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・麻生首相が外務大臣時代の平成19年に出版した「とてつもない日本」(新潮新書)が
10日、全国で爆発的に売れるという珍現象が起こった。
これまでの発行部数は約20万部だが、支持率低迷とともに現在はほとんど「死んだ状態」
(出版関係者)だった。ところが、アマゾンの書籍ランキング(11日現在)で4位に急浮上。
書籍販売動向の指標とされる紀伊国屋書店全店の売り上げも、8日には5冊だったものが、
9日に224部、10日に272部と跳ね上がった。
この背景は、「2ちゃんねる」で火がついた「3月10日に本屋で麻生太郎の本を買おう!」
という“祭り”。3月1日にたてられたスレッドに、呼びかけ人はこう記している。
「麻生首相がマスコミや各所からバッシングを受け、支持率も低迷している今だからこそ著作購入を
通して麻生首相支持を表明するイベントのスレです」
「2ちゃんねる」に詳しい札幌国際大学の大月隆寛教授は「インターネットの世界には、物見
高いけれど無責任、それでいて正義感も持っていた江戸の町人気質が感じられる。マスコミの
激しい麻生たたきに対して、町人気質が異議を唱え、多くの賛同者を生んだと考えるべきだ」と
解説する。 一方、版元の新潮社は「ただただ困惑している」とコメントしている。
麻生首相は同書で「日本人が考えている以上に日本は(国際的に)評価され、期待もされている。
悲観していても何も始まらない。『日本の底力』をもう一度見つめ直し、未来を考えるよう」と訴えている。(一部略)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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