08/09/04 22:48:42 23hMJ9qT0
面白いのは龍騎のインペラー佐野。俺は佐野のエピソードってかなり気に入っているんだけど、
こいつは既存のレギュラーキャラではなく事実上井上専用キャラであり、
同時に物語自体は大枠であるライダーバトルの中での一挿話という形を取っている。
だからこのキャラに井上色が強く出ても、他のキャラや全体のストーリーの流れにはさほど影響が出ないし、
むしろ「それぞれの願いをライダーバトルに賭けた人々の群像劇」という
龍騎の基本コンセプトの中で、群像のバリエーションを広げるという効果が出る。
全体の流れの中で、井上部分だけをパッケージとして切り出して除去しても
ストーリーの全体的な流れに影響が出ないときに限り、井上色はそんなに悪いものじゃない。
そんなわけで、正しい井上の使い方というのを考えてみた。
1.メイン脚本とかストーリー構成には絶対に起用してはならない。
白倉のように特異なプロジェクト管理能力に恵まれた人間にコントロール
されていない限り、井上のメイン起用は破滅への最短コースだ。
2.サブで起用する場合、メインのストーリーの流れに影響を及ぼすような
展開を書かせてはならない。もし書かせるのであれば、とにかく強くタガを
はめておくこと。メインキャラは大事にしよう。
3.井上がサブで入る部分については、可能であれば全体の物語の流れの中で
そこだけ独立した一エピソードとして扱えるように構成しておく。
完全な一話完結のように、その部分だけを切り取っても全体の流れには
影響が出ないようにすること。
4.その上で、井上部分についてはメインキャラへの影響を
最小限に留めるために、そのエピソード限りのゲストキャラを
設定して、ストーリーはゲスト中心で進行させることが好ましい。