていやよ。だ…」
だって、沙慈があたしの考えてる事とか全部知れちゃうようになったらあたしが
朝起きて隣の沙慈を見て安心してから夜に沙慈の腕の中で眠りにつくまでずっと
沙慈の事しか考えてない事がバレちゃうじゃない。
そんなの恥ずかしくて死んじゃうわ、とあけすけもなく自分が言い出して
しまいそうで慌てて口ごもるルイス。
顔が赤くなっていくのが自分でも解かる。
ああ、もう!とばかりにルイスは自棄気味に言った。
「あたしはそのまんまの沙慈がいいの!」
そんなの知られちゃったらもう強く出れないじゃない。だからこんな事絶対に言
ってやらない。
急に口ごもったり赤くなったり怒ったりする忙しいルイスを見て沙慈が笑った。
「ああ、一日中僕の事ばっかり考えてるのがバレるから?・・・なーんてね」
ルイスはぎょっとした。沙慈が自分や刹那と同じ脳量子に侵されているとは考え
られない、考えたくないが
この人は時々自分のことをすべて見透かしているような気がする。
それはもうずっと以前からの事で、見透かすというよりもそれはむしろ
自分が言うわがままの理由なんて彼には全部お見通しで、
その上ですべてを許容してくれていると言った方が近いのかも、と考える。
この人の前では自分は偽る事も強がってみせる事もみんな無駄な事なのかもしれ
ない。脳量子なんてものがあってもなくても自分がこの人に本当の意味で適うこと
なんかきっと一生ないんだろうな。
そう考えてそんな一生でもきっとすごく幸せなんだわ私、とフフと笑った。
急に笑みを浮かべたルイスの姿に訝しがりながらも、沙慈も釣られるように微笑む。
「刹那が見つかったらきっと無表情で“そんなのは予測してた姿だ、沙慈・クロ
スロード”っていうんだろうね」
「ぷっ、言いそう!あと“余計な写真なんかは不要だ、ルイス・ハレヴィ”とか
も言いそうじゃない?」
516:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:30:43
「そんな事言ったらまたきみは食べ物投げて怒りそうだ」
「ひどい!もう子供じゃないんだからそんな事しませんー」
「じゃあ刹那が見つかったらまたピザでも取ろうか?」
「うん!約束ね!」
過去に戻りたい訳ではないが、少し大人になった今の自分達なら、
自分を取り巻く環境しか知らなかったあの頃とは違う話ができるんじゃないか、
と思う。
お互い理解できあえなくて話が平行線をたどるしかなくても、それはそれで
きっと昔とは違う何かがみつけられるのではないか。
むしろ、互いに違う考え方があって当然だろう、それが人間というものだから。
違う存在だからこそ互いを補い合い、理解したり反発したりしながら1が10にも20
にも成長していけるのが人間のいいところなのだから、と。
そして目の前にいる人間も、きっと自分と同じことを考えている、と二人は確信
していた。確信しているが互いに言葉にはしない。
この二人にとっては、それを言葉に出して確認しあう必要などないと理解しあっ
ていたから。
ただ次に彼と会う時が楽しみだねと、近所に住む親しい友人の来訪を待つように
語りながら二人は窓から見える青空を見上げ微笑みあった。
町外れの小さな教会。心地よい海風が、頬をなでる昼下がり。チャペルの音が鳴り響きます。
この町に引っ越してきたばかりの若いカップルが、今日、式を挙げます。
知り合いがいないのか、参列する人がひとりもいません。
でもふたりはとても幸せそう。
ただ指輪の交換が変わってました。
男は女の左手から指輪を抜き取るとまたはめ直し、女は男のネックレスから指輪を外して男の左手にはめました。
「誓いのくちづけを」牧師の声はどこか事務的。聞こえているのかいないのかふたりは見つめ合ったまま。
やがて男の方から動きだし、女に優しくくちづけを交わしました。
次回文金高島田!ルイスの和服は似合いすぎ。
最終決戦の戦場に現れた、ルイスのレグナントとリボンズの機体。
沙慈「ルイス、もう戦わなくていいんだ…一緒に帰ろう」
ルイス「……」
リボンズ「残念だったね、彼女はもう僕達の仲間、人類初のイノベイターなんだよ」
沙慈「そんなの関係ない!ルイスはルイスなんだ!」
沙慈の叫びをリボンズは笑い飛ばす。
そしてリボンズは脳量子波を使って、ルイスに撃墜するように指示。
↓
ルイスが00ライザーに攻撃、ルイスは沙慈の叫びに応えない。
刹那「トランザム!」
すかさずトランザムを発動する刹那、不思議空間発動。
↓
沙慈とルイス、不思議空間の中で再会(お互いに裸)、お互いの素直な気持ちを確かめ合う、そしてルイスは正気を取り戻す。
↓
リボンズ「な、何故だ、脳量子波が遮断された?通信が出来ない!何故だ!何故なんだ!」
動揺するリボンズ、更には他のイノベイター達との通信も途絶え、それによって混乱したイノベイター達は次々と撃破される。
↓
そして最後にリボンズに向かって、ガンダムの集中砲火。
リボンズ「そ…そんな…僕らが…イノベイターが死ぬ?…そんな…うわぁぁぁぁぁぁ」
517:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:35:42
最終局面、00の光で再び精神領域で邂逅を果たすルイスとサジ。
サジの呼びかけにルイスの心は揺れ、真剣な眼差しで問い返す。
「サジ、あなたはどうしたいの?
私はもうイノベーターなのよ?
それにもう私の手は汚れ過ぎてしまったわ。」
そしてサジは自分の最も正直な気持ちを言葉にし、こう叫んだ。
「僕は…僕はっ!
