08/09/04 21:46:02 h/JyCsmq
【甘口辛口】9月3日
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「WBCは星野監督でいいのか」というサンスポCOMの緊急アンケートで、「YES」は13%だった。政権をほうり出した福田首相でさえ、直近は支持率は20%台だったというから
13%は“論外”だ。五輪惨敗後、燎原の火のごとく広まった批判を受け止め、WBCでの続投は思いとどまるのが世間の常識ということだろう。
万事ひとごとのようだった福田首相は「就任するまで首相になろうと考えたことはなかった」という。一方、星野さんは五輪監督をやりたくて仕方なかったようで、WBCも同じらしい。
支持率の低さではいい勝負になった2人だが、ポストへの執着心という点では大きな違いがあるらしい。
1日にはプロ野球実行委員会が開かれ、1時間も論議されたWBCの監督問題は、結局加藤コミッショナー一任という形になった。
「前年度の日本一監督などすっきりした形はいくらでもあるのに、いろんなしがらみがあり肝心なところが不透明で、よくわからないのは政界と同じ。球界も混迷している」
と本紙専属評論家の江本孟紀氏は苦笑する。
うらみごとを並べたて、最後は記者の質問に切れた福田首相の会見は聞いていて不愉快この上なかった。引き際の美学などかけらもなかった。しかし、禍転じて…で辞任により与党側は、
自民党総裁選がマスコミで大きく取り上げられて注目を集め、新首相が高い支持率を得ると期待しているそうだ。
首相に先を越されたが、“男星野”のイメージを大事にするならこの際、星野さんこそ男らしく身を引く美学を見せてもいい。支持率が回復し、
「もう一度チャレンジを」の声が出たら改めて信を問うてみたらどうか、老婆心ながら思う。(今村忠)