08/12/22 01:30:47
ナレーションで繋ぎまくったけれど、降誕劇は好評終了。
明日はクリスマス休暇でみんな帰省。
「?」物音に目覚めるフレイ。
「し~っ」と人差し指を口にあてる、やっぱり目が覚めていたステラ。
カチリ、とドアが開き、黒いシルエットが浮かび上がる。
そ~っと入ってきた侵入者はペンシルライトでクローゼット辺りを照らしている。
背中を向けたその隙に、毛布を跳ね上げステラが襲いかかった。
「うわわわぁ~」
「この!この!変態!!」押さえ込まれた侵入者に、フレイがスタンドで殴りかかる。
「うわ、痛て、こら、止めろ!」侵入者が毛布の下でもがいている。
「何の騒ぎだ?」部屋の灯りが点き、宿直のナタルが現れた。
「変態です!」「泥棒が」フレイとステラの声が重なる。
「違うぞ!!」
毛布の下から現れたのは、憤然としたカガリ。
既に目の周りが青くなってきている。
「ぷ、何それ!三賢人の髭じゃない」
吹き出すフレイと、胡散臭げに眺めるステラ。
いつの間にか他の部屋からも野次馬が集まってきた。
サンタクロースの衣装に付け髭、部屋の隅に吹っ飛んだ袋で、
事情を察して頭を抱えるナタル。
「カガリ・ユラ・アスハ、消灯以後に余所の部屋に出入りしてはいけない規則だ。
反省文は帰省前に出すこと。とりあえず今日はプレゼントを渡してから部屋に戻りなさい」
振り返って野次馬をながめ「君達も部屋に戻りなさい」と追い払う。
「ミリアリア、君はこのことを知っていたのか?」
「いえ、騒ぎがあったから、カガリも見に行ったと思っていました」
「ともかく今日は部屋に帰ってもう寝なさい!」