それでもルイスの軍服をクンカクンカしたいんだっ!」
怒りに震えるルイス…
「最悪の解答ですぅ!私、惚れなくて正解だったですぅ!」
「こんなミス解答、私の戦術予報から逸脱し過ぎだわ!」
「アハハハハ、お前だってマリーに同じ事言ってみたいんだろ?アレルヤァァア!」
「な、何だと!?そんな変態は許さん!超兵の力思い知れ!」
「違う、違うんだ、マリー!今のはハレルヤが勝手に!」
「サジ、君はガンダムではない。パージする。」
宇宙に放り出されたサジ、迫るルイスのモビルスーツ、混迷広がる宇宙…。
「スーハースーハーを付け忘れるとは男の風上にも置けん!
興が乗らん!撤退させてもらう!」
「ガンダム…、私はガンダムを倒して統一世界を実現する…。
パパ…、ママ…、見ていてね…。」
イノベーターとして覚醒したルイスは新型モビルアーマーのコクピット内で戦場に向かう。
見回すと宇宙にはアロウズのモビルスーツの残骸が広がっている。
「ガンダム…、争いの種…。許さない…。」
その頃、CBのガンダム4機はアロウズの奇襲作戦により、苦戦を強いられていた。
「数が多過ぎる。まだ、トランザムは使えない…。どうする、このままじゃ…。」
すでにアリオスの機体のダメージはひどく、可変する事が出来ない。
「引け!私がやる!」
「マリー!!」
518:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 18:38:45
突撃するマリー。
「目標を捕捉、駆逐する。」
そこへ現れたルイス。
ルイスは自らが躊躇したせいでアンドレイを死なせた。
そのアンドレイを殺害した人物こそマリーだったのだ。
「ルイス・ハレヴィー准尉!」
躊躇するマリーに容赦なくルイスは襲い掛かる。
「GN粒子砲、粒子充填完了!」
それから四十年の月日が流れ…
経済特区日本の田舎町。時代遅れの日本家屋の縁側でのお話です。
娘、息子夫婦と離れ、ふたり悠々自適な毎日を送る老夫婦。
春の日差しも暖かく、お茶を飲んでいるようです。
「…色々あったねルイス」
「あの時沙慈が止めてくれなかったら、私ソーマさんを…」
「僕が止めなくても大丈夫だったさ。それよりお茶のおかわりは?」
「緑茶☆ミルクと砂糖多目で!」
「どーしても馴れないよルイス。緑茶にミルクなんて」
「えー美味しいのに」
いつまでも変わらない毎日。平凡な日常。ゆっくりと時は流れて行きます。
次回 超兵強襲!決戦井戸端会議。
ご近所マダムのまとめ役はなんと沙慈?
ご期待ください
519:小説バレ
09/02/25 20:43:11
343 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2009/02/25(水) 20:31:16 ID:???
>>306,308
手袋隠れているがルイスは左手の薬指にずっとしている
少しでも汚れがつくとルイスが磨くのでずっとピカピカ
している感触は感じられないけど
沙慈からのメールは見ないようにしてる
未読メールがたまっていく
520:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 21:32:31
本当はまずいのだが…誤爆したんだね。
誤爆じゃ、しょうがないなあー(棒)
GJ!
521:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 21:41:42
小説で補完するのは卑怯だと思うし、本編で語る尺は十分にあったと思う
522:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:00:49
本編で語るといらん尺増やすなとムキムキする人たちもいるしなー
523:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:09:25
>>519
本編でさんざん左手気にしてたし、触ってたからね。
パーティー回まで随分ヤキモキさせられたけど、
パーティー回で指輪してくれてたときはホント嬉しかった。
さらに追加情報の小説で、そこまで大事にしてくれてたとは…
ルイスも一途だねー。本当嬉しい。沙慈頑張らなくちゃね!
沙慈ルイがんばれ。超がんばれ。
524:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:13:49
沙慈「うわああ――っ!!」
沙慈がルイスの攻撃に吹き飛ばれるが、ジャンプして避けるも、もう1つの攻撃で倒れる。
ルイス「はっはっは……私の勝ちだな。地獄へ行け、沙慈! ハハハハ!!」
沙慈「なぜだ!? ルイス……なぜ僕の想いをそこまで踏みにじることができるんだ!?」
ルイス「ふっ、とどめを刺してやる! はあっ!!」
沙慈「負けてたまるか! ルイス、目を覚ましてくれぇ!!」
ルイス「うわっ!!」
沙慈が捨て身でルイスに突進し、2人は崖下に転げ落ちていく。
ルイス「うわああ――っ!!」
沙慈は傷を負いながらも立ち上がり、うずくまるルイスに対して黙って拳銃を突きつける。
ルイス「おのれ、沙慈…」
沙慈「覚悟、ルイス…」
その時、沙慈の足元に天使の羽根が落ちる。
羽根が輝きだし飛んでいくと、沙慈の拳銃が空気の中に溶ける様に消えてしまう。
沙慈「銃が…」
そしてどこからか、沙慈の名を呼ぶ懐かしい声が聞こえてくる。
「沙慈…沙慈…!」
沙慈が声の主の方向へ振り向くと、それは見上げるほどの高い岩の柱にいる光から発したものだった。
光はやがて人の姿に変わり、現れたのはなんとルイスだった。
しかもその姿は4年前に沙慈の元を去った時そのままの姿であり、
背中に白き翼を有した、まさに天使そのものの姿であったのだ。
525:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:14:35
天使ルイス「沙慈!!」
沙慈「ルイス…いったいどういう…」
沙慈は今まで戦っていた目の前にいるルイスと天使の姿をしたルイス、
2人のルイスが存在する事実に困惑の表情を浮かべている。それは目の前にいるルイスもまた同じであった。
ルイス「私がもう一人…どういうことだ!?」
天使ルイス「ルイス、あなたの…いえ…私の魂は…すでに昇天している…」
ルイス「何!?」
天使ルイス「今、真実を語らねばならないのです!!」
岩の柱に立つ天使の姿をしたルイスの身体がまばゆい光を放ち、光は全てを暖かく包み込んでいく。
沙慈「ルイス!? 真実って…」
