スーパー戦隊 バトルロワイヤル Part3at SFX
スーパー戦隊 バトルロワイヤル Part3 - 暇つぶし2ch583:名無しより愛をこめて
09/02/27 22:53:58 E7AlQ8daO
>>582
楽しみですね!
ついにあの3人が!!とwktkが止まらない

584: ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:09:44 sM6XDsJR0
投下いたします。

585:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:10:27 sM6XDsJR0
 血と肉片が散らばる床から、さくらは血塗れの槍を手に取った。
 おそらくそれはフラビージョの装備だったものだろう。
 支給品の全てを破壊され、ズバーンに見捨てられたさくらには貴重な武器だ。
 落ち込んでいる暇などない。自分には確固たる目的がある。
 さくらはズバーンを一瞥すると、頭の中で地図を広げた。そして、自分が今、どの辺りにいるかを瞬時に把握する。
(さて、これからどこへ向かうべきでしょうか?)
 西と南は既に禁止エリアとなった。ならば、北か東。
 東はあと数分もしない内に禁止エリアと成り果てる。普通に考えれば北だ。
 だが、だからといって北へ向かえば、まだこのエリアにいる者、例えば、おぼろと鉢合わせる可能性が高い。
 ならば、危険を承知で東を抜けるべきか。
(ここで様子を見るというのは……ありえませんね)
 留まるという第3の選択肢をさくらは否定する。
(チーフはきっと都市部のどこかに居ます。留まったところで、チーフが私を見つける可能性はそれこそ0でしょう。
 行動しなくては、何も始まりません。一刻も早くチーフと合流するためには動くべきです)
 ロンに掛けられた暗示は惨めで見苦しい無様な死に様を晒すこと。特に相手は指定されていなかった。
 だが、二度目のロンの邂逅と、その心の奥底にある明石暁への強い執着心から、さくらは明石以外に死に様を晒そうとは思わなくなっていた。
(東にしましょう。一か八かですが、誰かを相手にするより、時間を相手にした方が幾分か楽そうです)
 さくらはスッと立ち上がると、東へと身体を向けた。時間を相手にする以上、これからの行動には俊敏さが求められる。
(……今、何か音が)
 しかし、さくらは周りの警戒を怠ってはいなかった。
 空気の震えを感じ、素早く物陰に身を隠すと、耳に全神経を集中させる。
(聞こえます。これは……足音。こちらに近づいて来ている?)
 おぼろか、グレイか、はたまたフラビージョを殺した殺戮者か。
 何にせよ今のさくらにとっては誰であろうと大した問題ではない。
(チーフと合流するまで、もう迂闊な接触は避けるべきですね)

586:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:10:59 sM6XDsJR0
 幸いにして、闖入者との距離はまだある。逃げるには充分な距離だ。
 だが、踏み出したさくらの足は一歩目で止まった。
「おい、誰かいるか!」
(こ、この声は……)
 さくらはその声に聞き覚えがあった。
(いえ、ありえません。そんな幸運。動かずとも、会えるなんて、そんなこと)
 可能性は限りなく低い。だが、実際に耳を震わせたその声を、自分が間違えるはずもないその声の主を疑う余地はない。
「チーフ!!」
 さくらの声に足音が刻むリズムの速度を増す。
 やがて、さくらの視界が声の主を捉えた。
 その姿は紛れもなくさくらが待ち望んだ男。赤のボウケンジャケットを身に纏った明石暁だった。
「さくら、無事だったのか!」
 笑顔で暁はさくらに駆け寄る。対して、さくらもわずかな距離を埋めるため、暁に駆け寄った。
 二人の距離が程なくして0になる。
「はい、チーフも無事のようで何よりです」
「ああ。しかし、この惨状は……」
「ええ、私が来た時にはもうこの状態でした」
 暁は眼前の光景にわずかに顔をしかめた。
「犠牲者は魔神クロノスとの戦いでクロノス側にいた巫女、フラビージョ。
 そして、おそらく手を下したのはメガブルーを呼び出そうとしていた放送の主でしょう」
「放送?そんなことがあったのか」
「そういえば、チーフはロンからの放送があった時点ではG2エリアでしたね」
 さくらは簡単にメガブルーを呼び出す放送のことを暁に伝える。
 そして、同時にお互いがどの時間軸から来ているのかの確認も行った。
「流石です、チーフ。既に時間軸の違いに気付いていたとは。
 すると、チーフは私がいた日時より、1ヶ月程後ということになりますね。
 それでチーフ、その間に共有すべき情報は……」
「さくら、ミッションはまだ継続中だ。情報交換は移動しながらでも出来る。先に進むぞ」
「それもそうですね」
 踵を返した暁に、さくらも移動の準備をする。

587:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:14:02 sM6XDsJR0
 そうは言っても、さくらの持ち物と言えば、槍ぐらいだが。
「さくら、ズバーンを取ってくれ」
「えっ」
「ズバーンだ。そこに落ちているだろう」
 さくらは暁に会えた喜びにすっかり失念していた。床に放置されているズバーンの存在を。
「どうした?」
 ズバーンを取りたいのは山々だが、さくらはズバーンには拒絶されている。
 おそらく、もう一度、取ろうとしても結果は一緒だろう。
「チーフ、ズバーンはチーフが持つべきです。私は―」
「俺は既に命令した」
 なんとか誤魔化そうとするさくらだったが、暁は背中を向けたまま、取り合おうとしない。
(……仕方ありません)
 チーフの命令は絶対。
 おずおずとさくらはズバーンに手を伸ばした。
「ぐっ!ああああーーっ!」
 ズバーンから発せられた電流がさくらの身体を駆け巡る。
 覚悟していた分、悲鳴を抑えることは出来たが、持つには至らず、すぐにその手を離してしまう。
「……やはりな」
 暁は振り向き、鋭い眼でさくらを捉える。
 さくらはその態度から、暁が目的を持って、自分にズバーンを拾わせたことを悟る。
 そう、冒険者たる暁がズバーンの宝石が黒ずんでいることを見逃すわけもなく、冒険者たるさくらがズバーンを拾わないことは普通ならありえない。
「はぁ、はぁ、はぁ…………チ、チーフ……」
「さくら、どうしてズバーンはお前を拒む?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「答えろ、さくら!」
「………」
 さくらは槍を自分の咽喉元へと向ける。
「!」
「チーフ、私は殺し合いに乗りました。殺し合いに乗って、グレイというロボットを破壊しようとしました。
 クエスターを挑発し、殺そうとしましたが、返り討ちに合い、土下座して、靴を舐めて、命を乞いました」

588:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:16:20 sM6XDsJR0
「さくら―」
 暁が言葉を掛けようとしたのが見て取れた。おそらく慰めの言葉だろう。
 だが、さくらは口を噤まず、言葉を紡ぎ続ける。
「その後、蒼太くんに会いました。
 蒼太くんは半年以上前の蒼太くんだったみたいですけど、私が殺し合いに乗ったことを知っても許してくれました。
 でも、私はそんな蒼太くんを手にかけてしまいました。
 ズバーンに見捨てられるのも当然です。人を殺すことを躊躇わず、自分の保身のためには誇りさえ捨て、信じあえる仲間まで犠牲にしました。
 どうしようもなく惨めで、生きていることが無様です。だから、私は―」
「死んで、全てを精算するつもりか」
 さくらはわずかに頷き、肯定の意思を示すと、ゆっくりと眼を閉じた。
 瞳から一粒の涙が、零れ落ちる。
 最後にこの世で最も敬愛する男に看取られ死ねるのだ。悔いはない。むしろ、堕ちた自分には過ぎた最期だ。
「そうか、ならば死ねばいい。俺は止めない」
「―えっ」
 一度は閉じたさくらの眼が開かれた。
 命を失うことに躊躇いはない。もう覚悟はできた。例え、どんな慰めを受けようが、手を止めようとは思っていなかった。
 だが、暁の反応はさくらの常軌を逸していた。
「どうした、何を驚いている?お前が自分で決めたことだ。俺はそれを否定するつもりはない」
「チ……ーフ?」
 槍を握ったさくらの手が震えだす。
 仲間を信用しているといえば聞こえはいいが、何の反応も示さないのは違うのではないか。
 チーフにとって、自分は生きようが、死のうがどうでもいい存在だったのか。

