08/07/29 22:42:45
P123-131
超人機関破壊のくだり。
「殺さないで!」という声が直接脳に響く。
P129には泣きながらトリガーをひくアレルヤの挿絵。
「意識がひとつひとつ消えていった。痛みが霧散するように消失していく。
アレルヤは人を殺している実感を脳で直接感じていた」
このあたりの描写は細かいので一読をお勧め。
体を固くしたまま動かないアレルヤ。
P137-141
アレルヤとスメラギのお酒を飲むくだり。
おおはばに補完されていてアレルヤが自分の心境を吐露する。
「ぼく、とても恐かったんです」
「うん…」
アレルヤは同胞の命と一緒に自分の過去が消えていく気がしていた。
体をいじられたこと、動物を見るように自分達を見ていた大人、
脳天をつんざくような激痛、仲間が毒殺されたのをみて
自分ではなかったと思った汚い安堵感、「何も感じないように」と
無気力な目をした少年の頃の自分、
それらが消えていくような気がしてアレルヤは安心していた。
自嘲するように笑って自分はひどい人間だというアレルヤに
「そうよ、私達は希代のテロリストだもの」と返すスメラギ。
このへんはTVより小説のほうが描写が細かくて良いのでお勧め。
スメラギさんがお母さんみたい。
・・・・・駄目だ(ry