天使ルイス「4年前の戦いのとき…私は死に、その魂は…とっくに天国へ。
今、沙慈の目の前にいる私は、リボンズが作り出した…ただの操り人形に過ぎない!」
ルイス「操り人形…!? バカな!」
天使ルイス「全ては世界を我が物にするため。リボンズの遠大なる陰謀だった…
おろかな機械人形よ…私の偽者よ…元の塵へ還りなさい!!」
ルイス「ぐわああ――っ!!」
ルイスの体が機械むき出しの姿になって崩れ始める。
ルイス「うそよ……うそよ! たとえ機械人形だろうと、私はお前たちを永遠に憎む!!」
とうとう頭部のみが残る。
沙慈は事の顛末をただ見守ることしかできない状況だ。
ルイス「私は…アロウズの…人類初のイノベーターの…ルイスなのだ……」
顔からも機械が露出し始めて見る見る崩れていき、その姿はただの鉄屑となってしまった。
天使ルイス「風よ、鉄屑となった私の偽者を…永遠に塵に還したまえ!!」
天使の姿をしたルイスの声に従うかの様に一陣の風が吹き、
風はかつてルイスだった鉄屑を見る見る塵に風化させる。
そして風が穏やかに止むと、鉄屑は跡形も無く消えていた。
526:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:15:07
沙慈「ルイス!」
天使ルイス「安心して沙慈。私はママと、天国で…昔のように仲良くして…」
いつの間にか天使の姿をしたルイスの母がルイスの隣に現れ、2人は手をつないでいる。
天使ルイス「沙慈、私はもう二度とあなたの前に姿を現せない。
でも天国で…いつもあなたのことを思っている…」
沙慈「ルイス…」
天使ルイス「急いで。残るはリボンズ1人…一刻も早くリボンズの野望を下さないと、
また世界は…巨大な力で崩壊の危機にさらされる。沙慈、さようなら…」
天使の姿をしたルイスとルイスの母が天に昇っていき、やがて消えていく。
沙慈「巨大な力!?」
527:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:33:33
shar:新シャア専用[レス削除]
スレリンク(saku板)
【削除依頼の仕方】
1.URLリンク(qb5.2ch.net)のページへ行く。
→慣れるまでは、直接、スレへ行ってカキコよりココで書いたほうが確実。
2.削除対象部分のチェック欄にチェックする。
→「糞スレを削除」の場合は左。「荒らしと思われるAA、コピペ文等」の場合は右。
3.新シャア板の掲示板アドレスを入力する コピペすればOK URLリンク(mamono.2ch.net)
4.削除して欲しいレスのアドレスをコピペして貼る。
→レス指定削除の場合、アドレスの最後の番号を削除して欲しいレス番を書いておくこと!
5.削除ガイドラインの抵触してると思われる項目をどのスレ・レスがどのガイドラインに抵触するかわかるように書く。
削除ガイドライン URLリンク(info.2ch.net)
→くれぐれも「ムカツクから。」「糞スレだから。」等…。自分勝手な理由は書かない事!それだけで受理されなくなるので、注意!!
6.最後に重複(=依頼したスレがもう削除依頼出されているか。)していないかチェック!
→飛んだ先に紫になったリンクを開けて見て、自分が依頼頌しようとしてるスレが入ってるようなら、やめておこう!
7.終了。後は削除人が動いて仕事をしてくれるのを神に祈れ!!
※荒らしにかまうと削除依頼がスルーされることがあります
黙って報告、これが基本です
今度は普通に語れますように
528:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:38:39
_,,,―jト
_,/゙_,,-‐ナ.,イ
,-,,ニ''"゛._,-シ`|
,ク゚''ニニ=''',ア` .|
,,,レン,,_ ,-'゙,,-i、 ,i´
r"グ` ,,不:二 ゙l″ _,,,,,,,,yィニ'i、
|,レ /ノ゙,iレ'_p /,|.゙|> ._,,,,,,,/{「―┬―ーr,'i、
,,_ ._,,,,l゙.゙l,,、 .,! |┴シ'八|,l゙レ「 .,,,ィi,,||―ー''''' ̄",|゜ ‘八
,!ニニニv-二―'''゙l `'''ー-レ゙ ,l゙ |,,レl只'゛''"゛ 、,ニi、 ,へ,ト _,,,,,,,,,,y,,、
_~'''ー二,,,,,,―'''"゜ .l゙.| /./-rこ ゙!,`~--‐\,rヽ _,,,ィニニ-ニフ彡-ッ=ク`
/ `: ..、
, ′ ヽ
/ . : : : :':.
/ / / ,′ . : : : : .:.:ハ
「 | ,′ : .! . :.!: : :.:.:.::.
} i . :/ / : :|. : : : !: : :.:.:.:.!
! : : / i / / 八: : :.!><!: : : .:.:.}
} ! : :/、八 |:. :i .:.:,′ ,\i|: : : : i : : : .:.:
| | :Yr=≧ミメ、| ::. |:.i.:./ . ≦ニ.コ:!: : : : ! : : : :,′
| : :ハ 弋rjト、从从ノ/´r弋rソ´7| : : : :ト. : : ,′
___ | : : :| ` ー ` ー一'' ハi : : : :|ノ: :/
r‐┴'ーミト. . i ! : :|: i i : : : : |: :/
|〃⌒ヾi.|三≧ト. .___ ', ! : : 八 〈 i ! : : : :.i /
|{{::::::::::刈三三三三≧ ', | : : : ヘ、 从 : : : :/′
Liゞ=彡! 三三三三三:! ',! 八 从ヽ\ ´ ` .イノ ! : : :/
i乂o.::ノ 厂三三三三|| ', ヽ! \\ ..イ i. リ : :, ′
乂.__彡' ̄ ̄}三三三》 ヽ}ヽー ´ !厶イ
`7¨ i三三「)三フ´ ̄', | |
{ _」三三!|三(__ ,ノ ヘ. . . -‐‐‐ ..、 . . ノ !
ゝ }三ニ|j三三ミト } / ヽ ̄ ̄ ` 、
) ┴ー‐-=ニ三jjjj ,′ / \ 下ミト.、
〈 { Y! / / ヽ \ ` . : : : : ||「 :`: . .、
. Y ー―-==一'i}}j′ノ´⌒ヽ . : : :', \ ` ヽ -‐― : : リj : : : : : :ヽ
{ ノ}}!`ヽ . : . : : : : : \ . : : : //: : : : : : : : : .