(これじゃあ、私の死ぬ意味が)―これではサクラにした意味が―

 さくらの中で自分以外の誰かの声が聞こえた。
 腕が勝手に動き、咽喉元から槍が少しずつ離れていく。
「だが、それは自分で決めたことなのか?」
「えっ」
 気付けば、暁はさくらの眼前へと移動していた。

589:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:18:22 sM6XDsJR0
 そして、その直後、さくらは腹に重い拳の一撃が入ったのを感じた。
「………!」
 声にならない悲鳴を上げ、さくらの意識はゆっくりと闇へと沈んでいった。



 目蓋を閉じても、太陽は容赦なく、瞳に光を届ける。
「ぅぅっ、私は……一体……」
 さくらが意識を取り戻すと、そこは太陽の光に照らされた芝生の上だった。
 自殺するため、自らに槍を向けたところまでは覚えているが、そこから後がどうにもはっきりしない。
「気がつきました?」
「チーフ!」
 掛けられた声に、さくらは反射的に名前を読んだ。
 だが、見れば、またもそこには予想外の人物の姿があった。
「蒼太くん!あなた、生きて……いえ、それよりチーフは!」
「僕が生きてたことより、チーフですか。傷つくなぁ」
 軽口を叩く蒼太をキッと睨みつける。
 そんなさくらに、蒼太はやれやれと大げさなアクションを取ると、さくらの後方を指し示した。
「チーフなら、あそこにいますよ。……あそこで倒れているのがチーフです」
 さくらから数メートル先。身を伏している赤いボウケンジャケットを纏った男。
 さくらは息を飲むと同時に男へと駆け寄り、その身を抱き起こした。
「っ!」
 男は紛れもなく暁だった。さくらが間違えるはずもない。
 ただその状態は先程とはまったく違っていた。
 彼のジャケットは腹部を中心に、染料とは違うものでより真っ赤に染まっていた。
 顔は血色を失い、じわりとした汗で湿っている。
 息はあるものの注意しなければわからないほど微かだ。
「そんな、チーフ……」

590:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:19:56 sM6XDsJR0
「危ないところでした。さくらさんを抱きかかえてタワーから出てくるチーフを見つけましてね。
 何をするかと思えば、ナイフを振りかざし、さくらさんを切り裂こうと。
 それで僕は已む無く、チーフを―」
「嘘、嘘です!」
 必死に首を振るさくらを、嬉しそうに見下ろす蒼太。
「そう嘘です。チーフが殺し合いに乗るなんて考えられません。だから、それは表向きの理由ですよ。
 本当はさくらさんを介抱していたチーフの隙を突いただけです。
 あっけなかったですよ。これがあの不滅の牙かと思うほどね」
「なぜそんなことを」
「決まってるじゃないですか。殺し合いに乗ったからですよ。これを見てください」
 蒼太は服を捲り、自らの腹を見せる。
 そこには深くナイフで刺されたような傷痕があった。
 それはさくらがその手で付けた傷に間違いない。
「あの後、ロンが現れて、殺し合いを円滑に進めるという条件で不死の薬というプレシャスを僕にくれましたよ。
 そのおかげでなんとか一命を取り留めることができました。
 で、気づいたわけです。さくらさんもロンの甘言を受けて、殺し合いに乗った。だから、僕を刺した。違いますか?」
「私は違う!」
「違う?何が違うんですか。なら、目的を言えますか?殺し合いに乗った目的を」
「も…く…てき?………わたしのもくてき、目的は……」
「もう誤魔化すのはなしにしましょう」
 さくらは必死に考える。考えるが―
(わからない)
 ―何も思い浮かばなかった。
 それも当然と言える。所詮はロンに無理矢理植えつけられた思考。
 論理的に考えていけば、最終的には矛盾に行き当たる。
 何より、当の暁の命は風前の灯。更に蒼太はロンに下ったとなれば、ここで死ぬ理由もない。
(わからない)
 さくらは頭を垂れる。ふと、チーフの顔が目に入った。
 チーフは苦しげな表情を浮かべつつ、何事かを必死に囁いていた。
 さくらは耳を近づけ、その言葉を聞く。

591:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:22:56 sM6XDsJR0
「さくら……お前の…目的は…………自分で決めろ」
(チーフ……)
 さくらは自分の中で何かがぱっと弾けたような気がした。
 思い出されるのは暁と初めて出会った日のこと。
 サージェスへの加入を渋る自分に、暁は誰にでも自分だけの宝があり、それは自分で見つけるしかないと説いた。
 自分だけの宝を一緒に見つけようと言ってくれた。
 それは本当にしたいことを見つけれず、迷走していた自分にとって、方位磁石を与えてくれたようなものだった。
 そして、今も暁は自分が進むべき方向を示そうとしてくれている。 
「思い出しました」
「え?」
「思い出したんです。私の目的を。そう、チーフ。チーフに、私の見苦しく惨めな死に様を晒すこと。それが私の目的。
 ここに連れてこられた時、ロンにそう暗示をかけられたんですよ。
 だから私はあなたを挑発し、チーフの眼の前で殺されようと企んだ。もっともそれは失敗してしまいましたがね」
 さくらはチーフを地面にゆっくりと下ろすと、立ち上がり、蒼太を正面から見据えた。
「なるほど。チーフが死ぬ前に僕に殺されようというわけですか」
「いいえ、もうそのつもりはありません」
 そう、他人に命令された道を歩くつもりはない。
「それじゃあ、チーフの仇を討つために僕を殺す?」
「確かにチーフを刺したあなたは憎い。ですが、元を糺せば私が原因です。そのつもりもありません」
 手を血に染める必要などない
「だったら、どうするんですか」
「勿論、ロンを倒します。全ての元凶を倒し、元の世界に戻り、冒険を続けます」
「ふっ、流石さくらさんだ」
 さくらの決意に蒼太は笑みを浮かべると、暁へと近づく。
「何をする気ですか!」
「種明かしですよ」

592:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:24:37 sM6XDsJR0
 蒼太は懐から不死の薬を取り出すと、暁の傷口に近づけた。



