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強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人、カルデロンのり子さんと母親サラさんの
仮放免期限が16日に迫った。先に父親アランさんを強制収容した東京入国管理局は、
「両親が自主的に帰国する意思を表明すればのり子さんの在留を認め、表明しなければ
3人とも強制送還する」と通知している。入管当局なりの妥協案かもしれないが、脅しとも
映る対応を潔しとしない。諸事情を勘案し、一家に在留特別許可を与えるべきケースではないか。
アランさん夫妻は出稼ぎのため、92、93年に相次いで他人名義のパスポートで来日。
結婚して、95年にのり子さんを授かった。アランさんは内装解体工として働き、今では
後輩を指導する立場だ。所得税、住民税を納めてもきた。のり子さんは埼玉県蕨市の
市立中1年生。明るく、音楽部の活動にも熱心で、たくさんの友だちに囲まれている。
一家が地域社会に受け入れられている様子は、蕨市議会が在留特別許可を求める
意見書を採択し、2万人を超す住民らが法務省への嘆願書に署名したことでも明らかだ。
一家が引き続き滞在することが、社会に害を及ぼすとは考えにくい。逆に、一家が
強制送還されれば、日本語教育を受けてきたのり子さんは言葉と文化の壁に直面する。
毎日新聞 社説:カルデロンさん 親子在留を許すべきケースだ
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