09/02/08 04:24:51
>>208
「僕は人間だぁ!」
誰もいないはずのプトレマイオスに今日もその声は響いていた。
「ティエリア・・・もう治らないんだね」
リジェネは同じ容姿の変わり果てた姿を毎日見守っていた。
しかし彼の心はすでにボロボロだった。その時、後ろから
あの優しい声が聞こえた。
「今日もここに来ていたのかね?」
「良男・・・」
「大丈夫さ、彼はきっと治る。それまで君は私の可憐な連れとしていてくれ」
「気持ち悪いよデブ、どっか行ってよ」
そういうとリジェネは良男の頬を札束で叩いた
そのことを知ってか知らずか、再びあの声がプトレマイオスに響いた
「僕は人間だぁ!」