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つづき
一方、ラ・サールや久留米大附設など地方の伝統校、大分上野丘や札幌南などの公立校が数を伸ばして
いるのも目を引く。地方における東大志向の高まりはここ数年顕著だが、その理由のひとつに東大が05年
から行っている地方での学校説明会があるという。
「東大が自ら出向き、垣根を低くすることで地方の優秀な受験生を獲得しようという戦略が奏功した。これまで、
東京の中高一貫校にはかなわないと思っていたが、いざ挑戦してみたら受かったという身近な先輩を見て後輩
たちも自信を深めている。ずっと地元にいるなら九州大や東北大などかつての帝大でもいいが、世界で活躍し
たいとなるとやっぱり東大。そういう志向が受験生に広がっている」(安田氏)
今年は不況の影響もあり、早稲田や慶応など人気の私立大学も受験者を減らしたが、地方から東大を目指す受験生
は逆に増えている状態。「東大を見るかぎり、不況の影響はない」(安田氏)といい、赤門への道はますます厳しくなっているようだ。
■開成高校・内川章教頭の話 「不況の影響からか、今年は安定を求めて医学部系に進学する生徒が多く、東大の
受験者が大幅に減った。地方の高校の躍進も(合格者減少の)要因だろう。地方の東大志向は続いており、従来の
学校(名門校)が上位を独占するのは難しくなってきた」
おわり