「つまり、全てチーフの作戦だったわけですか」
「そうだ。最初から順番に話そう」
 町を歩く、暁、さくら、蒼太の三人。
 暁は多少、ペースは遅いもののその歩みはしっかりとしたものだった。
 さくらはいつでも支えられるように暁に寄り添っている。
 そして、蒼太は二人の傍らで自分が来た時間軸より後に造られることになるアクセルテクターを興味深げに見つめていた。
「アクセルテクターを戻したときから異変には気付いていた。アクセルテクターは熱され、銃弾のような傷が付いていたからな。
 おそらく戦闘が起こり、ディパックを燃やされる事態。つまり、命に関わる事態が起こったと俺は予想した。
 それが誰の身に起こったことかはわからなかったが、俺は戦闘が起こった場所を重点的に捜索することにした」
「だから、あんなところまで捜索に」
「そうだ。そして、さくらの言葉から窮地に陥ったのがさくらだということに気づいた。
 同時にズバーンが放置されている意味にも」
「そう、ずっと気になっていたんですよ。チーフはズバーンのおかげでさくらさんが操られていることに気付いたって、言っていたけど。
 僕はズバーンの存在を知らないし、その剣でどうやってわかったが疑問で」
 蒼太はさくらが持つズバーンを指し示す。
 宝玉こそ光を失ったままだったが、さくらに危害を与える気配はない。
「ズバーンは悪しき心の持ち主を拒み、正しき魂の者にだけ扱える。だが、それだけでさくらが放置する理由にはならない。
 扱えないというだけで、持つことは誰にでもできるんだ。それなのに、さくらは拾うことすら出来なかった。
 それは何故か。ズバーンは教えてくれたんだ。今のさくらに悪しきモノが宿っていることをな」
「なるほど。で、合流した僕を使って、さくらさんが自我を意識するように仕向けたわけだ」
「でも、チーフ、流石に無茶が過ぎます。もし、私が正気に戻らなかったら、チーフは死んでいたかも知れないんですよ」
 自分のためとはいえ、さくらとしては一発、腹を殴りたい気分だ。流石に命にかかわるので、本気でやる気はないが。

593:サクラチル ◆i1BeVxv./w
09/03/01 17:26:30 sM6XDsJR0
「血のりや苦しそうな演技だけでは直ぐに見抜かれると思ったんでな。それに蒼太から不死の薬があることは聞いていた。
 そして、何より、西堀さくらはロンには負けたりしない。そう信じていたから俺も命を賭けることができたんだ」
「チーフ」
「まあ、これも―」
「それも……ちょっとした冒険というやつですか?」
 暁の言葉に、他の誰かの言葉が重ねられる。
 三人の前に現れる金色の靄。
「「ロン!」」
「おやおや、主催者直々のお出ましとは、光栄の極みだ」
「ふん、その余裕、気に入りませんね」
 余裕の笑みを浮かべる暁を、ロンは憎々しげに見つめる。
「確かに西堀さくらの洗脳を解いたのは見事でした。が、それでこのゲームが終わったわけではありません。
 それに正直な話、もう解いてもいいかなと思っていたところです。
 元々、彼女を洗脳下に置いたのはあなたが驚愕し、絶望する表情を見たかったからですからね」
「洗脳を解いたのは俺の力ではない。さくら自身の力だ。俺も、俺の信じる仲間もお前には負けはしない!」
「クククッ、随分と威勢がいい言葉だ。伊能真墨が死んだと聞いたとき、あなたはどんな顔をしましたかね?」
 ロンの台詞に今度は暁の顔が激しい怒りの表情に変わった。
「フフッ、いい顔です。私は貴方のそんな顔が見たいのですよ。
 仲間を信じるのも結構ですが、果たしてそんなこと、いつまで言っていられますかね?
 あなたは知らないでしょ。あなたの仲間たちが今、どんな状況に置かれているかを。
 ある者は息絶え、ある者は手を血に染める。そんな様を見たとしてもあなたは―」
「生き返らせてもらうさ。お前をにはその力があるんだろ?
 お前を倒し、死んだ全ての参加者を生き返らせる。それが俺の望みだ!」
「ふぅ、どうやらこれ以上話しても無駄のようですね」
 薄く笑い、再び、金色の靄となり、消えるロン。
 強く拳を握り締める暁。
 定時放送が始まったのはそれから直ぐのことだった。


594:サクラチル ◇i1BeVxv./wの代理投下
09/03/01 18:58:38 +GPqElRA0
【名前】明石暁@轟轟戦隊ボウケンジャー
[時間軸]:Task46後
[現在地]:F-5都市 1日目 昼
[状態]:下腹に刺し傷(不死の薬の効果により回復中)
[装備]:アクセルラー@轟轟戦隊ボウケンジャー、スコープショット@轟轟戦隊ボウケンジャー
[道具]:ラン様カード@爆竜戦隊アバレンジャー
[思考]
基本方針:ミッションの達成(仲間と合流し、脱出する)
第一行動方針:仲間をこれ以上死なせない。
第二行動方針:ロンを倒し、仲間を生き返らせる。
※首輪の制限と時間軸のずれを知っています。