ヽ ー―‐<三|ヽ: : .、 : : : : : : : : : \ . : : ://: : : : : : : : : : :',
i __ ノニ| }: : : . : : : : : : : :} \ . : : : ://: : : : : :i : /: : : : :.
`ヽ 「三三|彡'′j : : : : : : : : : :j : . ゝ====彡' : : : : : :.j /: : : : : :}
529:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:45:42
>>528
ルイススレからの転載だね
(対になる)沙慈AAマダー?
530:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:49:35
ノ::.::.::.::/::.//l::.:!ヽ::.\::.::.::.::.\::.::.::.::.::\::.::、:ヽ::.::.::.::.::.::l::.::.::.::l
//:/::.::/::.// 、::., \::.\::.::.::.::.::.ー-::.::.:_\:l::.|::.::.::.::.::.::|::.::.::.::l
/::ィ::,::.::.:;:.::.'::{ 、:、 丶、::.::.::‐=≠≦子‐ミヽ::i::.::.::.}::.::.:|::.::.::.::|
ー "´ ,::/::.::.::i::.:l::.ト、__ヽヽ! くヽこ≦ヲ弋ラ乏r.ぅ=ヲ:/::.::.:/::.::.ム::.::.::.!
. //::/::.::.l::.:i::.|r, rァラ弐乂 ゝ ´‐=c孑~,~ ノ:/::.::.::'::.::./^ ';::.::.'
//i::.'::.::.;|i::.:l::.|《弋_乏 }゙\ 〃 / /´'::./::.:イ:/^ヽ }::.:'
ノ'´ l::l::.::.小::.i::.トcぅ孑彡/  ̄ ″ ー=彡::イ::/ ノ' ) ノ '::/
l:i|::./ |::.'::!:li i! , , 〃´/´_/ r //::/"´ ̄ ̄ ̄
リj:/ j::/!i小 i! \ -、 i{ !, 、ヽ r ´.ィ::.::.::'-‐- ,
ノ' 〃 i/ }ハ `、 ゙ 、i !i u 、ヽ 厂 {::.::/ ∠
/' / ノ 、 ャ こ二二≫、 !! i::.;' ´
ヽ V 〃 》il , / Ⅳ ´ _
ヽ Ⅵ ン゙ ii / /_/ ,. ´
,. ⌒ヽ ゝ== ´ i /_ ‘´ _,. ´
/ , ⌒ヽ  ̄ ̄ 、、{ ∠ _ _,, ´
/゙ ̄ ̄\ へ __ '゚ __> ´ /
_ ¨´ ̄` 丶、
_, '´ : : : : : : : : : : : ヽ
_, </. : : : : : : : : : : : : : : : ',
, '´ V: : : : : : : : : : : : : : : : : : i、
/ _,.ノ^{ : : : : : : : : : : : : : : : : : : l 丶、
/ ` く ム : : : : : : !: : : : : : : : : : : {\ `>、
. , ', !{^V: : : :八 : :ヽ: : : 、: : : :い y' ',
′ l い{ / |/ ヽ:ぃ\: i: }: :l }`, }
j | } `!: ハ≧=ーヘ{ン=ヘ:|:ハ/l' / {
{ { ハ| `ヘ _ { /`!{ / |
} ∨ }'⌒ヽ_>,‘二´ヘ { V _ {
r' 、__ }i_ |{ _厶 ヽハハ  ̄¨ ¬、
} 八 ̄` ¬ァヾニ{{_j}-─ュ/ { }
| ,ヘ〔`二Z_j//_ン `'¬_ノヘ | {
l / } }く⌒ー=ニ´{ '、| ',
j ,′ / | `i\ `、 l l ′
{ ハ ' l l '、 l l i
l } ! l ∨ l l l l
| { i | _厶 l l ! '、
| | ! l 〃ノヘ l l ! }
| l } , {{ } ヘ { ! i {
} { { ′ }l{ j ハ `l ! } ヽ
{ _∠.._ }' , {{\{ {_ l | { _, -‐-、_ }
ヽノ´ `〈 / ヽニ厶_ ノ ゝr' Y
}O _, -、 ├-‐ ´  ̄` ー--‐ ´ } _, - 、_C{
_j⌒i´ { ぃ、} ノ'´ ヘ ヽ`い
{ { ^! ム }_, 冫 { {r‐-、>、} }l }
`'ー'^ー'^´ー'´ `´ ゝンノ
´
531:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:50:09
ヴェーダ施設内。
ヴェーダ「愚かな人間など、もう必要ありません」
沙慈「黙れ…人間も…刹那みたいな…凄い奴がいた…人間とか…イノベーターとか…
分け隔てなく…あいつはいつも、上を見ていた…たとえ世界を敵に回しても…
あいつは、たった1人で…最後まであきらめなかった!」
リボンズ「しぶとい奴め」
リボンズが沙慈を蹴り飛ばし、その胴を踏みにじる。
ヴェーダ「だがその刹那ももういません」
その時─どこからともなく、あの声が響く。
「この世界は歪んでいる…歪んだ世界の中で、お前たちが覚えておかなければならない名前はただ一つ…」
「俺は世界の歪みを破壊するガンダムマイスター…刹那…F…セイエイ!」
ヴェーダ施設内へ00ガンダム目掛けて飛び降りる刹那。
刹那「夢破れた男に花一輪…その花と共に、天に昇るがいい!」
リボンズ「己自身さえ変えられない、愚かな人間がぁ!」
刹那「それがお前らの限界だ…人間は変われる!人間もイノベーターもあるもんか…
この世界に生けとし生ける者、すべての命はみな等しい…」
532:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:52:27
しょーじき予防線でも張ってないとやってられんよ
ひとまず
肯定要素
・ガンダム…というよりは今までのバトルものアニメで沙慈とルイスのような対立軸は例がない
・本人の意思が介在していないところで不幸のスパイラルに陥っているのでこれで救われないのはあまりにひどい
・沙慈とルイスを不幸にした当事者に限りなく近い完全主人公である刹那とマリナが恋愛関係の成立を差し引いてみても、
あまり救われないENDになるフラグが見えないので、ここで彼らを幸せにして沙慈ルイを不幸にするのはあまりに不公平
・ルイスが勘違いしたまま最終結末を迎えるのではあまりに悪趣味
