09/01/26 21:38:30 4XhmEFxZO
ガイは問う。
「俺の名前かい?俺はネジビザールだよ~」
ふざけた調子でしゃべるネジビザールを見てガイは思い出した。
(こいつメガブルーって奴を捜してた放送のイカレ野郎だ!!…今の体でまともに戦うのは不利だぜ……)
ガイは冷静に思考を巡らせた。
相手はあの放送を聞く限りかなりイカレた野郎だ。
しかもあの呼びかけに集まった人数は多いはず。
それにもかかわらず奴が生き残っているという事は相当実力があるはず。
……やはりまともに相手をせず逃げるのが上策だろう。
だがどうやって逃げる?……奴は出口の前に立っている。
(ちきしょう……迂闊だったな……大声出したのはまずかったぜ……しゃあねえ、一か八か飛び降りるしかねえな。)
幸いこのビルの高さは他のビルに比べて低い。
「なんだい、逃げる方法でも考えてるのかい?」
ネジビザールがじりじりと近寄りながら言う。
(一見隙だらけに見えるが一歩でも奴の制空圏に入ればあの爪でズタズタに引き裂かれちまう…)
そう考えてる間にもネジビザールとガイの距離はますます近くなる。
(奴の気を引く方法……そうだ!)
ガイは閃いた。
(あいつの捜しているメガブルーを使えばいいんだ!)