【名前】西堀さくら@轟轟戦隊ボウケンジャー
[時間軸]:Task42以降
[現在地]:F-5都市 1日目 昼
[状態]:健康
[装備]:アクセルラー(損壊、要修理)。聖剣ズバーン@轟轟戦隊ボウケンジャー
[道具]:なし
[思考]
基本行動方針:仲間と合流し、ここから脱出する。
第一行動方針:明石暁と共に行動する。
※首輪の制限と時間軸のずれを知っています。




595:サクラチル ◇i1BeVxv./wの代理投下
09/03/01 18:59:56 +GPqElRA0
【最上蒼太@轟轟戦隊ボウケンジャー】
[時間軸]:Task.3、後
[現在地]:F-5都市 1日目 昼
[状態]:下腹に刺し傷(不死の薬の効果により回復中)
[装備]:アクセルラー@轟轟戦隊ボウケンジャー、スコープショット@轟轟戦隊ボウケンジャー、ヒュプノピアス@未来戦隊タイムレンジャー
[道具]:アクセルテクター@轟轟戦隊ボウケンジャー 、バリサンダー@忍風戦隊ハリケンジャー、支給品一式
[思考]
基本行動方針:ミッションの達成(首輪解除・脱出・ロンの打倒)
第一行動方針:目的を果たす為、ロンの出した条件を飲む(あまり積極的ではない)
※首輪の制限と時間軸のずれを知っています。


430 :サクラチル ◆i1BeVxv./w:2009/03/01(日) 17:34:00
投下終了。
誤字、脱字、矛盾点他指摘事項。ご感想があればよろしくお願いします。





596:名無しより愛をこめて
09/03/01 19:06:48 +GPqElRA0
投下乙です。
そしてGJでした。
チーフかっこえーっと思ったところで、蒼太マーダー化キター!!!!
と言うドキドキを見事にひっくり返してくれました。
時間軸の処理も違和感なくさすがでした。
面白かったです。

597:名無しより愛をこめて
09/03/01 19:35:21 N93O1z300
投下&代理投下GJ!!です
チーフ無茶過ぎるーーー!!流石、熱き冒険者だ!
題名でドキドキ、自殺しようとするさくらさんにハラハラ、まさかの蒼太さんマーダー化!?と、
次から次へと繰り広げられる展開に惹き込まれました。
このまま墜ちるばかりかと思われたさくらさんを救いあげた、チーフと蒼太さんの連携と、チーフの無茶が格好良すぎます。
面白かったー!もう一度GJ!です。

それにしても、ロンの悔しそうな顔が目に浮かぶw

598:名無しより愛をこめて
09/03/05 04:33:16 N7DpFaYtO
いつも更新乙です。

599:名無しより愛をこめて
09/03/05 17:55:01 jFmYigCO0
チーフ&蒼太は最強コンビって感じだな。
ボウケン本編でこの二人メインが無かったのもうなずける。
有能すぎて逆に話が作りにくい。


600:名無しより愛をこめて
09/03/05 21:22:01 0dwgZCz+0
でも、蒼太の心理描写は一切ないんだぜ。これがな。

601:名無しより愛をこめて
09/03/05 22:01:28 +1/TnbSDO
>>600
うぉ!今気付いた。すげーw

実は……って事もあり得る訳か!

602:名無しより愛をこめて
09/03/09 20:12:56 fF1gIfA6O



603:名無しより愛をこめて
09/03/09 20:28:43 fF1gIfA6O
>>600
言われるまで気が付かなかったなあ。
相変わらず、描写が巧みだ。
予約も楽しみ。


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