・沙慈もルイスも最終的に倒さなければならない相手は違う
否定要素
・アレマリが「心通じ合った形」であることの対比として扱われる可能性
・ルイスが強化人間に近い設定であることを示唆する描写
・ルイスと沙慈の現状に対するメンタルがあまりに違いすぎる
・沙慈が独立している存在ともとれる水島の発言
・アンドレイとミレイナ
・水島のハガレン 黒田のリヴァイアスのようなドロドロ愛憎劇
ぶっちゃけ今ではこれぐらいしか判断要素なし。キビシイ。ヒジョーに厳しい
否定要素は展開次第で徐々に消していけそうだが、(特にアンドレイミレイナ関係は結構早く結論出そうだ)
肯定要素は最後まで見ないと分かんねえよね
533:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:55:31
何故ミレイナ・・・
534:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:56:45
海岸に建てられたハレヴィ親子の墓。アレルヤとマリーが花を備えている。
アレルヤ「…(マリー…)」
マリー「准尉…」
2人を見守る沙慈、刹那、ロックオン(ライル)、ティエリア。
沙慈「アレルヤ…マリー…」
沙慈も手を合わせる。
沙慈「ルイス、おばさん。アロウズは滅びました。安らかに眠って下さい…」
皆も手を合わせ、ハレヴィ親子の冥福を祈る。
沙慈「みんな、聞いてくれ。ヴェーダは、人間が世界を汚せば新たなアロウズが生まれると言った。
世界を守るのは、君たち1人1人だということを忘れないでくれ。アレルヤ、マリー、いいね。」
アレルヤ・マリー「うん」
ロックオン(ライル)「沙慈、俺はこれから兄さんの分まで生きて世界中を旅するつもりだ」
マリー「私は…アレルヤと一緒に生きていきます」
ティエリア「私は…あの人(ニール)の意志を継いでこいつ(ライル)の生き方を見届けようと思う」
刹那「俺はアザディスタンに戻って、マリナと共に歌を広める事でこの世界の紛争根絶をしたい」
刹那の意外な言葉に、一同が笑い合う。
沙慈「みんな、お別れだな…」
ティエリア「うむ」
ロックオン(ライル)「沙慈!」
刹那「沙慈…また会おう」
アレルヤ「きっとだよ!」
マリー「沙慈さん!」
沙慈「また会えるよ…また会えるさ! いつかまた……君たちと会うために、
僕は僕を鍛える旅に出るよ! みんな、元気でね!」
バイクを駆り、沙慈は新たな旅に立って行った─。
535:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 22:57:02
>>530
下のシーンはわかるんですが、
上のシーンは?先生!教えて下さい!
536:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:00:51
>>278
ネーナは言うまでも無く邪悪の塊だから問答無用で処刑モノだろ
沙慈は悲惨な状況に追い込まれても人間を捨てずに必死でがんばってるのに対して
ルイスは逆に2期で沙慈を捨ててネーナと同じ邪悪の道に墜ちただろ
こいつら邪悪の化身はどっちも死ぬのがベターだろうが
これ以上沙慈に迷惑を掛け続けるよりも早く死ねとしか言えないな
537:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:01:13
>>533
旧沙慈ルイスレのコピペ。
知らなくても仕方ない。
放置推奨です。
538:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:01:53
>>535
2期の1話後半
刹那から銃を奪い泣いてるシーン
539:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:03:47
>>535
下の部分ならカタロンアジトの虐殺見てorzになってる沙慈
逆に聞きたい。上の沙慈号泣はどのシーン?
540:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:03:58
>>538
先生!ありがとうございます!
541:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:06:50
沙慈はルイスに真実を伝える。
結婚式場を襲ったガンダムはCBではなかったと。
オーライザーに乗っていた沙慈を信用出来ないルイスは
混乱し、思わず沙慈の頬を平手打ちしてしまう。
「じゃあ、私は誰を憎めばいいの!?教えてよ!沙慈!」
沙慈の胸の中でルイスは涙を流した。
沙慈はルイスを抱きしめようとするが、
ルイスはその場に倒れ込む。
突如発作を起こした、ルイスをトレミーの医務室へ……。
CBはすでにGN粒子による障害を治す方法を知っていた。
乗組員のアニューによりGN粒子の毒素除去、
そして欠損した左腕の再生治療手術が行われ、
ルイスはカプセルの中で数日間、眠りについた。
数日が過ぎ、目を開けるとベッドの横には沙慈の姿が。
「ルイス…?」
「沙慈…。」
542:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:08:34
>>539心配かけました。
解決しました。
>>538が答えです。
お二人に感謝!
543:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:09:16
新作SSかと思ってたけどスレスト狙いのコピペみたいだね
544:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:10:22
shar:新シャア専用[レス削除]
スレリンク(saku板)
【削除依頼の仕方】
1.URLリンク(qb5.2ch.net)のページへ行く。
→慣れるまでは、直接、スレへ行ってカキコよりココで書いたほうが確実。
2.削除対象部分のチェック欄にチェックする。
→「糞スレを削除」の場合は左。「荒らしと思われるAA、コピペ文等」の場合は右。
3.新シャア板の掲示板アドレスを入力する コピペすればOK URLリンク(mamono.2ch.net)
4.削除して欲しいレスのアドレスをコピペして貼る。
→レス指定削除の場合、アドレスの最後の番号を削除して欲しいレス番を書いておくこと!
5.削除ガイドラインの抵触してると思われる項目をどのスレ・レスがどのガイドラインに抵触するかわかるように書く。
削除ガイドライン URLリンク(info.2ch.net)
→くれぐれも「ムカツクから。」「糞スレだから。」等…。自分勝手な理由は書かない事!それだけで受理されなくなるので、注意!!
