09/01/03 00:34:31
よし、>>506のおかげで少し浮かんだ。脳内姫の実体化に注意。
ネーナ「よし、着物も髪型もバッチリ!どう、刹那。似合ってる?」
刹那「………」
ネーナ「なんでこっち向かないの?」
刹那「向く必要が無いからだ」
ネーナ「こらぁ!愛しの彼女に言う言葉がそれかぁ!」
刹那「新年早々騒ぐな。手元が狂ったらどうする」
ネーナ「あたしを放っといてMGシナンジュなんか組み立てて……刹那のバカ!」
刹那「初詣ならこれが終わってからだ。後少しだから待っていろ」
ネーナ「誰のために着飾ったと思ってるのよー!」
刹那「……それでなくても十分可愛いだろうに(超小声)」
ネーナ「むぅ、何か言ったー?」
刹那「……何でもない」
アリー「ったく、刹那が来ねえから一人で初詣なんか来たけどよ……見渡す限りの女が着物姿じゃねえか。
どこの娘も同じように着飾っちまってよ。個性ってもんが無えよな。浮かれすぎとも言うのか……」
マリナ(着物姿)「あら、アリーさんじゃありませんか」
アリー「うおっとぉ!?姫さんか!」
マリナ「どうかしましたか?」
アリー「いや、何も……聞かれてねえよな(超小声)?」
マリナ「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
アリー「あぁ、こちらこそ……」
マリナ「刹那君はお元気でしょうか?」
アリー「えぇ、あいつの事なら心配いりません」
マリナ「そうですか。それは良かった……それにしても、今日は着物姿の女性が多いですね」
アリー「そ、そういう日だからですかね?」
マリナ「そうでしょうねぇ。それに……」
アリー「それに?」
マリナ「女性が着飾るのは、『そんな自分を見て欲しい誰か』がいる……という意味もあるのですよ?」
アリー「……そういうものですかね」
マリナ「えぇ。主に好きな人や大切な人に、ですね」
アリー「そうですか……姫さん、あんたにも……」
マリナ「?」
アリー「……あんたにも、『見て欲しい誰か』ってのはいるんですか?」
マリナ「えぇ。私にもいます」
アリー「そうですか……」
マリナ「ところでアリーさん」
アリー「な、なんでしょう?」
マリナ「私の着物、似合ってます?」