09/03/11 13:53:50 O
・新聞各紙の世論調査で、民主党小沢代表は辞めるべきだ、という意見が半数を超えていた。
さらに、小沢氏の記者会見の説明が、「納得できない」という意見が8割前後にのぼっていた。
これを受けて、民主党の党内までが揺れ始めたという。
小沢氏の肩を持つわけではないが、日本人はもっと冷静になったほうがいい。
一般ピープルならまだしも、いやしくも立法府の構成員である国会議員までが、「起訴されたら…」とは、
刑事罰の仕組みや刑事訴訟法の精神を理解していないのだろうか。
近く裁判員制度が始まり、誰もが裁判員に選ばれる可能性があるのであえて言うが、
小沢氏が民主党の代表を辞めたら、日本の民主主義は、ハッキリ言っておしまいだ。
知っている人には釈迦に説法だが、まず、「逮捕された人=犯人」ではない。
証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合に限って、被疑者の身柄を拘束できる。これが逮捕だ。
しかし、この段階では被疑者は捜査当局が罪を犯したと疑っているに存在に過ぎない。
逮捕された人、イコール犯人ではない。
新聞などでよく「捜査当局の調べによると……」と書かれているが、あれもすべてが事実であるとは限らない。
あくまでも、警察や検察など当局がそう思っているという程度の話なのだ。
さらに言えば、起訴された被告人というのも、検察官が処罰に値すると思っている人に過ぎない。
裁判で有罪が確定するまでの間は、いわゆる「無罪推定」なのである。
法廷で検察官が縷々述べる被告人の罪状も、あくまでも検察側の「主張」であって事実ではない。
捜査員も検察官も人間だから、思いこみや間違いもある。
感情的になって、何かをやってしまうことだってある。そのこと自体は非難できない。人間だから当たり前だ。
つまり、何が言いたいのかとい言えば、「秘書が起訴されたら、小沢氏は辞めるべきだ」という論調が、
いかに非合理かということだ。
小沢氏は例の会見で、「(秘書が)起訴されることはないと信じている」と、なんともノー天気なことを
言っていたが、これはあり得ない。(>>2-10につづく)
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