6.最後に重複(=依頼したスレがもう削除依頼出されているか。)していないかチェック!
→飛んだ先に紫になったリンクを開けて見て、自分が依頼頌しようとしてるスレが入ってるようなら、やめておこう!
7.終了。後は削除人が動いて仕事をしてくれるのを神に祈れ!!
※荒らしにかまうと削除依頼がスルーされることがあります
黙って報告、これが基本です
今度は普通に語れますように
545:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:14:01
もう何がなんだかわけわかんね
546:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:14:38
アロウズについては、カタロンのアジトにオートマトン
を使ったのが許される範囲とそうでない所の瀬戸際あたり
(武装したテロリストの基地殲滅自体は問題ないんだけど、
使用してるのが無差別虐殺兵器ってのは、倫理的にアウト)
メメントモリの使用は、政治的な手続きを踏んでる形跡もないし、
数十万から数百万の無差別虐殺で、命令した人間から、実行した人間まで
全員アウト(普通、死刑)
上に責任者がすべて悪いって書いてる人もいるけど、
命令を受ける側も不法な命令は拒否しなきゃいけない
(逆らった場合に生命が危うい事が証明できないと、有罪)
責任の大小は当然あるけど、基本的には、アロウズに所属してる人間は
なにかしらの罪をしょってると思っていいよ
まあ、CBなんかは100%犯罪者の集団なんで、それに比べればましだったってのはあるが、
都市一つ消滅させちゃったのは、いくらなんでもなあ
とりあえずこの手の論争によく見られる
「正規軍なんだから罪はないだろ?」という論調には首をかしげざるを得ない
正規軍だろうが民間人も巻き込んで虐殺していることが露呈すれば
第三者は許し難いと思うだろう
断罪されないのはただ巨大な後ろ盾に守られているというだけの話
547:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:18:23
>>545
コピペ対策でSSだけでも集めたまとめサイトとか必要なら作ろうか?
っても自分モリタポ持ってないので過去スレ見れないけどw
548:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:21:37
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/| ハl、 |: lヘ二キ=≦、"\`\二二ミ l | : 厶/- 、
/ {′ }小: ! 弋fy兀ミヽ \ア兀f汀》リ /r' } \
, -‐- 、 / ! ‘、い!ヽ ̄三¨ 、 ¨三 ̄ノi/ノ 丿 ヽ _
/ ヽ ‘ Vハ }| r/゙! l 丶
/ `、 、 vい 〈:! /] ! | i
l V ヽ V`ヘ ヽ ^ _ / ! ! | |
_| ^ 、 V 、 V/へ ー‐==一' ’ /i ノ | | |
/」ハ ` V ハ V//::>、  ̄ ̄ /::::::!/ ̄ ハ ! /
, '´ vヘ ∨ ハ ̄∨::::::::\ イ::::::::/ / { , /
. / Vヘ _,r' V j ゝ---- `ニ´、-セ^´ ,.ィ ′__ / 厶
/ Vヘ V、 \_____」 〉 l-‐ /}!/ / | / イ {
f ⌒ヽ Vヘ vヘ ____ノ_/_/ -‐ ´ヽ 」ヘ/ /K ノ^!
| 、 Vハ , ヘ } 「 { { { _r
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
, ゙: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
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/ _! l | : i: /l: l 、:、:ヽ: : : : : :ヽ ヽ: : : :l: : : :!
´ ! l |: :ハ:! !| ヽ: ヽ、丶、: : 、: :、: :、: i: i: :,'
/|l ハ: トl{弍ト 、 い \ _>ミ、:ヽ: ! ! ム/`ー 、
,  ̄\/ ! l′ハ:l`トゞ=癶ミ=〈゙\く弌ィぅかミl: i i/ ! ヽ_
/ ヽ ! ゞト  ̄ ! ニ=='- i/i/) 丿 ヽ\
/ ' ‘ vハ i /, /| i ヽ
j,ヘ Vハ vヘ /} ,r 1 | | |
ノハ ’ vハ v:ヘ ヽ{ ' , ':i ! | | |
/´ Vハ vハ V/>、 ⌒ ー==ョ /:::::! ム ‘ | '
, Vハ vハ  ̄V//:>、  ̄` イ:::::::::// / / /
. / Vハ vハ l////ゝ--‐ ´::::::::::::::〃 /l / /
f⌒ヽ Vハ { ム  ̄ ̄ ̄丁丁丁¨ ̄ / ! / , ヘ
| \ vヘ , ヘ {>、 `ー――} ナナ ニニィヽ // ̄[//「 ̄〉
! 、 vヘ l ヘ } 「 ̄ ̄ ̄ ̄{ ̄「「 ̄ /厂 /「 厂/
‘ 、 \ ! Vー┴――‐十 ナナ  ̄ ̄ j_// /
549:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:37:06
>>524-526の元ネタってなに?
550:通常の名無しさんの3倍
09/02/25 23:40:03
>>547
先生!よろしくお願いします。
551:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 01:30:16
ステーション建設事務所にて
「クロスロード君、新人だからって無理するなよ」「もう少しなんです。これ片付けたら帰ります」
(…早く一人前になるんだ。一人前になって…今度こそルイスとふたりで
…誰にも邪魔されずに…今度こそ……今度こそ………)
「……サジ…沙慈!」「…ル、ルイス!どうして?」
「なに呆気にとられてるの?約束忘れちゃったの?」「忘れてない!忘れるもんか!でもどうして?」
「今月から配属された新人のルイス・ハレヴィです。沙慈の事探しちゃった。コネって使えるわね」
「…」「頑張るのはいいけど、服がヨレヨレじゃない」「ご、ごめん」
「さあ立って!…背、伸びたんだ」「そうかな?」「大人になっちゃたんだ」
「ハハハ。そうだ!一緒に来て!見せたいものがあるんだ!」「ちょっと…沙慈!」
「クロスロード君起きたまえ」「こっ、ここは?」「無理をしてもすぐには結果でないよ」
「…はい」「シャワーでも浴びて来たまえ。服がヨレヨレだぞ」「!!ハイ」「…焦るなよ」
552:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 01:35:02
次回 ルイスの願い、沙慈の夢
京娘さん。ありがとう。
553:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 07:10:36
-ヴェーダ内部・中枢エリア-
刹那・ライル・ティエリア「突入するぞ!」
扉が開き、3人がヴェーダの内部に突入する。
刹那「リボンズ!」
リジェネ「助けてぇ――! ソレスタルビーイング――…」
柱にはまだリジェネの頭部が残っていた。
リジェネ「ボクが機械人形だったなんて、リボンズ…」
リジェネの頭部がとうとう崩れ、鉄屑と化してしまった。
ティエリア「リジェネが鉄屑に…」
ライル「アニューやリヴァイブと同じ死に方だぜ!」
リボンズ「はっはっは、その通り!」
刹那「リボンズ!!」
3人が上を見上げると柱の天辺にリボンズが立っていた。
リボンズ「アニューもリジェネも、私が作った操り人形だ。それだけじゃない、ルイスもまた同じなのだよ!!」
刹那・ライル・ティエリア「え?」
リボンズ「つまり君たちは今までずーっと機械人形と戦ってきたってわけだ! はっはっは!!」
554:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 07:11:07
-ヴェーダ外部・人工自然空間-
沙慈「うわああ――っ!!」
沙慈がルイスの攻撃に吹き飛ばれるが、ジャンプして避けるも、もう1つの攻撃で倒れる。
ルイス「はっはっは……私の勝ちだな。地獄へ行け、沙慈! ハハハハ!!」
沙慈「なぜだ!? ルイス……なぜ僕の想いをそこまで踏みにじることができるんだ!?」
ルイス「ふっ、とどめを刺してやる! はあっ!!」
沙慈「負けてたまるか! ルイス、目を覚ましてくれぇ!!」
ルイス「うわっ!!」
沙慈が捨て身でルイスに突進し、2人は崖下に転げ落ちていく。
ルイス「うわああ――っ!!」
沙慈は傷を負いながらも立ち上がり、うずくまるルイスに対して黙って拳銃を突きつける。
ルイス「おのれ、沙慈…」
沙慈「覚悟、ルイス…」
その時、沙慈の足元に天使の羽根が落ちる。
羽根が輝きだし飛んでいくと、沙慈の拳銃が空気の中に溶ける様に消えてしまう。
沙慈「銃が…」
そしてどこからか、沙慈の名を呼ぶ懐かしい声が聞こえてくる。
「沙慈…沙慈…!」
沙慈が声の主の方向へ振り向くと、それは見上げるほどの高い岩の柱にいる光から発したものだった。
光はやがて人の姿に変わり、現れたのはなんとルイスだった。
しかもその姿は4年前に沙慈の元を去った時そのままの姿であり、
背中に白き翼を有した、まさに天使そのものの姿であったのだ。
555:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 07:11:41
天使ルイス「沙慈!!」
沙慈「ルイス…いったいどういう…」
沙慈は今まで戦っていた目の前にいるルイスと天使の姿をしたルイス、
2人のルイスが存在する事実に困惑の表情を浮かべている。それは目の前にいるルイスもまた同じであった。
ルイス「私がもう1人…どういうことだ!?」
天使ルイス「ルイス、あなたの…いえ…私の魂は…すでに昇天している…」
ルイス「何!?」
天使ルイス「今、真実を語らねばならないのです!!」
岩の柱に立つ天使の姿をしたルイスの身体がまばゆい光を放ち、光は全てを暖かく包み込んでいく。
沙慈「ルイス!? 真実って…」
天使ルイス「4年前の戦いのとき…私は死に、その魂は…とっくに天国へ。
今、沙慈の目の前にいる私は、リボンズが作り出した…ただの操り人形に過ぎない!」
ルイス「操り人形…!? バカな!」
天使ルイス「全ては世界を我が物にするため。リボンズの遠大なる陰謀だった…
おろかな機械人形よ…私の偽者よ…元の塵へ還りなさい!!」
ルイス「ぐわああ――っ!!」
ルイスの体が機械むき出しの姿になって崩れ始める。
ルイス「うそよ…うそよ! たとえ機械人形だろうと、私はお前たちを永遠に憎む!!」
とうとう頭部のみが残る。
沙慈は事の顛末をただ見守ることしかできない状況だ。
ルイス「私は…アロウズの…人類初のイノベーターの…ルイスなのだ…」
顔からも機械が露出し始めて見る見る崩れていき、その姿はただの鉄屑となってしまった。
天使ルイス「風よ、鉄屑となった私の偽者を…永遠に塵に還したまえ!!」
天使の姿をしたルイスの声に従うかの様に一陣の風が吹き、
風はかつてルイスだった鉄屑を見る見る塵に風化させる。
そして風が穏やかに止むと、鉄屑は跡形も無く消えていた。
556:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 07:12:48
沙慈「ルイス!」
天使ルイス「安心して沙慈。私はママと、天国で…昔のように仲良くして…」
いつの間にか天使の姿をしたルイスの母がルイスの隣に現れ、2人は手をつないでいる。
天使ルイス「沙慈、私はもう二度とあなたの前に姿を現せない。
でも天国で…いつもあなたのことを思っている…」
沙慈「ルイス…」
天使ルイス「急いで。残るはリボンズ1人…一刻も早くリボンズの野望を止めないと、
また世界は…巨大な力で崩壊の危機にさらされる。沙慈、さようなら…」
天使の姿をしたルイスとルイスの母が天に昇っていき、やがて消えていく。
沙慈「巨大な力!?」
557:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 07:13:19
-ヴェーダ内部・中枢エリア-
リボンズ「ボクはヴェーダを手中に収めた。世界唯一のイノベーター・人類の革新を導く者となったのだ!」
リボンズの全身が光り、その姿はまるで大天使そのもののとなった。
リボンズ「はーははは! もはや到底貴様らの及ぶところではない、くらえ!!」
リボンズの攻撃に3人が倒れる。
リボンズ「はーははは! ボクはの世界唯一のイノベーターなのだ。はっはっはっ!!」
アレルヤ「待て、リボンズ! はああっ!!」
アレルヤ、マリーがリボンズの行く手を阻む。
マリー「まだ私たちとの決着はついていないわ!」
リボンズ「懲りない奴らよ…」
アレルヤ「勝負だ!」
アレルヤとマリーがリボンズに挑むが、リボンズの想像を絶する力にまた倒れる。
リボンズ「所詮は出来そこないの超兵…ボクのようなイノベーターには足元にも及ばないな。
ヴェーダから発する力こそ、この世の最大の力なのだ! 思い知ったか、ソレスタルビーイングの諸君!!」
マリー(ソーマ)「おのれ…」
マリーの人格がソーマに変わりリボンズを睨みつけるが、
同時にヴェーダから出る光のロープが目の前に倒れる5人を結び、地面に叩きつける。
リボンズ「くらえ!」
リボンズの攻撃が5人に炸裂する。
リボンズ「ソレスタルビーイングもこれでおしまいだ、はっはっはっ!!」
558:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 07:14:44
その時突如、ヴェーダ全体が大きな揺れに巻き込まれる。そしてヴェーダの前に何かが降り立つ。
それはなんと、暴走した数体のアルヴァトーレだった。
刹那「アルヴァトーレだ…」
刹那の言葉の後、沙慈がやっとヴェーダ内部に到着し状況を確認すると同時に、
天使の姿をしたルイスが語った言葉の真意を理解していた。
沙慈「ルイスが言った巨大な力って、このことだったのか!?」
数体のアルヴァトーレから巨大なビーム砲がヴェーダに向けて放たれる。
沙慈「刹那、みんな!」
ヴェーダ内部では轟音が響く。
リボンズ「アルヴァトーレが創造主たる私に逆らうだと!?」
ヴェーダ内部が崩れ始め、刹那たちが大きな揺れに怯む。ヴェーダはどんどん崩壊していく。
ライル「どうなってんだ!?」
ティエリア「4年前に破壊されたアルヴァトーレが量産されていたとは…」
アレルヤ「何だって!?」
マリー(ソーマ)「このままじゃヴェーダが爆発する! 逃げるしかないわ!」
リボンズ「ここで決着を付けるんだ、ソレスタルビーイング!
貴様らが死ねば戦いはイノベーターの勝利となり…アルヴァトーレの暴走は収まる!
だからお前たちはここで地獄へ送ってやろうじゃないか! はっはっはっ…」
リボンズが6人に一斉攻撃を仕掛ける。
刹那「そんなことをしたら、貴様も死ぬぞ!」
沙慈「これ以上、憎しみと悲しみを増やすわけにはいかない!!」
刹那たちに攻撃を仕掛けるリボンズ。
満身創痍になりながらもリボンズに戦いを挑む刹那と沙慈。
ナレーション「プトレマイオスは沈んだ。リジェネもルイスも、今はいない。残るは、リボンズ1人!
だが、土壇場になって数体のアルヴァトーレが現れた。
果たして、刹那たちは!? 全ての運命は怒涛の勢いで終息に向かって突き進んでいた!」
559:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 07:20:48
以上、>>553-558にSSをまとめてみました。
一部内容は>>524-526を修正していまーす、京娘さん、いつも削除依頼ありがとうです。
560:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 12:55:38
なにやら色々ごちゃごちゃになってますが、皆様楽しく沙慈ルイ萌え談義しましょう。
あくまで沙慈とルイスのカップリングのスレです。
どちらか一方が主役ではないことに注意!沙慈に重きを置くなら沙慈スレ、ルイスならルイススレへどうぞ。
歴代スレタイが、「幸せ」「希望」「未来」がキーワードになっている点も注意してください。
空気を読んで楽しく沙慈ルイ萌え談義しましょう!
自治厨ぽくなってスミマセン。
あとは>>491の説明通りです。
561:通常の名無しさんの3倍
09/02/26 14:22:53
なんかSSが痛々しく見えるんだけどな、これってここで描くことじゃねえだろ
どんだけルイスドリ―ム脳だよ アホか?
ここ沙慈ルイスレじゃなくて実質ルイスドリーム厨の巣だ
なあもうマジにルイスカプスレ立てたら?
いい加減ルイスドリ厨のSS垂れ流しがうざいんだけど
沙慈ばっかしなんでロクでもない目に会う妄想ばっかしすんのおまえら
他のカプスレ見てもここまで見当違いの話を普通に入れてるのここしかないぞ
他のカプスレはみんな固定カプで萌え話できてんのに
なんでここはルイスハーレムスレになってんの
なんかさ、少し間をおいてスレ見たらしつこく沙慈ルイの長文妄想繰り返してる奴と
やたらピリピリして他スレへの誘導話持ち出したりルイスカプスレ作れよ!て言い続けてる奴
どっちも実は一人ずつなんじゃね?と思えてきたよ…
とか言うと両陣営から「自分は一度しか書き込んでないから一人じゃない、無理矢理認定すんな」とか言われちゃうんだろうなw
まぁ沙慈ルイドリ厨はいい加減落ち着きなさいよとしか言えんわ、正直迷惑だから
沙慈ルイに関係してるのとルイスに関係してるのでは全然違うのに
ルイスに関してイノベやらアンドレイやら話してるのは本当にキャラスレでやれとしか思えなかった
むしろそれを指摘して逆に文句やら言い訳やら言われるカプスレなんて初めて見たわ
だからルイスドリ厨のオナニースレって言われんだよ
じゃあ言わせてもらうが沙慈をあっさり疑うルイスはアホじゃないってのか
この女結局沙慈のこと信用なんかしてなかったんだよ
それなのにワガママだけはやり放題
あーもう、こういうルイスは悪くない悪いのは沙慈なルイスドリ厨となんかやってらんねえよw